現代の子供たちは勉強や習い事が多いという特徴があり、そのせいか疲れている小学生が増えているように思えます。
この他にも「集団生活のストレス」「睡眠時間が短い」「ゲームやテレビのやりすぎ・見すぎ」など、子供にとっても疲れる要因というものは非常に多く存在しています。
とある調査では、小学生が「忙しい」と感じているのは51.2%。さらに「もっとゆっくり過ごしたい」と感じているのは74.2%にもなっており、子供自身も忙しい、疲れたと感じているようです。
家庭環境にも疲れの原因がある
子供が疲れている原因として、習い事や集団生活をあげましたが家庭環境も影響があるようです。
共働きや核家族化の影響で親の生活リズムに合わせざるを得ないことから夜型になり、深い睡眠を得られず、疲労を蓄積している子が多くなっていることが考えられます。
そして、学校の授業が終わるやいなや、学童保育や習い事へいくことになるので、疲れが取れません。
夕家に帰ったら帰ったで宿題をしなければならない、親からも勉強をしろと言われてしまうということもあったり、他にもゲームや漫画も子ども同士のコミュニケーションに欠かせない、むしろその時間が好きなので休まずに行動をします。
その結果として休む間もなく、脳を常に使っており、疲れを感じているのも至極当然です。
親が子供のために良かれと思って習い事や自宅学習に熱心に取り組んでもらうことは良いですが、詰め込みすぎては疲労を重て効率が悪くなってしまい、本末転倒です。
しっかりとメリハリをつけた生活が遅れるようにしっかりとタイムスケジュールを見直してみてはいかがでしょうか。
ぼんやりすることで脳が元気を取り戻す
無理に詰め込みすぎてはいないけれども、子供が疲れているように感じる場合が、「ぼーっとしている時間」を作ってあげると良いかもしません。
親としては子どもがダラダラしていると、ついつい注意してしまうかもしれませんが、実際には脳を休めることで明日への活力を取り戻し、さらには子どもの発想力を伸ばすことにもつながるので、是非ともこの時間を意識的にとってみましょう。
最近の研究では、ぼんやりしているときにも脳は活動していることがわかっており、外部からの刺激をシャットアウトしてぼーっとすることで、今までに蓄積した知識を前頭葉にたぐりよせる訓練になるそうです。
この時間によってインプットされている情報が整理されるので、ぼーっと過ごす時間こそアイデアが生まれやすくなると言われています。
つまり、ぼーっとしてダラダラと過ごす時間というものは、子どもの発想力を伸ばすためにも脳を休ませることになるので有意義な時間であるということが言えます。
テレビやパソコンはNG、外部刺激をシャットアウトしてぼんやりする
ぼんやりする時間では、外部からの刺激をシャットアウトしましょう。テレビやパソコンは刺激になるので、画面をただ見ていても脳を休ませることはできません。当然、スマホなども操作してはだめですよ。
メリハリが大事ですので、集中する時間とぼーっとする時間のメリハリをつけ、バランスよく行う事が大切ですが、意識してぼーっとする時間を作り、毎日の生活にメリハリをつけて、疲れを残さずに過ごしてみてはいかがでしょうか。