勉強をするしていく中では、受験突破や就きたい職業へ就くためなど、皆人それぞれ色々な目標設定を持っているものだと思います。その目標が何でも、そこへ届くには、まずは学校の成績でいい結果を出せるようになることが一番の近道になります。そのために必要なのは、予習、復習といった日々の地道な勉強習慣です。
今回は、学校の勉強でよい成績を出すために必要なそれらのやり方について、解説したいと思います。
大事なのは予習、授業、復習の三ステップを繰り返すこと
学校の勉強をこなしていく上で理想的なのは、予習、授業、復習という三つのステップを踏むことです。これは、昔から言われている基本的な勉強方法になります。
初めて学ぶ内容は、やはり一度ですっかり頭に入った、という風にはいかないことがほとんどです。大体二、三回繰り返すことで頭によく定着することになるでしょう。なので、予習、授業、復習という三つのステップが必要なのです。
その際には、その三つのうち学校の授業を中心に据える意識を持っているとよいです。全くの自習スタイルと比較して、人から習う形式の授業では、早く効率よく知識が頭に入ります。そのため、自学する予習と復習の方で意識的に勉強しようとするよりも、効果的に学習が出来るのです。
学校ではしっかり先生の話を聞き、その補佐になることをやるつもりで、予習と復習の計画を立てましょう。予習、授業、復習の三ステップを丁寧にやる時間がない、というときには、予習を省いて学校の授業と復習で勉強していくことにするとよいです。
時間がない場合、人から教えてもらってから知識の定着をはかる、という方向性の方が、やはり楽に、かつしっかりと学習効果を得ることが出来ます。
これで学校の授業が理解しやすくなる!予習のやり方
予習で最も大切なことは、授業の前に教科書を一度読み込んでおく、ということです。
誰でも教科書について、あれだけを読んで内容を理解しようと思っても難しいのではないか、と思ったことがあると思いますが、教科書は、何度も読むことで意味合いが理解しやすくなってきます。ポイントとしては以下の通りです。
①きりのいい分量のページ数を読む
まずはきりのいい分量のページを授業の前に読んでおく、ということいいです。授業の展開などから「次はここまで進みそうだな」という見当をつけて進めるのもいいでしょう。
②わからなかったら何回か反復
まだ授業が始まらないうちから教科書の文章をなぞってみていると、その後実際に授業を受けて復習するステップを踏むくらいの間に、内容の咀嚼がしやすくなります。
③自力で解決しようとしない
予習している段階で理解できないことが出て来ても、そこまで自力で解決することにこだわらなくてもよいでしょう。強いて言えば、文章を目で追っているのみならず音読もしてみると、文の抑揚がはっきりする分内容もより分かりやすくなるので、その方法を試すことはおすすめです。
しかし教科書を読んでいて分からないところがあったら、その箇所に印をつけておき、授業中に先生の話を聞いて解決しよう、というくらいのつもりをおけば、勉強の労力の配分として効率がいいものになります。
教科書を読んでみたときにその範囲が自分が得意そうだと感じたら、問題集を解いてみるなど本格的な予習の手順を踏むことにしましょう。予習用の問題集は、いずれ宿題で提出することになりそうな学校配布の問題集でもいいし、自分の手持ちのものでも構いません。いずれにしても、復習時使うものと兼用するので大丈夫です。
好成績を出すために試してみよう!復習のやり方
復習時には、まず学校の授業を受けて教科書の内容のまとめノートを作るとよいです。暗記すべきはこういった知識である、理屈の流れはこんな風だったなど、分かってきたことがたくさんあると思いますから、それらを全てノートにまとめましょう。
そのとき、文系教科なら特に、問題集などで用語の穴埋め問題等をすれば知識のまとめはやったことになるのではないかと思えるかもしれませんが、それは一から自分でまとめノートを作ることの代用と考えた方がよいです。時間が許す限り、自力でのノート作りをしてみることが、やはりしっかりした記憶を作ってくれます。
それをやったあとには問題集での演習を始めましょう。予習時と違って、このときには分からない問題があったらそのままにしておかないことが大切です。解けるようになるまでやろう、というつもりで、出来ない箇所は二度、三度繰り返し解くようにして下さい。
復習のための時間が足りない状況である、という場合には、まとめノートを作る過程を省略気味にするとよいでしょう。学校の授業のあとまずは問題演習をしてみて、そこで分かった自分の間違いやすいポイントとその原因や、自分が忘れやすいかもしれないと思われた知識についてを、ノートにまとめるようにしましょう。
学校で出された宿題を解くことももちろん復習の過程と考えて構いません。そのため学校の宿題の量を考えて、手持ちの問題集をどのくらい解くかを決めるとよいと思います。
まとめ
効果的な予習と復習の仕方について解説してきました。学校の成績を上げるためには、予習、授業、復習という基本の三つのステップを踏むことが大切です。学校の授業をよく聞くことを中心にしながら、予習では教科書の読み込みを、復習では知識のまとめノート作りや問題演習を行いましょう。
もし時間がない場合は、学校の授業と復習だけにすることがおすすめです。その二つだけをやるにしても時間が足りない場合、復習時には問題演習を先にやって、まとめノート作りはそのときにつまずいたことを元に作るという風に工夫してみましょう。