親というのは、子供に対して知らず知らずのうちに固定観念に囚われて思い込みをしている部分があります。
こうしたステレオタイプが子供の学力、将来に関して支障をきたしている可能性もあ十分考えられます。
そこで、この記事では子供に対しての思い込みをしないで、子供にとってプラスになるような考えをするための情報を紹介します。
先入観・思い込みは捨てよう
親と今の子供達では、時代が変わっているだけでなく、大きく環境も変わってきています。
そのため、親が子供の年齢の時では一般的な考えだったことも、今では全く違う考え方、事実が主流になっているかもしれません。
時代の変化を察知し、子供にとって何が最適なのかを考えられるようにするには、先入観や固定観念を捨てるようにしましょう。
女は文系というのは古い考え
男は理系、女は文系という考え方は、現在も多くの人が思っている偏見の一つです。
現在でも、理系の大学院に進学している人の男女比は男性の方が高いということは事実ですので、あながち間違いではない考え方です。
しかし、とあるデータでは、算数が得意な子供の男女比がほとんど同じであるという結果が出ています。
男女問わず大学に進学をする人が増えてきている中で、親が娘に対して理系に進学することを否定的になっている、逆に息子に対して文系に進学することを否定的になっている家庭は存在しています。
娘さんは本当に、理系分野を専攻して研究をして、その分野で活躍したいという将来のビジョンを描いていても、親が反対してしまうとその夢も散ってしまいます。
親は、娘にとって理系進学は環境が悪いから向いていないと思い込みから良かれと思って行動しているかもしれませんが、時代が違います。
このように固定観念に囚われてしまって子供の希望、夢を壊しかねないので思い込みはやめましょう。
「ゲームをする=勉強をしない」ではない
よく親子喧嘩の種になるのがゲームです。ゲームは、子供にとって非常に魅力的で楽しい時間を過ごすことができるものです。
ネットの普及によって、友達と通話しながらオンラインで一緒にゲームをプレイすることができるのが当たり前な時代に突入しています。
しかし、親にとってゲームというものはただの娯楽に過ぎず、勉強を妨害する有害なものと思い込みをしている親が多いです。
ゲームを禁止することは周りとの共通の話題がなくなるので前時代的ですので推奨できません。そこまでしていないからうちは大丈夫と思っていても、親子でのゲームに対する認識がずれている可能性があるので注意しましょう。
そもそも、「ゲームをしている=勉強をしない」と結びつけて考えている親は、その思い込みをやめましょう。
確かに、ゲームをしている時間はどうやっても勉強はできませんが、逆にゲームをしていない時間を全て勉強をしているわけでもありません。勉強をして欲しいと思う親ならば、ゲームと勉強の時間の比率でみてあげましょう。
そして明らかにゲームしかしていないのであれば、何らかの制限をつけるという処置を取りましょう。
テストの点数だけで子供の学力を判断しない
子供の学力に関する思い込みでよくあるのが、テストの点数についての捉え方です。
学校のテストを子供から見せてもらった時に、点数だけで子供の学力を判断をしてはいけません。
仮に100点満点の算数のテストで70点を取ってきたとしたら、「悪くはないけどこんなもんか」と思っていませんか?
確かに点数で見れば7割取れているのですが、間違えた問題を見ると、全て単純な計算ミスをしているとしたら、ちょっと改善すれば満点が狙えるということがわかります。
つまり、点数だけで評価をしても正確な子供の学力を把握することは難しいのです。
小学生のうちは、このようにすぐどこが苦手でどういうミスをしたのかが把握しやすいので、早い段階で子供の学力に合わせて勉強を手伝ってあげましょう。
もし中学生の子供に対しては、まず絶対にしてはいけないのが点数の絶対評価です。点数だけではなく、平均点や偏差値をみてどれくらいの学力があるかというのをみて相対評価をしましょう。
最後に
子供のために良かれと思って、親は行動をすると思います。
しかし、その行動の中には子供のためにならない、むしろ成長・将来の邪魔をしている可能性があることを頭に入れておきましょう。
特に子供がやりたいことを尊重してあげるために、しっかりと子供と向き合うことが大事です。