大学ってどんなところ?
大学とは
大学とは、小学校から高校までに学んだ内容をさらに深く、学問として追求して学び、幅広い知識や教養を身につけられます!
大学で学んだ知識や教養は、就職先の選択肢の幅を拡げ、職業を自由に選択することができるようになります!
ほかにも、収入面に関しても、大学卒業者は優遇されていることが多く、卒業後の社会生活をより豊かな生活ができるので、絶対に大学は行くことを強くオススメしています。
大学には、国公立大学と私立大学に分けられます。
国公立大学VS私立大学 どっちがいい!?
違いは大きく分けて2つ!学費と入試の仕組みが違います。
1学費の違い
入学から卒業までの学費は・・・
- 国公立大学
約245万円 - 私立大学・文系学部
約370万円 - 私立大学・理系学部
約530万円
内訳 | 国公立大学 | 私立大学・文系学部 | 私立大学・理系学部 |
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入学金 | 282,000円 | 234,763円 | 256,208円 |
学費 | 2,143,000円 | 3,035,416円 | 4,286,240円 |
施設設備費 | ※1 | 628,984円 | 762,260円 |
4年間総計 | 2,425,200円 | 3,698,163円 | 5,304,708円 |
※1 大学によって必要となる場合があります。
これに加えて地方に進学すれば、生活費や交際費、教科書代など諸経費が必要になります。
大学生のほとんどは奨学金制度の利用とアルバイトを併用して生計を立てています。
2入試の仕組みの違い
国公立大学・文系学部 | 国公立大学・理系学部 | 私立大学・文系学部 | 私立大学・理系学部 | |
大学入学共通テスト(1次試験) | 5教科7科目 (外国語、国語、地歴公民から2科目、数・理から2科目) |
5教科7科目 (外国語、国語、数・理・地歴公民から5科目) |
一般的には5教科7科目だが、科目数は大学によって異なる。 大学入学共通テストの総合点で合否判定されるが、個別試験を課す大学もある。 |
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個別学力検査(2次試験) | 2〜3科目 (外国語、数学、国語、地歴公民から選択) |
2〜3科目 (外国語、数学、理科から選択) |
1〜3科目 (外国語、国語、地歴公民・数学から選択) |
1〜3科目 (数学、理科、外国語) |
推薦試験等 |
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受験方法は国公立大学か私立大学かで大きく分かれます。国公立大学の場合、まず大学入学共通テスト(2021年より開始)を受けることになります。
この結果を受け、各志望校に願書を提出し、2次試験を受ける必要があります。
2次試験の内容は大学によって異なりますが、学科試験や小論文、面接などになり、科目数は5教科7科目をまずは1次試験で突破しなければなりません。
科目数が多い分、時間に余裕をもって、効率よく対策する必要があります。
私立大学の場合、受験方法の選択肢が複数あります。推薦、AO入試、一般入試です。
受験方法が複数ある分、志望校合格のチャンスが多くあります。科目数は1〜3科目。科目数が少ないので、1つ1つの科目を丁寧に対策することができます。
学生生活としては、国公立大学も、私立大学も、大きくは変わらないことが多いです。
大学や学部・学科によってカリキュラムが異なりますが、短大生や専門学生に比べて自由な時間が多くあり、資格取得を目指す、バイトに励む、海外留学をしてグローバルな世界を満喫するなど多くのチャンスと選択肢があります。
大企業の多くは、【大卒以上】を募集条件としています。
大学を卒業しているということは、社会人としての教養が身についており、専門分野の知識を持っている優秀な人材とみられるからです。
大企業に就職したり、責任のある仕事につくことができれば、自分に対して自信を持てるようになり、自分が望んだ未来に向かって進むことができます。
大学を卒業して就職した人と、高校を卒業してすぐに就職した人では、生涯稼げる賃金に大きな差があります。自分の思い描いた将来を叶えたいのであれば、大学進学を目指すことをおすすめします。
大学進学するとどんな良いことがあるの?
1生涯賃金に差が出る!
国の調査である「平成29年金構造基本統計調査(厚生労働省)」によると、大卒者の平均初任給は20.6万円、一方高卒者の平均初任給は17.9万円となっています。なんと、社会人1年目にして、およそ3万円の差がみられます!
大卒 | 高卒 | |
全体 | 20.6万円 | 17.9万円 |
男性 | 20.7万円 | 18万円 |
女性 | 20.4万円 | 17.8万円 |
それでは、60歳まで働いた時の生涯賃金はどのような違いがみられるのでしょうか。計算してみました。
大卒 | 高卒 | |
男性 | 2億1500万円 | 1億6500万円 |
女性 | 1億7100万円 | 1億2000万円 |
男性の大卒者で2億1500万円、高卒者は1億6500万円、女性の大卒者で1億7100万円、高卒者で1億2000万円という結果になりました。
なんと、大学受験をくぐり抜け大学を卒業した人と、高校を卒業してすぐに働き出した人では、生涯賃金は5000万円もの差が生まれるのです!
2将来選択の幅が広がる
大企業の求人要項は【大卒以上】が条件であることがほとんどです。高校を卒業しただけでは大企業の就職面接を受けるチャンスすらないこともあるのです。
将来、「こんな職業に就きたい!」「もっと自分を試してみたい!」などの夢を持った時に、大学を卒業していれば、その選択の幅を拡げることができ、チャレンジすることができるのです。
大学の4年間で資格取得したり、留学制度を活用してグローバルな生活を満喫したり、ゼミで互いの意見をぶつけ合い切磋琢磨したり。良い環境のなかで、様々なことにチャレンジし、自分自身の幅を拡げることができるのです。
高校卒業後の進学先って大学以外にどんなところがあるの?
大きく分けると、大学、短期大学、専門学校の3つがあります。それぞれの特徴を比較してみます。
大学 | 短大 | 専門学校 | |
教育内容 | 学術的な研究を行う | 教養を身につけるとともに、専門的な知識や技術を学ぶ | 実践的・実務的な技術を身につけるところ |
学校数 生徒数 | 786校 2,918,708人 |
326校 113,008人 |
2,805校 597,898人 |
2019年3月高校生徒の進学率 | 49.8% | 4.8% | 16.4% |
修学年数 | 4年制 ※医学部、歯学部等一部の学科で6年制 |
2年制 ※医療系など一部3年制 |
1〜4年制 |
入試 | 一般入試 推薦入試 AO入試 |
一般入試 推薦入試 AO入試 |
一般入試 推薦入試 |
卒業に必要な単位数、授業時間数 | 124単位以上 ※医学や歯学は6年制188単位以上など規定あり |
2年制 62単位以上 3年制 93単位以上 |
800時間以上 (夜間は450時間以上) |
学位・称号 | 学士 | 短期大学士 | 専門士、高度専門士※規定あり |
進路 | 専攻の系統・分野に関連ある職業に限らず、さまざまな業界への就職 | 専攻系統・分野の専門職へ就職、一般職、進学(編入学、大学) | 専攻分野に関連の高い職業への就職 進学(編入学、大学など) |
メリット |
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デメリット |
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もしあなたが、「将来絶対に整備士になりたいんだ!だから専門学校に進学する!」「レストランで働きたいから調理系の専門学校へ行きたい!」など、明確な夢があるのであれば、それに合わせた進学先を選択しても良いと思います。
しかし、「まだ、将来どんな職業に就きたいのかわからない」「いまは法律に興味があるけど、具体的にどんな業種があるのかわからないし、じっくり考えたい」など、時間をかけて将来の選択をしたい場合や、自分の可能性の幅を広げたい場合は、ぜひ大学進学を選択して欲しいと思います。