子供が学習をする上で辞書をプレゼントする家庭が多いと思いますが、実際に学習に役立てているのか、そしてどのように学習すれば良いのかという点が気になる親御さんが多いと思います。
そこで、この記事では国語辞典・辞書を使った辞書引き学習について紹介していきます。
辞書をプレゼントするのはいつ?
辞書引き学習の説明に入る前に、子供にいつ国語辞書・辞典を買い与えるのが良いタイミングなのでしょうか。
文部科学省の学習指導要領が定めている辞書指導は、国語辞典が小学3年生、漢和辞典が小学4年生からとなっていますが、実際に言葉によって物事を伝え合うことが可能になる5〜7歳くらいの時期こそ、たくさんの言葉に触れられる国語辞典で楽しみながら学習することができるでしょう。
「何年生になったから」というよりも、「ひらがなが読めるのなら」という意識で国語辞典をプレゼントすることをお勧めします。
電子辞書より紙の辞書が学習には向いている
紙でできた国語辞典ではなく、電子辞書やスマホの辞書アプリも登場しており、子供にとってゲーム感覚で学力アップが望めるかもしれないと期待し与える親も少なくないようです。
しかし、あくまでも電子辞書はわからない言葉を短時間で調べるためのもので、必要な情報だけを手に入れるツールですので、調べる過程で新しい疑問に出会ったり、関連する情報を得る機会がないです。
さらにスマホの辞書アプリの場合は、ほかのアプリに目移りしてしまったり、通信や通知で調べる手が止まってしまったりと、注意力が散漫になりやすいというでデメリットもあるのでおすすめはできません。
紙でできた辞書の中での目移りは、むしろ知らなかった言葉を学ぶ機会が豊富ですし、子ども向けに編集された国語辞典は、引きやすくわかりやすく、口絵や付録にも楽しめる工夫が凝らされているので学習効果が大きく見込めます。
辞書引き学習とは?取り組み方を紹介!
国語辞典の目的は「言葉の意味を調べる」ことで、辞書が主体であるわけではなく、国語辞典の勉強をするといったことありません。
何か本来の勉強などがあり、その途中で分からない言葉があったときに初めて国語辞典を使うということが「辞書引き学習」です。
つまり、学習のサブとして辞書を活用することがこの学習方法の内容です。
使いやすい場所においておくことが大事
テレビや漫画、小説、親子での会話など知らない言葉に遭遇する機会を想像すると、リビングで登場することが多い家庭がほとんどだと思います。
使うまでの手間を省くのに、外箱をはずしてリビングに置いておくこと良いでしょう。
すぐに引けることでさっと調べるという習慣が子供が身につけることができるので、ぜひ試してみてはいかがでしょうか。
まとめ
辞書引き学習とは、わからない・知らない言葉が会ったときに辞書を引くような習慣を身につけてもらって、語彙力や知識がに身に付きます。
また、保護者が取る行動として、探す時間が掛かってたり、違うページを読んでいたりしていても口出しせずに続けさせ、どんな言葉を見つけたかにも興味を持ってあげることが大事です。
また、ご褒美をあげてはいけません。そのご褒美が目的になってしまいます。一番の目的は自発的に調べる喜びを感じてもらうことです。