勉強しようとすると眠くなってしまう。
そんな経験をしたことはありませんか?数回ならまだしも、毎日のようにこの現象が起きてしまっているのには何か原因あります。
そこで、当記事では眠くなってしまう原因と対策、眠気を飛ばす方法を紹介します。
勉強すると眠くなる理由と原因
勉強すると眠気が起こると、勉強に集中出来ない、寝てしまって生活リズムが崩れて慢性的な寝不足になってしまうなど悪い影響が起こってしまいます。
まずは勉強しようとすると眠くなってしまうのにはいくつかの原因が考えられるので、自分にはどれが当てはまるかどうか確認しましょう。
睡眠不足・睡眠の質が悪い
一つ目の原因は、睡眠不足や睡眠の質が悪いことです。どちらの場合も、体の疲れが取れませんし、勉強と関係なく眠くなってしまうのは至極当然です。
健康な成人の平均睡眠時間は6時間から8時間程度だと研究の結果判明しており、睡眠時間が5時間以下になると眠気以外にも血圧が上がってしまうという健康にも悪影響が及んでしまいます。
勉強に対する拒否反応
次に考えられる原因は、勉強に対する拒否反応です。睡眠や疲労が身体的だとすれば、こちらは精神的な原因です。
「勉強をしなければならない」「受験が間近」というような、結果を出さなければならない時に、不安や焦りから集中できなくなってしまったり、眠たくなってしまうのです。
眠くなるのは病気の可能性?
睡眠は問題なく、精神的にもプレッシャーがないというのに、勉強すると眠くなってしまう人もいると思います。
こう聞くと、自分は病気なのではないかと思ってしまうかもしれません。眠くなる病気といえば、突発的に眠ってしまうナルコレプシーという病気があり、世界的には1500~3000人に1人の割合で発症するといわれています。
しかし、この病気は急に居眠りしてしまうという症状のため、勉強の時だけ眠くなるというのでは当てはまらないでしょう。
発達障害特有の症状?
最後の原因は、発達障害を抱えていると眠気が起きるというものです。発達障害の患者、特に子供たちでは不規則な睡眠リズム、昼夜逆転、寝起きの悪さ、日中の眠気などの睡眠問題が一般児童に比べて倍近くあります。
そして、その症状は退屈、興味のないことをする場面で発生することが多いと言われています。
現在の研究でも、詳しいメカニズムは明らかになっておらず、対処法も見つかっていないようで、眠気とは異なる何かがあるかもしれません。
睡眠時間の確保・睡眠の質を上げよう
まずは根本的に、睡眠をしっかりとりましょう。
部活やバイトなどで忙しく、勉強をするなら睡眠時間を削るしかないというほど時間がない人もいるかもしれません。
そうした時は、やらなければならない勉強をリスト化して、どの勉強をするのかしっかりとスケジュールを組むとルーティーン化できて睡眠時間を確保できるようになるでしょう。
また、睡眠の質を上げることで睡眠時間が多少減っても大丈夫になる場合もあります。睡眠の質を上げるためには以下の3つがポイントです。
日中は外出して、太陽の光を浴びる
長期休みや連休で家に籠りがちになってしまう場合でも、外出時間を少しでも確保して太陽の光を浴びましょう。
一日中籠っていると、体内時計のバランスが崩れ、睡眠リズムを乱してしまいます。
運動を適度に行う
身体を動かす習慣をつけることで、生活のリズムが整い、自然に深く眠れるようになります。
寝る前に適度に身体を温める
就寝前に、ぬるめのお湯にゆっくり浸かったり、温かい飲み物を飲んで身体を温めると深い眠りにつきやすくなります。
眠気を飛ばす対策・方法を紹介
睡眠時間や睡眠の質を上げる努力をしても、どうしても勉強をしていると眠くなってしまう場面があります。
そんな時に使える眠気を覚ます方法を紹介します。
洗顔や歯磨きで眠気を覚ます
眠くなったら冷水で洗顔をしましょう。顔や手に冷たい刺激を加えることで脳の働きが活発化し、眠気を覚ますことができます。
歯磨きも効果的です。手を動かすという動作には頭が冴えてリフレッシュ効果があります。
勉強の内容を変えて見る
同じ科目、内容を長時間勉強していると脳の働きが鈍くなってしまうので、勉強の内容を変えて脳に刺激を与えましょう。
暗記系の科目をしたら計算問題など考えるという脳の使い方を変えることで、脳が活性化して眠気が飛びます。
勉強場所を変えて見る
勉強をする場所が一定の場合は、場所を変えて勉強してみましょう。自室だと自分一人の空間なのでぼーっとしてしまったり、すぐにベッドがあったりと誘惑が多いです。
学校や塾の自習室、図書館など場所を変えてみると勉強すると良いでしょう。
仮眠をとる
眠気がきたらすぐに寝るというのも正解です。ただ、勉強をしなければならなので、仮眠をとりましょう。適切な仮眠が取れると、眠気が飛び、頭が冴えるので、勉強に集中できて効率が上がります。
仮眠方法は、10〜15分程度、横にならずに机に突っ伏す、ソファに座ったままなどの体勢で行いましょう。横になってしまうと深い眠りに入り、余計に眠くなってしまって逆効果になります。
まとめ
勉強と眠気は切っても切れない関係にあります。睡眠不足であれば、しっかりとスケジュールを作ったり、夜更かしをしないという根本的な改善が必要です。
眠い中の勉強は効率が悪くなってしまいますので、今回紹介した方法で対策をしてみてはいかがでしょうか。