ふせんはただ教科書や参考書の間に貼るって見直しのインデックスとして活用するだけが使い方ではありません。
学習面においてはさまざまな方法で活用することができるアイテムとなっていて、今回はその中でも付箋で時間管理をするための方法と学習の反省に使うを紹介していきます。
ふせんで時間管理をする学習方法
「成績を上げたいけれど、何から手をつけたらいいかわからない」、「テストが近いけど時間が足りない」とい悩んでいる人も多いでしょう。
そんな時はふせんを活用して、時間を管理しましょう。
やることをふせんに書き出す
まず。いまやっていることに加えて、これからやりたいことを1つのふせんに対して、1 つのことを書き出していきます。
いまやっていることとは、「ごはんと風呂」以外で、ふだん時間を使っていることで、勉強も遊びも部活も書いていきます。
そして、これからやりたいことを書き出すときは、とにかくたくさん書きましょう。
重要性を縦軸に、緊急性を横軸にした表を作る
続いて、大きな紙にを用意して、縦と横の線を書きましょう。
縦軸と横軸は、ふせんを貼ったあとでも目立つように太い油性マジックではっきりと書きます。
横軸は緊急性、つまり右にいけばいくほど、急ぐこと、左にいけばいくほど、ゆっくりでいいこと、そして縦軸は重要度を示し、上にいけばいくほど重要で、下にいけばいくほど重要ではないというように設定をします。
つまり、右上が「重要かつ緊急」、右下は「重要ではないが緊急」、左 上は「重要だが緊急ではない」、左下は「重要でも緊急でもない」という意味合いを持つことになります。
ふせんを表に配置する
最初に書き出したふせん を、表の当てはまる場所に貼り、親子で分類していきます。
貼っていると、新しく書きたくなった場合は、どんどん項目を増やしていきましょう。
優先順位の高い順に並べる
そして優先度の高いものから順に並べていきます。
優先順位は、お子さんだけだと判断が難しいかもしれませんが、悩むのを見かねて大人が仕分けをしてしまう と、自分で優先順位をつけることができないまま成長してしまうリスクがあります。
なので、最初は大人がリードしてもかまいませんが、判断の理由を伝えながら、一緒に作業をして、徐々に1人できるようにしていきましょう。
並べ方は、以下の3つから選びましょう。
「重要かつ緊急」→「重要だが緊急ではない」→「重要ではない が緊急」→「重要でも緊急でもない」
もっともオーソドックスな進め方で、重要なことからまとめて終わらせる方法となっています。
「重要かつ緊急」→「重要ではないが緊急」→「重要だが緊急で はない」→「重要でも緊急でもない」
もっとも手がたい進め方で、緊急度が高いものから順に処理をしていく方法で、時間のプレッシャーに弱い人向けのものです。
「重要だが緊急ではない」→「重要かつ緊急」→「重要ではない が緊急」→「重要でも緊急でもない」
こちらは、時間のプレッシャーに強い人にタイプに適した方法です。
ふせんでTO DOリストを作る
続いては、ふせんの長さや色分けによって時間管理を行う方法を紹介します。
やるべきことをふせんに書き出す
まずは1日でやるべきことを、ふせん1 枚あたり1つのやるべきことを書いていきましょう。
この時、時間が長くかかりそうなものは大きいふせんに、短い時間で終わりそうなものは細いふせんを使います。
色も作業内容のグループ分けや、気持ちなどの意味合いを持たせて複数色使い分けるのも良いです。
書いたものは机やボードなどにやる順番ごとに並べて貼っていきます。
終わったものからはがす
終わったら、どんどんはがしていきましょう。
次の日も使う、同じ内容が続く場合は囲みを作って完了したものとしていないものの位置を決めて移し替えても大丈夫です。
ふせんを使って学習の反省に活かす方法
最後に、ふせんで学習の反省に活かす方法を紹介します。
この方法では、実際の答案を目の前に置き、教科ごとに書いていくことが大切です。
よかったこと、悪かったことを ふせんに書き出す
まず、返却されたテス トの答案を見ながら、教科ごとによかったこと、悪かったことをふせんに書き出しましょう。
この時、1 教科ごとに、ふだん使っ ている教材とテストの問題・答案を照らし合わせながら、ふせん1枚につき、1つのことを書き出します。
よかったことを継続 、悪かったことを 改善する方法を書く
次に、点数を取るためには「どの教材」を、「いつ」「どのように」進めていればよかったのかを確認していきます。
必ず教材とひもづけて対策を考えるとで、どの教材のどの場所ををいつ、ど のようにどんな勉強をするのかまで決めましょう。
「反省が好き」という子供は滅多にいないでしょう。ですが、反省が得意な子供になればどんどん成長ができます。
今やっている勉強のやり方が正しいかどうかをテストと教材を照らし合わせて反省し続けることで、成績を伸ばし続けることができます。
まとめ
ふせんをつかって時間管理をできる方法について紹介しましたが、実践したいものはありましたでしょうか。
必要なものはふせんだけなので、まずは一度試しに使ってみて、自分には合わないと思ったらやめると良いですよ。
もし学習効率が上がった、時間管理がスムーズにいくようになったのであれば継続してみてください。