「小学校の時には勉強方法には困ったことがなかったのに、どうして?」
「中学校に入学してから、勉強方法が全く分からなくなってしまった!」
そんな悩みをお持ちのお子さんや保護者様は多いのではないでしょうか?
中学校の勉強の仕方が分からない!
中学校に上がってから、勉強方法が確立できないまま、どんどん学習内容の難易度が増し、学習スピードも上がり、全くついていけなくなった話はよくあります。
分からないままテストがやってきて、成績が小学校の時より急降下してしまったので、さらにやる気が出なくなり、学習に対するモチベーションが下がっていきます。
そんな悪循環の中、中学生としての自覚を持って、自主的に勉強してもらいたいと思っている親には「勉強しろ!」と怒られ、板挟みにあっているお子さんは多いはずです。
中学校の勉強の仕方ってどのように進めていけばいいのでしょうか?また、中学生の正しい学習方法とは何なのでしょうか?
中学校ではなぜ勉強方法が分からなくなるのか?
小学校では勉強はできる方で成績は良かったのに、なぜ中学校に上がると勉強の仕方が分からなくなってしまうのでしょうか?
答えは簡単です。
テストに出る範囲が小学校の時と比べて、圧倒的に中学校の方が量が多いからです。
小学校では1単元が終了すると、1単元分のテストが課されていました。
中学校に入学すると、中間テスト、期末テスト、学年末テストなどの定期テストがあります。
定期テストは1科目2単元~3単元が普通で、学年末テストなどになると、多い中学校ではそれ以上の単元が範囲になる場合もあります。
また、学年が上がっていくにつれて、全学年の復習分野も範囲に加わってくるなど、テストに出る内容はだんだん濃くなってきます。
学校の先生によっては、その地域の都道府県の公立入試の問題なども意識し、入試問題に近い内容を入れる先生もいます。
こうなってくると、直前の勉強だけでは学習量が追い付かなくなり、毎日の学習習慣が必要不可欠になるのです。
まずは勉強に対するやる気を出そう!
勉強はしなくてはいけないのは分かっているけど、やる気が出ない。こんな悩みは中学生全員が抱えている悩みだと思います。
やる気を出すためには、まずは明確な目標を立てましょう。
次のテストでは何点を目指すのか、将来どんな高校を目指したいのかなどの将来の目標もいいでしょう。
でも、遠い目標だとなかなかピンとこないので、ご褒美などを決めるといいです。
テストの目標点を決めて、それを達成したら、お小遣いが増える(もらえる)、何か欲しい物が手に入るなど、保護者と相談して決めましょう。
辛い勉強をしなくてはならなくても、楽しいことが待っていると思えば、モチベーションアップにつながりますよね!
次に学習環境を整える
なるべく勉強に集中できる静かな空間で、エアコンなどの温度調整もしっかり行い、勉強に不要なスマホ、ゲーム、漫画などは見えないところに置く、保護者に預かっていてもらうなどの工夫をして学習環境を整えましょう。
また、学習時間の合間には必ず10分ぐらいの休憩を挟むと良いでしょう。
適度な休憩を入れて勉強することで、勉強にもメリハリがつき、集中力が高まります。
中学生の勉強のやり方とは?
小学校と比べて、範囲が広いとは言っても、早くから対策していけば安心です。備えあれば憂いなしです。
中学校の勉強は教科書、問題集(ワーク)、プリント、ノートが中心です。まずは教科書内容でその日に習ったことをきちんと覚えるようにしましょう。
それから、漢字や文法事項、英単語や英熟語、理科や社会の用語などの暗記系のものはテストの1か月前ぐらいからどんどん覚えるようにしていきましょう。
暗記系は読む、書く、目で見るなどフルに五感を使って覚えると記憶に残りやすくなります。
学校の授業内で配布されたプリントやノートから出題される場合もありますので、何が書いてあるのかを理解し、見直しておきましょう。
教科書、プリント、ノートの暗記や見直しが一通り終わったら、問題集(ワーク)をまずノートに一周解いてみましょう。
その際には、ノートに書くか、予め部数をコピーしていくなどし、問題集(ワーク)に直接書き込まないようにしましょう。
問題集(ワーク)に書き込まないのは、中学生の勉強の基本です。○をつけ、分からなかった箇所は問題番号にチェックを入れておきましょう。
テスト範囲を一通り解いたら、問題集(ワーク)の2周目に入りましょう。
これを繰り返し行い、得意科目ならば2~3周、苦手科目ならば、4~5周ぐらい解きなおすと、かなりの力がつきますよ!
これを5科目全部やってみてくださいね。
かなりの量がありますから、最低でもテスト勉強は1か月前からスタートすることをおすすめします。
もちろん、毎日の学習で少しずつ消化していくのもいいですよ!
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まとめ
はっきり言うと、中学生の勉強の正しい方法や正攻法はありません。
基本は教科書、ノート、プリント、問題集(ワーク)などを使って、時間をかけて取り組んでいくことなのです。
その中で自分なりの効率の良い勉強方法を見つけていくことが、中学生なりの勉強方法なのです。