今までは小学校、中学校、高校という流れに乗っかれば安心でした。でも、高校卒業後の道は自分で決断するもの。
小さい頃は夢があったのに、いざ実行に移す年齢になると急に悩みだす人がほとんどではないでしょうか?
そこで今回は、進路に迷える高校生の皆さんのために将来についての考え方をご紹介します。
自分を知ることから始めよう
進路について考えるとき、学歴やステータスあるいは、どの道が楽かといった考えが先行しがちですよね。でも、進路は自分の人生です。まずは「自分がどう在りたいか」見つめることが基本です。
ここでは、私が実際に高校生のとき進路を決めるにあたって行った自己分析の方法をお伝えします。
- 幼い頃からずっと楽しいと思っていること
- 今現在考えられる進路
- 20年後何をしていたら楽しい?
- 10年後何をしていたら楽しい?
- 5年後何をしていたら楽しい?
- 2年後自分は何をしていたいか
この順にこれらの項目に答えていくという方法です。「今はとりあえず高偏差値の大学を目指そう」と考えていたのが「あれ?自分って本当はこうなりたいんだ!」と気付けます。
これ以外にも、日々の気付きや楽しいと思ったこと、人から言われたことをノートに随時書き留めましょう。書いていくうちに、思いがけない自分の特性に気付くんです。ぜひ、自分の本当の望み、性質、得意なことを見つけるためのノートを作ってみてください。
意外と自分の本当の望みって、社会的な通念に押し潰されて見えなくなっているものです。誰にも邪魔されることのない、本来の自分の率直な気持ちを見つめてあげましょう。
大学や専門学校に進学する?就職する?
自分の望みを知ったら、それを叶えられるよう逆算して卒業後の進路を決めます。
すると、進学か就職になりますよね。正直進学してもしなくても望みが叶ってしまうこともあります。そんな時のため進学・就職両方のメリットを確認してみましょう。
進学することのメリット
大卒が条件だったり専門知識が必要な職に就きたいなら大学進学は必須ですよね。でもそれが必要ない人にもメリットがあります。
- 人脈・視野が広がる
- 進路選択の幅が広がる
- 将来の収入が高くなる
大学では全国から来た学生や様々な経験をもった教授と出会えます。高校までの考え方がひっくり返されることも。新鮮な考え方に触れずして将来を決めつけるのは勿体無いです。
人脈・視野が広がるとこれまで知らなかった職種にも出会えます。
しかも、同じ所に就職しても大卒者の方が収入が高いんです。楽しい大学生活を送るだけで収入が高くなるんですよ!
就職することのメリット
高卒後すぐに就職することにも大きなメリットがあります。
- 早い時期から自立が出来る
- 職業によっては出世しやすい
- 社会人としてマナーが身につく
高卒で就職すると同世代が大学生活を謳歌している間に、一足早く自立した生活を送れるようになります。
製造業やエステティシャン、事務などやり続けた時間がスキルに直結する仕事であれば、早くやり始めた者勝ち。高卒後すぐに就くと出世しやすくなるんです。
高卒後すぐに社会に出ることで、実践で社会における話し方、考え方、知識やマナーが身につきます。これらは大学ではなかなか学べません。
大学・学部の一番得する選び方!?
やっぱり一番良い大学や学部の選び方は、まずは自分の興味関心をもとにすることです。
大学に行くと分かりますが、興味のない分野だとやる気が無いために出席も疎かになり、課題も適当になります。その結果、単位を落としたりして最悪留年します。最近の大学の成績は能力より姿勢を重視する傾向にあるので要注意。もちろん成績は就活の際1つの評価基準になりますよ!
しかし世間的には、偏差値的な考え方がまだまだ蔓延っていますよね。人脈の面でも頭の良い学校に行った方が良いので高偏差値を目指すのも悪いことではありません。
そのため、まずは自分の興味のある分野を1つに絞る。次にそれが学べる大学を調べ、その中でできる限り高レベルの大学を目指す。という流れがオススメです。
でも、学問の内容と偏差値をクリアしていても特に惹かれない大学もきっとありますよね。校風やキャンパスの雰囲気を実際に見て、行きたいかどうか吟味しましょう。
実際に私も最初は、やみくもに高偏差値の大学を狙っていましたが、途中からこの考え方をもとに志望校を変えました。後悔したことは一度もありません。
まとめ
- 思い描く将来なりたい自分、楽しいと思うことなどの自己分析ノートを作ってみる。
- 大学進学、就職のどちらにも大きなメリットがある。
- まずは興味関心、偏差値は二の次。大学はこう選ぶべし!
世間の目や収入など、様々なことが進路を悩ませてしまいますよね。でも、進路は自分の人生だということを忘れないでください。
まだまだ人生経験が浅い年齢のうちは、視野もこれから広げていく段階です。「こうあるべきだ!」と決めつけることもせず、焦らずに柔軟に考えてみてくださいね。
後悔のない選択ができることを願っています。