子どもが宿題をやらないという悩みを持っている両親は本当に多いでしょう。しかし、子供にきつく注意をして宿題をやらせるのは、親にとっても大変でストレスがかかったり、できないという場合もあるでしょう。
子供が宿題をするには、「宿題をやりやすい環境づくり」や「勉強の習慣化」というのが大事ですので、この記事で詳しく紹介していきます。
子どもが宿題をやりたがらない理由は?
そもそも子供が宿題をやらないのはなぜでしょうか?
それは「宿題のメリットがわからない」「宿題をする意味がない」と思っているからかもしれません。
「宿題をすることによって勉強した内容が身について定着する」
「宿題をちゃんとすることで内申点や先生からの印象がよくなる」
といったメリットがあるのは大人にとってはわかりますが、子供からすればそのことはどうでもよく、好きなことに時間を費やしたいと思うのが普通です。
また、宿題をやらなくても怒られない、学校で宿題のチェックがされないという状況が続けば、「宿題をやってもやらなくても大丈夫」と思うようになって、宿題をやらなくなってしまうというパターンもあります。
発達障害や病気が理由の可能性も
発達障害や病気が理由で、宿題をやれない、「やらない」ではなくて「やれない」ケースも考えられます。
学習障害の場合、勉強する能力が他の子に比べて低いため、学校から出された宿題を1人で完了することができないです。サボっているわけではなく、そもそも学校からどんな宿題を出されているのかわからない問題文を読むことができないなんてこともありえます。
もしお子さんが学習障害や発達障害の場合は、宿題をやっていないのではなく、
やれない可能性を考え、子どもだけでは宿題をするのは難しいので、親がサポートをしてあげましょう。
子供に宿題をやらせる方法とは?
子供が宿題をやらない理由は、必ずしも一つとは限りません。色々な要因があるかもしれません。
しかし、宿題をやってもらいたいのが親心です。それでは子供に宿題をする習慣をつけるための方法を紹介します。
宿題をする環境作り
子供が宿題をするためには、「宿題をやりやすい環境づくり」を整えることが親が出来る最善の方法です。
まだ子供が幼いうちや、宿題を自主的にできない時は、子供の部屋で自主的に勉強をするというのはなかなか難しいでしょう。
自分の部屋には、好きなおもちゃ、ゲーム、本など宿題よりも楽しいと感じる誘惑がたくさん潜んでいます。
そこで、無理してそういった娯楽を封じるのではなく、親または兄弟誰かがいるリビングやダイニングで勉強をさせるようにしましょう。
ご褒美をあげる
子供が宿題をしたらご褒美をあげると、自主的に宿題に取り組むようになるかもしれません。
宿題が終わったらご褒美をあげるのではなく、宿題を始めた段階で褒めると、子供が宿題をやるという行動自体が大事・良いことなのだと子どもが理解します。
これを繰り返すと褒めたり褒美をあげなくても自主的に宿題に取り組むようになるでしょう。
子供のペースを見守る
親がとやかく言って子供の勉強のやる気を無くすような言動はやめましょう。
例えば、「●●くんは塾に行ったりして賢いのに、アナタは宿題すらできないの?」など「よその家の子供と比べる」ような言動は特にNGです。
他にも自分の子供をけなしたり、しかりつけるということは、子供のやる気を奪い、自信をなくし自己肯定感を下げてしまいます。
なので、子供を信じて取り組んでもらうのを気長に待つということも必要ですし、しっかりと取り組んだ時は精一杯褒めるというのが親ができるサポートです。
最後に
宿題の大事さを伝え、親子のコミュニケーションを取ることで子供は宿題をするようになります。
また、褒めたりご褒美をあげてあげるとさらに習慣づいて自発的に宿題をするようになります。
しかし、発達障害など病気の可能性があると感じたら病院などで検査してもらうと良いでしょう。