高校に進学すると、多くの生徒が大学受験を意識すると思います。しかし、高校の授業では大学受験を意識したカリキュラムが組まれていないと、なかなか合格する実力は身に付きません。
そこで、塾に行って学力を上げるということが大学受験を成功させるためのキーポイントになるでしょう。
塾にもさまざまな種類があるので、どんな塾に通うのが自分に合っているのかわからないという人のために、この記事では塾の選び方のポイントについて紹介していきます。
塾選びのポイント
大学受験を控える高校生にとっては、塾選びによって受験の成否が決まっていくると言っても過言ではないほど大切なことです。
もし通ってみて合わないと思ったら、費用はもちろんのこと、大学受験までの少ない時間を無駄にしてしまいます。
そんな失敗をしないためにも、塾選びのポイントを紹介していきたいと思います。
自分のに合った塾を選ぶ
塾には種類があり、それぞれ目的が異なります。たとえば、難関校の受験対策をメインとする集団指導塾、1対1の個別指導で苦手を克服することを得意とする個別指導塾などがあります。
そのため、まずは自分が塾に通う目的を明確にしておきましょう。その目的にあった塾を選ぶということが成功の秘訣です。
授業のペースやレベル、勉強をみて欲しい、マイペースにやらせてほしいなど人それぞれ塾に望むもの、タイプが異なります。
そのため、「明確にこんな塾にこんなことを望みたい」とはっきりとわかるようにしてから塾を選びましょう。
塾の目的として以下の例を挙げるので参考にしてください。
- 学校よりもハイレベルな授業を受けたい
- 勉強方法や勉強量の管理も指導して欲しい
- 受験だけでなく内申点や定期テスト対策もして欲しい
- 分からない時はすぐに解決してほしい
サポート体制も確認しよう!
塾選びではつい授業の中身やペースばかりに着目してしまいがちですが、塾のなかには、個別に進路や学習上の悩みの相談にのるなどサポート体制が充実している塾もあります。
生徒一人一人の模試の結果を記録していて、今のままだと志望校に合格できるかどうか、どの勉強を重点的にするべきか、など勉強のサポートをしてくれます。
現役の高校生にとっては、大学受験はみんな初めての経験なので不安に思う人が大半です。悩みすぎて勉強に支障をきたしてしまってはもったいなく、塾のサポート体制次第では不安を取り除いてくれます。
また、保護者にとっても志望校はこのままで大丈夫なのかなどの不安も解決してくれるので安心できる塾というのは安心ですね。
塾の種類別タイプ紹介
塾には大きく分けて3種類あり、それぞれ特徴が異なります。
メリットやデメリットを紹介するので、自分の性格や目的に合った塾を見つけて検討してみてください。
個別塾
個別塾とは、先生1人に対し生徒1人、もしくは生徒2~3人で授業を行う少人数制の塾のことす。
個別塾のメリットは、生徒の理解度に合わせて授業を進めてくれるので、生徒それぞれの学力・性格に合わせてくれるという店にあります。
少人数だからこそ対応できる臨機応変な授業をしてくれるので、自分の苦手な分野など今伸ばしたい分野の授業をしてもらうといったように効率的に学習をすることができます。
また、少人数のため先生との距離が近く、信頼関係が生まれやすく、安心して先生の授業に望むことができ、生徒の成績が向上する可能性は高いと言えるでしょう。
個別塾のデメリットは、費用が高くなってしまうという点があげられるので、料金体系はしっかり確認しておきましょう。
集団塾
集団塾は、先生1人に対して生徒が複数いる塾で大手予備校などに多く採用されている形式です。
集団塾のメリットは、一緒に授業を受ける生徒と切磋琢磨できるという環境があるという点があげられます。
多くの集団塾では志望校別、学力別に授業を行っているので、まさにライバルとも言える人たちと競い合えるので、勉強のモチベーションが維持できます。
デメリットとしては、個人に寄り添った授業ではなく高校のように決まったカリキュラムで授業が進行していくので、置いてかれてしまう可能性があるということです。
ネット・映像塾
近年増加傾向なのが、インターネットを利用して遠隔で授業が受けられるネット・映像塾です。パソコンやタブレット、スマートフォンなどからインターネットを介して授業の動画を見ることができます。
多くの生徒を合格へと導いた実績のある講の授業を配信していることが多く、質の高い授業を受けることができるというのがメリットです。
授業中わからなかったところでも、動画なので好きなタイミングで一時停止できたり早送りや巻き戻しができたりので学習効率が高いというのもメリットでしょう。
また、他の塾と比べて費用が休めに設定されているというのも保護者にとって大きな魅力となります。
デメリットとしては、授業が動画なので先生とコミュニケーションを取ることができない点、1人で映像を見ることになり授業に対する緊張感がなく、集中力が切れやすいという点があげられます。
最後に
塾を選ぶ際は、自分の目的・性格がどんなタイプの塾が一番自分に合うのかが重要です。
受験までの少ない時間を無駄にしないためにも妥協せずに塾は選びましょう。
1度の体験授業や雰囲気だけで決めるのではなく、自分の性格や状況を鑑みた上で、現状の学力と志望校を比較し、最も成績を上げることができる塾のタイプを選ぶ目線を持ちましょう。