皆さんは勉強をするときに目標を立てていますか?
目標を立てたけれどすぐに挫折してしまったり、中途半端な状態で終わってしまったという経験をしたことがある人もいるかもしれません。
それは勉強の目標が上手に立てられていないからでしょう。そこで、当記事では上手な勉強目標の立て方を紹介したいと思います。
勉強の目標の立て方のポイント
勉強の目標を立てて失敗をしたことがある人は以下のような目標にしていませんか?
・定期テストで全教科8割とる
・偏差値60以上をとる
・学年で上位30位以内に入る
このような目標を立てるのは良いことですが、この目標だけでは失敗してしまいがちです。
それは結果だけを目標にしているので、具体的にどのような勉強をすればいいのかという内容まで伴っていないからです。
それではどのように目標を立てればいいのか解説していきます。
長期・中期の目標を立てる
先ほど結果を目標にしても失敗してしまうと説明しましたが、目標は期間の長さを分けて目標を立てると良いでしょう。
まずは長期・中期の目標から立てます。
長期の目標とは1年後、2年後と長い時間をかけて達成する目標になるので、具体性はなく、結果でも構いません。
例えば〇〇大学合格、英語の偏差値60を超えるといったもので大丈夫です。
そしてその目標に合わせて、数ヶ月、半年単位で達成する中期の目標を立てましょう。
中期の目標では、長期よりもより具体性をもち、複数の目標を設定しておきます。
例えば、過去問で7割以上の点数を取る、模試でB判定をとるなどなど。その時期に合わせて中期目標を立てましょう。
明確な勉強目標・勉強計画を立てる
先ほど設定した長・中期の目標を立てたら短期の勉強の目標を立てましょう。この際にはなるべく明確、かつ具体的で行動を伴うものにするのが良いでしょう。
・毎日英単語を20個覚える
・毎週数学の勉強を10時間する
・1ヶ月で過去問を何年分解く
上記のような例は行動を伴う目標です。つまり、勉強の計画を立てる具体的な内容を目標にしましょう。
この目標であれば、何をするべきか明確で行動に移すことがすぐにできます。
目標を立てた後も見直しが必要
目標がしっかりとたったところで、目標に向けた勉強をスタートします。
しかし、学習内容が理解できないことや、予期せぬ体調不良、家族旅行など計画が崩れてしまうということは当たり前のように起こります。
そうした時に、計画・目標をしっかり修正することが大事になります。一度、思い通り、計画通りに勉強が進まなかったからといって全てを投げ出してしまうのはやめましょう。
無茶な目標は立てず、段階を踏む
また、目標に向かって勉強をしていると、実際には達成できない、そんなに時間が取れない、という事態が起こると思われます。
こうした事態にも臨機応変に立ち回ることが大事です。計画は実際に行動してから、ここがよかった、ここは悪かったなどのフィードバックをして、修正をしてより良いものにバージョンアップさせていくことが大事です。
また、最初に目標・計画を立てる段階であまりにも無茶なものは設定しないようにしてください。
自分がどれくらいの量の勉強ができるのかを具体的に想像し、段階を踏んで目標・計画を立てます。
例えば、「英単語1日100個覚える」というのは非常に難しいと思うので「英単語1日10個覚える」からスタートし、もっと覚えられそうだとおもったら個数を増やしていくというイメージです。
勉強目標・勉強計画の具体例
それでは一つ、実際に私が立てていた勉強の目標・計画の具体例を紹介するのでぜひ参考にしてみてください。
・長期目標⇨○○大学合格
・中期目標(3ヶ月ごとに設定し直す)⇨参考書を完璧にする(科目ごとに設定)、合格判定B以上、過去問で7割以上の点数を取るなど
・短期目標(1週間ごとに設定)⇨英単語帳を毎日100個復習、毎日2時間英語を勉強、世界史の範囲毎に覚えるなど
目標を立てて効率の良い学習をしよう
目標は、長期・中期・短期の3つの目標を立てて実践することで挫折しにくく、達成しやすいものになるでしょう。
もちろん一度たてた目標は見直しをして、挫折の内容に日々修正して構いません。
しっかりとした勉強目標を立てて効率よく学習を行って、是非目標達成に努めていただければと思います。