子供を巻き込んだ事件というものは年間を通してかなりの数が起きており、自分の子供が巻き込まれてしまわないか心配の親御さんも多いでしょう。
また、そんなの他人事と思っている親御さんもいるかもしれませんが、事件はこちらに非がなくても巻き込まれてしまうものなので備えておくことが大事です。
特に中学生はまだ身体が小さく、塾に通っている場合は帰宅する時間は夜の22時位以降になるケースも多いので、この記事では今からできる防犯について紹介していきます。
登下校は「いかのおすし 」を約束する
子どもを犯罪から守るには、「いかのおすし」を繰り返し具体的に、子どもに伝え、親子で一緒に確認することがとても大切です。
お子様と一緒に、「こんなときは〇〇くん(ちゃん)だったらどうする?」と、シミュレーションをしてみましょう。
それでは、「いかのおすし」を改めて確認しましょう。
ついて「いか」ない、車に「の」らない
各家庭で、具体的な断り方を子どもと一緒に考えてみましょう。
「駅まで道案内してくれない、って声をかけられたたら、どう言って断る?」
「すみません、大人の人に聞いてください」
など子供に合わせた具体的なシチュエーションを想起してシミュレーションすると良いでしょう。
「お」おごえをだす
声かけ・つきまといの多くは、子どもが一人になった時に発生しています。子どもが怪しい人に声をかけられたら「大声を出して助けを呼ぶんだよ」と教えましょう。
また、大声を出せなくても、防犯ブザーをならすことで、同じ効果があります。
ランドセルの肩ベルトや、習い事バッグなど、子どもの持ち物には防犯ブザーを忘れずに付けておきましょう。
おすすめの防犯ブザーについては後述します。
「す」ぐにげる
親子で通学路や、自宅と習い事の間の道路など、子どもの行動範囲を一緒に歩いて、なにかあったら駆け込める場所の確認をしておきましょう。
近所に「子供110番の家」がある場合はその位置などを把握しておくことが大事です。
「子供110番の家」活動は、子供が危険に遭遇したり、困りごとがあるときに安心して立ち寄れる民間協力の拠点として、自治体や教育委員会等が中心となり地域ボランティアによって、活発に行われています。
おとなの人に「し」らせる
子どもには、声かけやつきまといなどの出来事を保護者に言わないで黙っていることがあるので、子どもの様子が「いつもとちょっと違うな」と気になった時は、やさしく声をかけてあげましょう。
声かけやつきまといなどがあった時には、些細なことでも必ず警察への通報と、学校への連絡をするようにしましょう。
防犯ブザーを身につける!おすすめは音量の大きいもの
防犯ブザーは毎日身に着けておくことで咄嗟の時に役に立ちます。しかし、防犯ブザーといってもたくさん種類がありますので、選ぶポイントを紹介します。
まず、防犯ブザーを選ぶときに大切なのは音量です。ピアノの音や地下鉄の音と同じくらいの80dB(デシベル)よりも大きければ、効果が期待できるとされています。
防犯ブザーは必ず音量が何dBなのかを確認して選ぶようにしておきましょう。
また音量以外にも以下の点も必ずチェックして、使いやすいものなのかも確認しておくことをお勧めします。
- 電池の種類
- ブザーの鳴らし方・止め方
- 耐久性・防水性
- ライト機能、GPS機能などの防犯ブザー以外の機能
アプリで簡単にできる防犯を紹介
現代では多くの家庭で持っているスマートフォン。このスマホのアプリを使って子供の安否を確認することができるものが登場しています。
今回、Life360とsoranome(ソラノメ)の二つを紹介していきます。
Life360
Life360は開くだけで設定した相手の位置を地図で確認することができるアプリです。
また、チャット機能もあり、異常があればすぐ連絡を取れ、バッテリー状態の共有をし残量が低下したらアラートを受け取ることも可能なので、充電切れで連絡がつかないという時に余計な心配をしないですみます。
また、子供が通学路を外れていないか確認するなどして防犯に役立ちますし、大体の帰宅時間の予想ができるのでご飯や迎えに行く準備などがスムーズにできるという利点もあります。
また、特定の位置に着いたときに通知をしてくれる機能も備わっているので、塾に着いた、学校に着いたなどの情報をしっかりと確認することができます。
soranome(ソラノメ)
小学生にスマートフォンを持たせないという家庭も多いと思います。そこで、おすすめなのが見守りGPS端末の「soranome(ソラノメ)」です。
GPSで子供を見守る。
忙しいパパ・ママに代わって、「空」の「目」で、「安心」と「余裕」を。
soranome(ソラノメ)とは、GPS端末を使った子供の見守りサービスです。スマホを持っていなくても、こちらを持っていれば、学校や塾や遊びに行った子供の現在地を、スマートフォンで確認することができます。
スマートフォンと連携をすることで、Life360と同様に現在地を確認できたり、設定エリアの入退出時に通知が来るようにしたり、トラブル発生時にSOSの通知が届く機能があります。
他にも、最大30日前にさかのぼって移動経路を確認することもできるので何かトラブルに巻き込まれているのではないかという時に役立てることができます。
子供にスマホを持たせていない場合や、学校でスマホが禁止されている場合でも利用できますし、カバンにつけるだけ良いので非常におすすめです。