中学校生活の中でも体調不良などで、学校を休むことは誰にでもありますよね?
中学校の欠席日数も、高校入試で自分の志望高校に提出する書類の内申書の中に記載欄があります。
中学校の欠席日数は高校入試に関係する?
都道府県の各地区の公立高校や私立高校によっても規定が変わってきますが、平均してみると、3年間で30日以上欠席している生徒は審議するという内容になっているところが一般的です。
3年間で30日ですから、1年間で10日の計算になります。
高校側からすると、遅刻してでも学校に行けば、欠席扱いにはなりませんから、欠席10日というのは普通ではないと取られてしまうのです。
私立高校はもっと規定が厳しいところも多く、欠席日数の規定日数が少なく設定されているところも多々あります。
高校側の立場からすると、「そんなに休んでいては高校に入学してからもすぐに辞めてしまうのではないか?」という不安が残るからでもあるのです。
それでは、登校拒否などで3年間で30日以上超えてしまっている生徒はどうなのでしょうか?
不登校でも高校進学は可能!
不登校で中学校3年間の欠席日数が30日を超えている場合は、高校進学は無理なのでしょうか?
不登校も理由によって、変わってきます。
公立高校入試でも不登校枠を別に設けているところや、不登校の場合は理由書をしっかり書いて提出すれば、その理由を考慮して入試を行ってくれる学校もあります。
ただ、やはりその学校数は少ないのは、現状です。私立高校は間違いなく無理だと思って、間違いないでしょう。
不登校の生徒が進学できる高校は、通信制高校、定時制高校が主な進学先になります。
通信制高校は、レポートとスクーリングで単位を取得すれば、高校卒業の資格が取得できます。
頑張れば、大学進学を目指せる学校の出てきてはいますが、主な進学先は就職、専門学校などがほとんどです。
大学進学を目指す場合においても、通信制高校は、不登校などの特別な生徒たちのためのカリキュラムで授業を組んであるので、全日制の高校と比べると、かなり授業内容が簡単にできています。
学習塾や予備校、通信教育など、大学進学レベルの学習を別にしている必要があります。
また、定時制高校は、17時~21時頃の夜間4時間で通学して授業を行います。
元々夜間の高校は、経済的に困窮していて高校に通学することができない人が高校卒業をする目的のために作られた学校です。
ですから、昼間仕事をして夜学校に来るスタイルなので、授業時間が遅く始まるのです。
こちらも通信制の高校と同様で、大学進学を考えるのであれば、他に学習をする必要があります。
中学校には留年はあり得るか?
日本では中学校は義務教育だと言われています。
しかし、公立中学校には留年は基本的にありませんが、私立中学校の場合は成績状況や出席日数に応じて、留年する可能性があるのです。
公立中学校に基本的には留年はありませんが、不登校や入院などのやむを得ない理由で、欠席日数が多くなってしまった場合には、その中学校の校長先生から留年するかどうかの意志確認をされる場合があります。
もしくは、生徒やその保護者からの申し出で留年を希望する場合は、留年が認められる場合があります。
一方、私立中学校では留年はあり得ます。
成績状況が著しく不良である、病気などの入院が長引いている、ひきこもりや不登校が続いている場合の3つが主な理由です。
その理由でも留年したくない人は、地元の公立中学校に途中から編入するか、フリースクールや通信制の中学校などに移籍するしか方法はありません。
公立中学と比べて、私立中学はかなり厳しいということを覚えておいてくださいね!
ひきこもり・不登校にならないために
小学校から中学校は大きく環境が変わります。
特に思春期であること、人間関係が大きく変化することに子どもが適応しきれず、ひきこもりや不登校になるケースが近年多く見られます。
ひきこもりや不登校を未然に防止するためにはどうしたらよいのでしょうか?
共働きの家族も多く、なかなか家族での時間がとれないことも多いと思いますが、保護者が少しの子どもの変化に気が付くことと、日頃からコミュニケーションをとることが大切です。
元気がない様子だったり、体の異変を訴えたり、ひきこもりや不登校になる際には何らかのシグナルがあります。
それを見逃さずに、子どもから色々ヒアリングし、問題解決をしていくことが非常に重要になります。
まずは担任の先生やその学校の校長先生などに状況を話して、相談してみましょう。
それでも解決できない場合は、スクールカウンセラーの先生、心療内科の先生などの専門家の先生と相談するのが一番の解決方法だと思います。
早期解決をするのが、長期的なひきこもり、不登校にならないための策です。
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まとめ
中学校の欠席日数は高校受験に大きく影響してくることが分かりましたね。
私立高校は悪いと、留年もあり得ます。
やむを得ない理由は仕方ありませんが、先々の高校進学を考えながら、日々の中学校生活を送ることを忘れないでください。
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