よくその地域の実力テストや模試などで聞かれる偏差値ですが、どのようなものか知っていますか?
偏差値とは簡単に言うと、自分がその集合体の中でどの位置にいるかを表している数字です。
偏差値って一体何?
偏差値は自分だけでなく、周りの環境によっても変化します。
偏差値は25~75ぐらいの幅があるのが一般的です。
例えば、100点満点のテストの平均点が50点とするとします。
0点の人は偏差値が25、平均点ピッタリの人は偏差値50、満点の人は偏差値75といった具合です。
平均な公立中学校の定期テストの偏差値は、大体30~70の間で考えておけば間違いないでしょう。
高校などの難易度の高い模試では偏差値15もしくは20~85もしくは90なんていう偏差値が出るものもあります。
それでは、偏差値はどのように計算されているのでしょうか?
偏差値の求め方とは?
自分の偏差値がどれぐらいかを知る方法は、その地域の模試を受けることをお勧めします。
北海道で言えば、道コンがそれに当たります。
中学校3年生だと志望校判定も出るので、今自分の志望校のレベルと自分のレベルを比較すると、どのぐらいかという合格の確度を知ることができます。
公立中学校の定期テストで偏差値が出ることはあまりありません。
誰でも簡単に偏差値を計算できる方法があります。
それはこの公式に当てはめることです。
偏差値=50+(自分の得点―平均点)÷2
偏差値―2、+2ぐらいの多少の誤差は出ますが、大体の自分の位置を把握することができます。
誤差がない完璧な偏差値を出すには、テストを受けた人数と、テストを受けた一人一人の点数が分かることです。
学校のテストにおいては、他の人の成績を全部知っているのは担任の先生ぐらいですから、到底自分で正確な偏差値を出すことは不可能ですよね?
外部模試を受検するのが、自分の正確な偏差値を知る唯一の方法です。
高校入試に偏差値はなぜ必要なのか?
高校入試は偏差値が合格のカギを握ると言っても過言ではありません。
なぜなら、高校入試は自分の学力検査の得点だけで合否が決まらないからです。
高校受験は、受験者全体の偏差値で合否が決まります。
高校入試の合否は、当日の学力試験の結果と中学校3年間の内申点の合計を上から順番に並べ、自分がその定員数に入っていれば合格となります。
ですから、その地域の外部模試の偏差値はとても重要になってきます。
今年の中学校3年生の受験生の中で自分がどの位置にいるか、つまり偏差値を知ることが重要なのです。
道コンSSで自分の位置を知る
道コンとは、北海道学力コンクールの略称です。
北海道の小学生、中学生が自分の位置を知るために受験する学校以外の外部模試のことです。
中学校3年生になると、ほとんどの北海道の生徒が受ける模試になります。
道コンSSとは北海道学力コンクール受験時に、個人成績票に印字される偏差値のことです。
道コンSS50が道コン全体受検者全体の平均になります。
前年度の入試得点が5科目で300点満点でいくつぐらいか、道コンSSと比較すると大体の入試当日の予想得点を割り出すことが可能です。
裁量問題と標準問題に分かれており、およその計算ができます。
全て5科目それぞれの裁量問題と標準問題で得点別偏差値(SS)が出ています。
目標にしている志望校の当日の予想得点と自分の道コンSSを比較して、志望校の点数だとしたら、現在の学力でどのぐらい当日点がとれそうなのかをよく見てみましょう!
実力が足りていない場合は、内申点をもっと伸ばすために定期テストの点数を上げることや、道コンの偏差値を上げるために範囲が決まっている分野と苦手分野の克服に注力するなどの対策を立ててみましょう!
偏差値だけで志望校を決めてはいけない
今自分が行きたい学校があるけど、学力が足りないから諦めよう!
偏差値が足りてないから、もっと志望校を下げよう!
はっきり言うと、入試当日まで何が起こるかは誰にも予測できません。
例えば、自分の得意分野の場所ばかりが出題されて合格することもありうるのです。
志望校を決める際には、まず学校へ足を運んでみることです。
行ってみると分かりますが、私立高校と公立高校でも全然雰囲気が違います。
制服はどうなのか、生徒や先生の雰囲気はどうか、自分のやりたい部活はあるか、進学先はどんなところに行っているのかなど、まずは肌で感じて来てください。
目標をしっかり持って学習に取り組めば、志望校合格も夢ではありません。
來春、自分がその学校に入学している時のことを思い浮かべて、日々の勉強に力を入れていきましょう!
まとめ
偏差値の出し方は分かりましたか?自分の正しい偏差値を知るには、模試を受けることです!
自分の位置を正確に把握し、日々の学習をもう1度見直してみましょう!
自分の志望校合格を実現するための指標として、偏差値を有効活用してみてくださいね!