「勉強のやる気が出ない」
「勉強よりゲームの方が楽しい」
このような悩みを抱えて、勉強に取り組めていない学生も多いのではないでしょうか。
確かに、勉強よりゲームの方が楽しいですよね。そこでもし、ゲームと同じような感覚で勉強が出来たとしたら、勉強も楽しくできますよね。
ゲーム感覚で勉強する「ゲーミフィケーション」
ゲーム感覚で勉強なんて出来ないと思う人もいると思います。しかし、ゲーミフィケーションというゲームで用いられているシステムや要素をゲーム以外の分野に取り入れる手法を使えば可能です。
ゲーミフィケーションでは、勉強に「楽しさ」「興味」を与えます。
ゲームが楽しいと感じる理由には、ボス討伐という目標があり、自分がレベルアップやクエスト攻略することで報酬が得られる、そして最後にゲームをクリアするという一連の流れがあるからです。
中でも、この報酬というのが脳内物質の「ドーパミン」を分泌してやる気や楽しさを感じる仕組みになっています。
勉強にゲーミフィケーションを取り入れる方法
ゲームと比べてなぜ勉強のやる気が出ないのでしょうか。
それは、勉強での目標や報酬が確実性がなく、ぼんやりとしたまま行わなければいけないため、やる気が起こらないからです。
それではこのゲームの仕組みを、どのように勉強に取り入れるゲーミフィケーションを行うか解説します。
目標を明確にする
勉強をして、志望校合格・成績上位入賞などの報酬や目標というものは確かにあるかもしれません。しかし、ゲームと違って確実性が低いです。
ゲームでは〇〇を倒す、〇〇するという明確な目標、良いアイテムがもらえる報酬などが明確に存在しています。
そこで、まずは勉強における目標を明確にしましょう。
「目標」とはゲームでいうクエストのようなもので、小さいものから大きいものまで設定して良いでしょう。
例えば、「1日2時間勉強する」「毎日単語帳をやる」などから「志望校に合格する」「テストで10位以内に入る」というものです。
ここで、注意して欲しいのは高難易度すぎる、確実性が低いものを設定しないようにしましょう。
最初に立てた目標が高すぎると、挫折してしまい今後に影響してしまうので徐々に難易度を上げる、まさにゲームのように設定すると良いでしょう。
報酬の機会を増やす
目標を立てたら次は報酬がなければ今までの勉強とあまり変わらないかもしれません。
そこで、目標を達成したら貰えるであろう報酬を用意します。勉強の目標を達成すると、「成績が上がる」「テストの点数がよかった」というのが報酬に該当します。
テストの結果というのがわかりやすい報酬のため、小テストを頻繁に行うことで良い点数・報酬を何度も受け取り、勉強のモチベーションが上がります。
目標を達成する
ゲームとはやはりクリアーの瞬間がなんといっても嬉しいものです。そのため、志望校合格などの大きな目標を達成した際には大きな喜びを感じられます。
この達成感を勉強に強く与えることでより勉強が捗るようになります。
勉強ゲームとは?
勉強にゲーム性を持たせる、ゲーミフィケーションを紹介しましたが、そもそもゲーム感覚のように勉強させてくれる勉強ゲームもあります。
勉強ゲームは、スマホやPCからプレイすることができ、アプリでは通学時間や睡眠前の空き時間などにサクッとできるのが魅力です。
中学生におすすめの勉強ゲームアプリ
それでは、中学生向けのおすすめ勉強ゲームアプリを紹介します。
Studyplus(スタディプラス)
Studyplusはありませんが、先ほど紹介したゲーミフィケーションに取り入れると良いアプリです。
課題や目標をアプリ内で設定し、自分の学習時間や進捗、ストップウォッチなど勉強に使える機能が備わっています。
同じ目標をもったユーザーとのコミュニティもあり、勉強のモチベーションに繋がります。
英語学習ゲーム 【英語物語】 英単語クイズアプリ
こちらは、バトル形式の問題を4択で答えて楽しく、ゲーム感覚で英語を学ぶことができるアプリです。
英単語から英文法、英会話、リスニングまで学べて、小学生・中学生・高校生・大学生はもちろん、受験英語、TOEIC®、英検、センター対策にも使えるので、中学のうちから使っておくのがおすすめです。
5人の協力プレイや10人の団体戦などもあり、ゲーム性が高いので飽きることなく勉強が続けられます。
小学生におすすめの勉強ゲームアプリ
小学生ではなかなか勉強をするという習慣が身についていないと思うので、勉強ゲームは非常に有効です。
そんな小学生向けの勉強ゲームアプリのおすすめを2つ紹介します。
小学生手書き漢字ドリル1026
小学校の学年ごとに学べる漢字をこのアプリ1つで学習することができます。
BGMや効果音があり、小学生でも楽しくゲーム感覚で漢字を勉強ができるでしょう。
ダンジョンズ&ドリルス(算数/計算 整数)
こちらは小学生で習う四則計算をダンジョンを探索しながらできるというもので、小学生でも飽きずに集中してついついやってしまう勉強ゲームです。
まとめ
ゲーミフィケーションで日々の勉強をゲーム感覚で行えるため、勉強を習慣化、そして勉強嫌いを克服できる手法です。
ゲームアプリはたくさんリリースされているので自分にあった、勉強ゲームを見つけて楽しく勉強してみてはいかがでしょうか。