専門学校に進学を希望したいと思っている人は、専門学校の中にもにも偏差値があるというのをご存知でしたか?
専門学校は大学受験とは異なり学力検査はそこまで重視されないと思っている人も多いかもしれませんが、学校によっては学力検査で不合格となってしまった例もあります。
そこで、専門学校に進学したいと思っている人が知っておくべき偏差値についてと、大学受験との偏差値の違いについて紹介します。
専門学校における偏差値とは?
専門学校の中には、看護・福祉・保育といった医療系、会計・法律・語学といった資格取得系、公務員を目指すための専門学校などがあり、卒業後も学力が求められるケースが多いでしょう。
逆に、美容師やネイリストの資格取得などができる美容系、料理や成果といった調理系、イラストやデザインなどのアーティスト系の学校などでは、仕事面で学力ではなくスキルが求められるケースが多いでしょう。
このように専門学校では、学力が求められる分野とあまり必要ではない分野に大別できます。
そのため、入学時にも前者は学力が重視されるので偏差値があり、後者は志望動機や人柄などが重要視されます。
偏差値が出ていない専門学校
先ほど説明したように、学力ではなく入学時に面接試験を行い主に志望動機、人柄を重視する学校では、そもそも偏差値というものがない専門学校が多いです。
むしろ専門学校の多くはこの分野なので、偏差値がある学校の方が少ないのです。
学力よりも手に職をつける仕事内容であるため、実技試験や面接試験が重要なになる専門学校でもどのような面接や実技が求められるのかしっかりとリサーチして対策は必要です。
偏差値が出ている専門学校
学力が重視される学校は、主に医療系、保育系、語学系、デザイン系、建築系、情報系、資格取得系の専門学校です。
こうしてみると偏差値がある学校が多いのではないかと思うかもしれませんが、この中でも上位の人気のある学校でしか学力試験は実施されていません。
そのため、自分が入りたい学校に学力試験という項目があるかどうかをしっかり確認し、ある場合はしっかり対策の勉強をしましょう。
大学受験の偏差値とは違う?高い・低いの基準は?
そもそも専門学校の偏差値は基本的に予備校が模試を実施して、その結果から導き出されるものです。
例えばシステムエンジニアになるための情報専門学校の場合、コンピュータプログラムを学ぶ上で数学の知識を要求されることから偏差値40は欲しい、語学系の学校では英語や国語力が大事なので偏差値50は超えておくと安心というように、学校の分野によって偏差値が高い・低いと差がついてもいます。
しかし、専門学校の偏差値は、大学受験の偏差値と同等ではないと思ってください。
なぜなら偏差値を出すに当たっての模試の受験者層が異なるため、同じ学力だとしても一般的に専門学校模試では偏差値がが高い、大学受験の模試では低い結果が出ると思ってください。
そのため、看護系の予備校が出している偏差値から5〜8ほど引くと、大学受験相当の偏差値になるとも言われています。
このように、偏差値が出ている専門学校だからといって、模試や難易度の目安として偏差値を信用しすぎるのはお勧めできません。
まとめ
専門学校の中の一部には、偏差値が出ている学校があり、受験の難易度も偏差値も分野・学校によってかなり高い・低いと差がでています。
しかし、この偏差値を当てにするのもよくないので受験する専門学校が決まっている人は、なるべく早く過去問を手に入れて対策を行いましょう。
過去問は、ネットで公開されていたり、オープンキャンパスで貰えることができます。
不安な方は予備校や塾によっては専門学校の対策もしている所もあるので、相談してみてはいかがでしょうか。