勉強するときに、自宅や自分の部屋ではなんとなく集中が切れやすく、自分自身が机に向かって自分自身に厳しくしていくことは難しいですよね。
集中力が高い人ほど学力に大きな差を生み出し、効率の良い勉強ができるので、目標としている点数に近づけるために必要な勉強時間が大きく変わることになります。
集中力を身につけて、自分自身の限界値を引き上げる方法がわかって、それを実行することができれば、将来のあなたの人生を大きく変えることが出来ると思います。
この記事では、以下の内容を紹介し、詳しく解説していきます。
- 【理由・原因】なぜ集中できないのか
- 【解決策】集中できるようになる方法
- 【共通点】環境や性格によるもの
- 【失敗例】よくあるケース
この4つを掘り下げて詳しく解説をしていきたいと思います。
集中力とは?
あることに注意を向けて継続した作業や行動をする力と言われています。
それは、目的や物事をやり遂げるために1つのことだけに注意を向けて、取り組める力のことです。
集中力を身につけたいと考えている人は意外と多いのではないでしょうか?
今回は【集中力が低い】、【勉強の質を上げる】ということにコミットして集中力を上げる方法をお伝えします。
なぜ集中できないのか?【理由・原因】
複数のことを同時に処理することをマルチタスクと呼ばれています。
このマルチタスクが出来ると大きな時間効率を上げ、不安な科目を同時に不安から解消させることが出来るので、この能力を高めよう!という方もいらっしゃるかもしれませんが、大学の研究結果によって、その点は解決されております。
まず、マルチタスクは大きなデメリットがあります。
実は、効率を大幅に下げるということ。
効率が下がればそれだけ、求める結果にかける労力と時間を失うことにつながります。
それでは、マルチタスクを可能にし、効率や生産性を上げるために最も重要な【集中力】を上げるために必要なことを記載していきます。
集中できるようにする方法【解決策】
集中力の高め方=【技術と工夫】に過ぎません。
人間の集中力は
無制限にある。
誰でも、技術を身につけることができれば、12時間程度の質の高い勉強が可能になります。
アメリカのトロント大学の研究によると
人間の集中力は低下しない!
ただし、
目の前の作業や行動によるモチベーションは低下する
ということが判明しております。
つまり、【目の前のタスクに取り組みたい】という信念が心の底から思えるかどうかがキーポイントになります。
その障害になり得るものを排除することが、集中力を持続させ、高める技術ということになります。
目の前のタスクをこなすためにはモチベーションを上げる必要がありますが、そのモチベーションには2種類ありますので解説します。
今までは、「集中できないなあ」と漠然と考え、むやみに勉強していた時間や気持ちを、受動的モチベーションと呼んでいます。
モチベーションを下げないために技術と工夫をして勉強することを能動的モチベーションと呼びます。
今後必要になるのは、能動的モチベーションです。
受動的モチベーションから、能動的モチベーションに変えることで、学習効率は飛躍的に向上します。
では、その技術と工夫をする方法について紹介します。
集中力を高めるためにするべきこと【技術・工夫】
1日中集中力が高い状態を維持するためにやってほしいことは6つあります。
- 思考力を身につける理系科目(数学と理科)と暗記科目(英単語や漢字を含む)を使い分ける。
- 有酸素運動+筋トレを勉強前に45分〜60分取り入れる。
- 部屋に置くものは整理整頓をして、簡素にする(余計な情報を入れない)
- 適度に場所と雰囲気を変える
- 机の上を明るくしよう
- 部屋の室温を上げ過ぎない
この6つです。
この6つの技術と工夫をする理由を解説します。
思考力を身につける理系科目と暗記科目を使い分ける
複数のやらなければならない作業をうまく切り替えることによって、
モチベーションを維持することが出来るようになります。
目の前のタスクにしっかりと集中できる環境を整えて、集中しきることが大切です。
集中力を上げるコツ?!有酸素運動+筋トレを勉強前に取り入れよう
私たちは、タスクの中の1つに運動を取り入れることを推奨しております。
勉強前に、運動を取り入れることによって、【集中力が1.7倍に大幅に上がる】ということです。
それも、有酸素運動+筋トレが最もよく、具体的には45分〜60分程度に収まるようにすることが重要です。
これは、ハーバード大学医学部の医学博士の権威であるジョン・J・レイティ博士の研究によって証明されています。
この時間があなたの集中力を高め、更には、集中力を高めるために必要なドーパミン、モチベーションを高めるために必要なセロトニンといったホルモンの分泌を促すことにも役立ちます。
この45分〜60分間の有酸素運動+筋トレを行なった後の、勉強は最高に効率が良くなります。
脳のゴールデンタイムのような状態で、勉強に取り組むことが出来るようになります。
ちなみに、運動時間は45分〜60分以下であれば、効果はない。仮にそれ以上運動をすると体力が消耗するので、集中力が下がるという研究結果で証明されているので、この時間を守りつつ、【有酸素運動+筋トレ】がベストです。
これは、集中力が1.7倍で同じ時間勉強をすることが出来るのであれば、60分程度の時間を投資することは理にかなっているのではないでしょうか?
整理整頓+勉強する場所を簡素にしよう
部屋が散らかっていたり、物が散乱していると、【今集中してやりたいタスク】以外の情報に気が取られてしまい、集中するモチベーションの低下を招き、結果として余計なことを考えてしまいパフォーマンスを下げてしまいます。
学習効率を下げないためにも、部屋の整理整頓を勉強前に行うのではなく、日々元にあった場所に置く。
どこに何があるのかがわかるようにする。などの工夫が必要です。
注意点としては、勉強前に整理整頓や掃除をしてしまうと、勉強のモチベーションが低い人はなかなか勉強に取り掛かるきっかけを失い、ずっと掃除をするだけで1日が終わってしまうなんてことも良くあるので、毎日部屋を整理し掃除はマメにしておきましょう。
適度に場所や雰囲気を変える
人間は同じ環境や作業を継続することを嫌います。
脳は同じことを続けると疲労を感じ、逆に新しいことを始めると再び活性化するからなのです。
つまり、家にこもってずっと教科書を読んでいると、だんだんと脳に疲労が溜まっていき集中力がなくなってしまうのですが、他の場所に移動して環境を変えることで、脳を再び活性化することができ、集中力が回復するということです。
この場所と雰囲気を変えることで脳や気持ちをリフレッシュさせ、刺激を与えつつ勉強することによって、
【記憶力】と【集中力】を上げられるのでぜひ試して欲しいです。
机にはライトをつけて明るくしよう
部屋全体の明るさより机の上が明るい方が、集中しやすい。
というのは、人間の集中力は【視野】によって大きな影響を受けています。
この視野を向けている先に、勉強する際の教科書や参考書が最も目立ち、見やすい環境を作り出すことが重要なのです。
仮に、部屋全体が明るいと余計なものが気になり、集中力を切らせてします要因になりかねないので、部屋全体を明るくするよりも、机の上を明るくしましょう。
もっと細かく言えば、手元を明るくなるように勉強机にはライトを付けることをお勧めします。
部屋の室温を上げ過ぎないようにしよう
最も勉強に集中ができる室温は2005年にコーネル大学の研究によって判明しています。
室温は22度〜25度の範囲に収めよう
この室温を保ちながらの勉強は、計算ミスやスペルミスが
44%低下し、学習量が150%増加しています。
ただ、この4度の差って意外と大きいですよね?
この22度〜25度の中でも22度が1番パフォーマンスが高い学習効果が得られているそうです。
- 22度
- 23度
- 24度
- 25度
この幅を持たせているのは、季節要因や環境要因をなるべく考慮した上での研究と考えられますが、部屋にエアコンが設置されているのなら、可能な限り22度に近づけることをお勧めします。
体感温度が変わるので、22度〜25度の範囲の室温の中から自分の快適な温度を探してみましょう。
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環境や性格で集中できない人はコレ【共通点】
集中できない、集中力が低い人の特徴や共通点を紹介したいと思います。
勉強している最中に、ふと他のことが気になって1つの作業が長続きせずに、頭に入らなかったり、ボーッとしてしまう。そんな時に、私たちは「集中力がないな・・・。」と感じてしまうかもしれません。
まず、【集中力が低い】とどうなってしまうのでしょうか。
1つのことに集中できないので、人の話を聞いていなかったり、ミスをしやすくなったりと様々な問題にぶつかってしまうことになります。
そのことによって学力が低下してしまっては、テストや受験の時に大きな影響を与えてしまっては大変なことになります。
それでは、集中力がない人によく見られる共通点を紹介します。
- 寝不足
- 体力がない
- 部屋の整理整頓ができていない
- 1つのことに専念せずに、他のことを頭の中で考えることが多い
- 同時にいろんなことが気になる
- ダラダラしており、目標や具体的な計画がない
- 気分屋で感情の起伏が激しい
- タイムスケジュールやルーティン化するのが苦手
- 飽きっぽく、単純作業が苦手
- 寂しがり屋
これらの特徴や傾向がある人は
- 【計画性】
- 【習慣化】
- 【勉強をする強い意志】
この3つが欠けているケースが非常に高いです。
この3つを高めるためには、
具体的な夢や目標が必要不可欠!!
夢がどうしても、今見つからない場合や無い場合は、具体的な点数の目標を決めましょう。
コツは科目ごとに目標を決めることが重要です。
科目 | 点数 |
---|---|
英語 | 〇〇点 |
数学 | 〇〇点 |
国語 | 〇〇点 |
理科 | 〇〇点 |
社会 | 〇〇点 |
と決めることが重要ですが、もっと大事なことをお伝えすると・・・。
目標は低すぎると・・・【今から勉強する意味を見失う】
後回しにしてしまう自分への言い訳を作らず、すぐに取り組めるような低過ぎない目標を立てましょう。
逆に、目標が高すぎると・・・【挫折します】
頭で想像して、それは無理では?と考えてしまう目標はあまり効果的ではなく、このレベルなら自分でも頑張れば到達できる可能性がある。と思える目標がいいでしょう。
夢や目標を実現することを心に決めて、計画を立てた学習を継続してみましょう。
計画を立てることが苦手だと感じる人は、塾や学校の先生に相談をして計画表を作り、進捗を管理していきましょう。
よくあるケース【失敗例】
- 友達と一緒に勉強する
- 視界にマンガやスマホ、テレビがある
- 少し小腹が空いて、食事を取った後に睡魔が襲ってくる
- リラックスしようとして、少し横になってから勉強のメリハリが持てなくなる
- 音楽を聴きながら勉強のはずが、音楽に気を取られてしまう
- 考えているのが、疲れて思考停止し、ぼーーっとしてしまう
人は、苦痛を避けたり少しでも緩和させたいと考える生き物です。
友達と勉強する!というのはよく聞きますが、果たして本当に集中してできるでしょうか。
自分よりも圧倒的に勉強ができて、尚且つ、教える能力が高い友人に勉強を教えてもらえるという環境であれば否定しませんが、友達と勉強をして身になっているケースはほとんどありません。
苦痛を緩和させようとするあまり、モチベーションが低下して、
集中力が切れてしまう要因になるのが最も多いので、何事もほどほどに。
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まとめ
この記事では、集中力を高めることで学習効率を最大化させることを目標とし、その原因や解決法を解説しました。
集中力は、基本的に人間は無制限にあり、集中力を最大限に発揮し継続させることは、
モチベーションによって左右されることがわかりました。
集中力を高め、学習効果を最大化させるためには、勉強をするモチベーションを高めたり、他のことに気を取られることがないようにするための工夫が重要です。
おさらいすると、
集中力を高める=技術・工夫
これは、日々、この記事で書いてあることを実践していただけると効果を発揮していきます。
集中力を高めることも勉強!!みなさんも志望校合格目指して頑張って欲しいと思います。