時間の無い受験期にやりがちな「内職」。実際のところ、授業中の内職はアリなのでしょうか?
「内職をすると落ちる」という意見がある一方、「東大に受かった人は内職をしている」という意見もあり、受験生なら誰もが悩んだことのある疑問でしょう。
今回は、受験生を悩ませる「内職」問題に白黒つけていこうと思います。
内職のメリット&デメリット
まず、内職のメリットとデメリットにはどのようなものがあるのでしょうか?そこを理解しないと、内職がアリなのかも判断できません。
内職のメリットとしては、
- 効率的で自分にあった勉強ができる
- 無駄な授業を有意義な時間へと変換できる
デメリットとしては、
- バレると教師からのイメージが悪くなる
- 授業内容を理解していないと、後々キツくなる
などがあります。
学校の授業には、無駄な時間が多くあり、そういった時間を自分にあった勉強にあてることができます。ですが、教師からの心証が悪くなってしまったり、授業内容が理解できなくなったりする、といったリスクを含んでいます。そこのリスクは理解した上で、内職をするかどうかを判断すべきですね。
「必要ない授業」の見分け方
先程も書いた通り、内職をしても大丈夫なのは自分に必要ない授業のみです。どの授業でも内職をしていると、本当に重要な情報を聞き逃すこともあります。
では、内職をしても大丈夫な「必要ない授業」とは何なのでしょうか?それについて解説していきます。
授業内容を理解している授業
日本の教育は、「できない子」に基準を合わせています。そのため、「できる子」にとっては簡単すぎる内容の授業も数多くあります。そして、自分にとってレベルの低い授業は無駄な時間に他なりません。その時間を自分が学びたいところに費やした方が、有意義です。
受験に関係ない授業
本当に時間のない、受験のラストスパートでは、家庭科や美術などの受験に関係ない科目は捨てる必要がでてきます。受験に関係ない科目を捨てるのは、賭けに近いですが時間が欲しいなら内職に使いましょう。
教師の解説より参考書の方が分かりやすい授業
教師といっても全員が高い水準の授業を行えるわけではなく、その能力にはバラつきがあります。ところが、参考書は受験の専門家と呼ばれるような人達が、そのノウハウを全てつぎ込んで作られています。そのため、書店に並んでいる有名な参考書は高水準が保証されているといっても過言ではありません。参考書の方が授業より勉強効率が良いのです。
内職のテクニックと発覚した時の保険
ここまで、内職の良さや効率性について解説してきました。ですが、学校では内職は悪いものとして扱われており、学校の教師に内職の良さをプレゼンしたところで納得してくれることはほぼないです。
そこで、内職のテクニックと発覚した時のための保険について解説します。
参考書はコピーしたものを使う
一般的に販売されている参考書は、分厚く大きいものが多いです。なので、机の上でスペースをとってしまう要因になります。そこで、参考書は使う部分だけコピーして利用することをおすすめします。そうすることで、内職を隠しやすくなるだけでなく、机のスペースの省略にもなります。
授業に関係のあるものも出しておく
教師は、生徒全員の机の上をくまなく見ているわけではありません。かといって、授業に関係のあるものが無いと不審に思われます。なので、授業に関係のあるものも一通り出しておきましょう。
また、教師が近づいて来た時に授業で使っている教科書などで参考書を隠せば、発覚することはほぼ無いです。
たまに黒板の方を見て、板書をとっているアピールをする
皆が板書をとっているのに、ずっと顔を伏せたままだと違和感を感じられます。そこで、20~60秒に一回は顔を上げて黒板の方をみましょう。こうすれば、ただ板書をとっている普通の生徒に見えます。
授業内容は事前に理解しておく
内職をしている際に教師に当てられて、答えられないと内職がバレるリスクがかなり高まります。また、せっかく内職をしても授業内容が理解できていないと、結果として成績低下に繋がることもあります。授業内容を勉強した上で別の勉強をやる訳なので、内職には努力が必要です。
授業と同じ教科を勉強する
教師にすると、自分が教えている教科と別の教科を内職されることが一番嫌なはずです。自分の教えていることを否定された気分になるだけでなく、その教科に対して意欲が無いと思われます。
ですが、自分の教えている教科を熱心に勉強している生徒は、教師にとっても𠮟りづらいです。なので、これは内職が発覚してしまった時の保険となります。
また、授業と教科を合わせることで、様々な教科をがバランス良く勉強していくことができます。
終わりに
ここまで、内職のメリット&デメリットから、実際にする時のテクニックまで解説してきました。
結論としては、内職は「アリ」だと思います。内職をする際は、リスクもしっかりと理解した上で自分のためになる勉強をしましょう。あなたの目的に合わせて効率よく学習を進めていくことはこの先の社会生活にも役立つことなので、まずは目標設定を行って進めてみてください!