中1、中2は部活動も忙しいし、なかなか勉強できないのは分かる、でも中3受験生になっても、全く勉強していない・・・。
成績もどんどん急降下していく一方、本当に大丈夫なんだろうか?
部活を引退したと思ったら、スマホいじりかゲーム三昧・・・。
むしろ危機感さえも感じていない様子の子どもを見て、頭を悩ませている保護者は多いのではないでしょうか?
受験生になっても勉強しない子どもたち
中学受験を経験していない生徒は、高校受験は初めての受験なわけです。
もちろん、高校受験の話は聞いたことはありますが、受験生としての実感が沸いていないのだと考えられます。
しかし、高校受験でどの高校に行くかは、将来の方向性を決める大事な第一歩でもあります。
そんな子どもたちを「真の受験生にするためのメソッド」を一緒に考えていきましょう!
受験生なのに勉強していない理由とは?
中3受験生なのに全く勉強していないのは、理由があります。
どんな理由が考えられるのでしょうか?
1.勉強したくないから
受験生になっても勉強しない理由は、勉強が好きではない、勉強に全く興味がないの2つが挙げられます。
勉強は辛く面倒くさいものだからやりたくないのが、本音だと思います。
子どもによっても考えていることは違うはずなので、なぜ勉強しないのかその理由をまず本人に聞いてみてください。
例えば、勉強方法が分からないというのであれば、勉強方法を教えてくれる学習塾や家庭教師などを頼むのも良い方法だと思います。
理由を聞けば、自ずと勉強しないという問題を解決する方法が見つかるに違いありません。
2.人間関係に気疲れしている
中学生は男女問わず、思春期にあたります。
自分がどう評価されているか、他の人の目にどう映っているかがかなり気になる年頃でもあります。
中学校生活の中でも、さまざまな人間関係があります。担任の先生、クラスメイト、部活の顧問の先生、部活の先輩や後輩などです。
学校生活を送ることだけに力を使ってしまっている子どもは、家に帰ってくると勉強に向けるだけのパワーがなくなってしまっている可能性があります。
3.学校の授業についていけていない
学校の授業が聞いても全く分からない状況になっていると、勉強に対する意欲もなくなってしまいます。
まずは授業についていけるように、サポートするなどの処置が必要になります。
4.学習習慣がない
小学生の頃から学習習慣がありますか?
中学校に入って、中1、中2の時は定期テストの直前以外にも毎日勉強する習慣がついていましたか?
中3受験生になったからといっても、いきなり今まで学習習慣がなかった生徒が急に勉強し出すことはあり得ません。
まずは毎日やることをしっかり計画し、机に座る習慣からスタートする必要があります。
5.勉強の仕方が分からない
中3受験生に限らず、勉強を全くしない子どもの原因の8割以上がこの理由です。
勉強に仕方など存在しません。勉強のやり方は人それぞれで、その子のレベルや進捗度によっても変わってきます。
まずは暗記系から入ると入りやすいと思います。国語の漢字や語句、英語の英単語や英熟語、社会や理科の用語を覚えるなどです。
1日に覚える個数を決めて、毎日同じ数だけこなしていくのです。目に見えて成果が出るので、どんどん勉強が進むはずです。
6.反抗期で勉強をしたくない
中学3年生は個人差はありますが、反抗期真っただ中の子どももいます。親に「勉強しろ!」と言われると、余計にやりたくなくなる。
そんな状態が続いていると、もちろん勉強には見向きもしません。保護者の子どもに対する接し方を再度見直す必要があるかもしれませんよ。
勉強しない子どもに対してどう対処すればよいのか?
中3受験生になっても勉強しない状態が続いているけれど、勉強しなくては高校進学はできない。
大きな問題だと思います。
勉強しない子どもに対して親ができる3つの方法を実践してみてください。
1.勉強しろと言わない
「勉強しろ!」と親にガミガミ言われると、やる気をそがれてしまう、委縮してしまうなどの子どもは多いと思います。
まずはどんなことがあっても、勉強しろと言わないことをおすすめします。
たしかに受験生で勉強しないのは不安ですが、言ってももっとやらなくなるのでは逆効果だと思いませんか?
本人が自主的に勉強するまで、不安な気持ちや言いたくなる気持ちをグッと押さえて待ちましょう。
勉強開始の時間の確認ぐらいは良いと思います。
本人に考えさせる時間を与え、あまりプレッシャーをかけないことです。
2.親が生活リズムを整えるサポートをする
中学生と言っても、まだ子どもです。部活動などに追われている毎日で、子どもに任せると生活リズムが乱れがちになります。
規則正しい時間に食事を摂る、睡眠をとるなど、親が生活リズムを整えてあげることが大切です。
規則正しい生活リズムができると、自然と勉強時間もうまく確保できるようになりますよ!
3.小さなことでもほめてあげる
子どもは承認欲求が強い生き物です。単純な可愛い部分も持っているので、できた時には小さなことでも変化に気づいてほめてあげるようにしましょう。
少しずつ自己肯定感を高めてあげれば、勉強を自主的にするように変化してきますよ。
まとめ
中3受験生だけでなく、勉強しない子どもに困っている保護者の方には、是非実践してもらいたいことをご紹介してきました。
まずは子どもとしっかり日々コミュニケーションを取る中で、勉強しない原因は何なのかを突き詰めてみてくださいね!
時間は少しかかるかもしれませんが、必ず突破口が開けるはずです。根気強く親も頑張ってみてください!