人生の中でもかなり大きな戦いになるであろう大学受験。中学受験や高校受験とはまた性質が違う特殊なものです。
受験勉強のスタートを切りたいのに何から入れば良いのか分からない人も多いのではないでしょうか?
そこで今回は受験に勝つための勉強法をお伝えします。受験の流れもご紹介するので受験初心者必見です!
まずは受験の基本スケジュールから押さえよう!
受験は、定期テストなどとは違ってかなりの長期戦になります。そのため、スケジュール管理にこそ合格のカギがあると言っても過言ではありません。
まずは、どのような試験形式で受験し、それがどの時期に行われるのかを知ることです。そこから逆算して勉強の計画を立てていきましょう。試験形式とそれぞれの大まかな実施時期はこの通りです。
・国公立大学の場合
一般選抜・・・共通テスト1月、2次試験前期2月末、後期3月中旬
学校推薦型選抜・・・11~12月
総合型選抜・・・10~11月
・私立大学の場合
一般選抜・・・1月末~2月
共通テスト利用入試・・・1月
学校推薦型選抜・・・10月中旬~11月末
総合型選抜・・・10月初旬~11月中旬
どれか1つの形式だけを選ぶという訳ではありません。大学も入試形式も複数にわたって受験するケースがほとんどです。例えば、私立大学の一般選抜を3校、共通テスト利用を1校2学部、1つの国立大学の一般選抜を前期と後期両方受ける。こんな感じです。
高3の夏がすぎる頃には受ける大学・入試形式すべての出願期間、入試日、合格発表日を並べて書き出して確認出来るようにしましょう。
こうなると第一志望校の試験科目だけを押さえていても、第二以下の志望校選びで試験科目を注視しないと大変なことになります。気をつけてくださいね。
合格を勝ち取るためにはこうやって勉強するべし!
受験で大成功した人の勉強法には共通点があります。それは複数の参考書・問題集に手を出さず各教科、気に入った1冊を完璧にするということです。
完璧とは何か。例えば、歴史など暗記物ではどのページのどの辺に何が載っていたかを想起できるようになること。数学などでは答案がスラスラ書けるように解法を丸暗記すること。実際、模試の数学で常に満点だった私の友達は学校支給の問題集を7周以上してました!
英語の文法はこの1冊。単語はこの1冊。長文はこの1冊。·····といった具合で分野別に武器を1つ決めてみしょう。
教材は何だって良いんです。私も文法・単語・文章用の3冊で古文の偏差値が34上がりました!どんな教材でも極めれば武器になります。もちろん、ある程度のレベルは必要なので表紙や説明書きを見て対象レベルを確認してくださいね。
教材を決めたら計画を立てましょう。受験までに何周もできるようなペースを考えながら日毎にやるページを1週間ごとに決めます。1週間なら計画がズレても修正可能です。
最近は受験勉強用のスケジュール帳が市販されています。1ヶ月単位、1週間単位の計画表、1日の行動記録表という内容でズボラな人でも安心です。
模試っていつから受ける?模試のメリット・デメリット
大学受験といえば模擬試験。いつから受け始めればよいのでしょう。ここでは高1春から受け続けた私の経験から分析した模試デビューの適切な時期を紹介します。
結論から言うと私立大学に関しては高2の最後の模試から。国公立大学を狙うなら高2の夏までに一度は受けることをおすすめします。
というのも大抵の私立大学の試験科目は3教科なので、余裕を持っても受験学年の少し手前からで十分です。一方で多くの国公立大学では5教科必須ですよね。模試は高2の夏までは国数英の3教科のみの実施になるためこの段階で基本3教科の仕上がりを見ておきます。
ただし早くから受け続ける方が性に合うという人もいます。模試のメリット・デメリットを見て早く受けた方が良いタイプか考えてみましょう。
メリットは?
- 良い点欲しさに勉強せざるを得なくなる。
- どの分野が弱いのかが明確になる。
- 試験問題を解くのにどんな知識が必要かが分かる。
デメリットはあるのか?
- 偏差値と点数に一喜一憂してメンタルが不安定になる。
- 計画ではまだ勉強していない所も出題されるため点取りに執着すると学習計画が崩れる。
- 受け過ぎると悪い点数に危機感を抱かなくなることも。
学習習慣をつけたい人、弱い分野や試験に必要な知識を知りたい人はデメリットに注意して早くから受けてみるのもアリです。
まとめ
- 出願日・受験日・合格発表日を押さえて計画的な受験を。
- 最小限の冊数を完璧にする。計画立ては1週間ごとに行う。
- 模試は私大なら高2最後から、国立なら高2夏までに。
大学受験は人生を左右しかねない大事なイベントですよね。不安なことばかりかも知れませんが、自分を信じてやるべき事を遂行すれば大丈夫!
一番危険なのは、現状の結果に一喜一憂してコツコツとした勉強が妨げられること。感情に振り回されず、一つ一つの勉強を積み重ねてくださいね。
途中でつまずいたら、周りの大人を頼るのも大事です。応援しています!