育ち盛りの子どもたちに食事の栄養バランスを整えてあげることも大事ですが、夜食やおやつなどのサポート食も大切なことを知っていましたか?
受験勉強はもちろんのこと、テスト勉強をしている間も運動をしている時と同様に、脳がエネルギーを消費しているのです。
中学生や高校生は育ち盛りの子供たち
脳が消費する主なエネルギーはブドウ糖で、不足すると、頭が十分に働かなくなったり、集中力が低下したりします。
夜食やおやつなどの内容をよく考えて与えることにより、勉強に対して脳が最高のパフォーマンスをしてくれるのです。
もちろん、不足しがちだからと言って、夜食やお菓子の食べ過ぎは禁物です。
それでは、どんな夜食やおやつなどのサポート食が良いのか、ご紹介していきます。
勉強に効果があるお菓子がある!
勉強に効果があるお菓子は、ラムネ、チョコレート、ガムの3つがよく知られています。
それぞれ脳にどんな効果を与えるのかを見ていきましょう。
1.ラムネ
ラムネにはブドウ糖が多く含まれています。
ラムネは吸収がとても速く、脳に速攻で栄養を行き渡らせることができるお菓子です。
長時間勉強を持続させてくれる働きがあります。
値段も安価で、比較的取り入れやすいお菓子ですね!
また、2018年には東京大学の生協でラムネがバカ売れした時期があり、多くの反響を呼びました。
集中力が上がるとのことで、東大生にもラムネは人気があるようですよ。
2.チョコレート
チョコレートも脳を活性化させるブドウ糖が多く含まれています。
さらに、カカオを含んでいるので、眠気覚ましとしても効果を発揮します。
チョコレートに含まれるポリフェノールには記憶力をアップさせる効果もあるので、勉強に適したお菓子と言えるでしょう。
チョコレートは好きなお子さんも多いですよね!
体重が気になる人は、カカオ75%などのチョコレートやビターチョコレートなど、甘さがあまりないものを摂りましょう。
3.ガム
ガムを噛むと、脳を刺激し、ストレスを低下させてくれます。
注意力や集中力をつかさどる脳の中の前頭葉は、ガムを噛むと刺激され、血流が活性化するそうです。
勉強に集中したい時には、ガムを試してみてくださいね!
虫歯が気になる人には、キシリトールが入ったガムが良いと思いますよ。
勉強すると痩せる噂は本当なのか?
勉強することで脳を使いますよね?勉強した後にお腹が空いた経験は誰もが体験したことがあると思います。
脳はカロリーを消費するわけですから、カロリーを消費する=痩せると考える理論は間違ってはいません。
しかし、脳を動かすことは運動の時とは違い、ブドウ糖、糖、ケトン体などが消費されますが、脂肪をエネルギーに変換することはできないので、痩せはしないのです。
でも、人間の脳は1日の消費カロリーの内、全体の20%を脳で使っています。人間は基礎代謝といって、生きるためにカロリー消費をしています。
特に運動していなくても、呼吸をしたり、心臓を動かしたりするのにカロリーが必要になるのです。
例えば、15歳~17歳の男性の基礎代謝は約1600kcalになります。
夜食やお菓子などは適度に摂るのは脳の活性化につながりますが、大量に摂ると血糖値を急上昇させてしまうことになり、肥満の原因にもなります。
中学生、高校生は育ち盛りなので、いくら食べても太らないから大丈夫とよく言われますが、基礎代謝量が高めなだけで、それ以上に多く食べてしまい、消費量より摂取量が多くなれば、大人と変わらなくなります。
ちなみに勉強によって消費されるカロリーは、体重1kgに対して1分間に0.0295kcalです。
ほとんど勉強だけではカロリーは消費されないことが分かりましたね!
勉強のサポート食は内容を考えよう!
勉強するとカロリーは減るので、お腹は空きますよね?夜食やお菓子などの間食を食べる時は、なるべく太りにくいものを選ぶようにしていきましょう!
具だくさんの野菜のお味噌汁は色々な栄養素も摂れるので、とても良いです。
たんぱく質の高いゆで卵、コンビニで売っているサラダチキンなども糖質が少なく、筋肉を作り、維持する働きがあるので、育ち盛りの子供たちにはピッタリですね!
また、コンビニであたりめ、茎わかめ、おしゃぶりこんぶなどが売っていますから、よく噛んで満腹感を得るとドガ食いを防ぐことができますよ。
ドライフルーツなども適度な硬さで、満腹感を満たしてくれます。甘さが気になる人は、アーモンドやクルミの素焼きのものも良いサポート食材です。
スープ春雨なども良いと思いますが、春雨は炭水化物なので摂りすぎは太る原因になりますので、注意が必要です。
まとめ
勉強すると脳が活性化するので、カロリーが消費されるためにお腹が空いていたのですね!
でも、決して痩せるわけではないので、勘違いしないでくださいね!
間食は体に良いもので、太りにくいものをチョイスして、脳の活性化にうまくつなげていきましょう!