本日は、子供の将来のために必ず必要になる学資保険についてお話していきます。まず、学資保険っていつから必要なのでしょうか?子供がもうすぐ生まれる時?3歳になってから?それとも子供が幼稚園に入ってから?お父さん、お母さんの中にはこのような内容でお悩みの方はいませんか?
生まれるときには加入しましょう!!
そしてお金はいつちゃんと返ってくるの?と、詳しいことがわからずにお悩みの方もいるかもしれませんね。そこで今回は学資保険は必要なのか?いつからかけるべきなのか!について解説していきます!
学資保険って必要なの??
学資保険について必要なのか、必要じゃないのか?
結論から言うと間違いなく必要です!
なぜなら、学資保険とは子供の将来を準備するための保険だからです。子供の学資金を貯めることができず泣く泣く進学を諦めてもらう…そんな未来は避けたいですよね?そうならないためにも、学資保険は加入することをお勧めします!
そのおすすめの理由を解説していきます!
学資保険いつから入るべきか
【1番ベストなタイミングは生まれた直後です!】
【2番目にベストなタイミングは6歳です!】
この2つのタイミングがベストです。
その理由を解説します。
1番良いタイミングである、産まれた直後に加入するメリットとして以下のようなことが挙げられます。
- 最も長期間の運用することができるので最大の運用利息を得られるから。
- 目標とする金額までの積み立て金額の毎月負担が下がる。
この2つが最大のメリットです。
では、2番目の6歳で加入するメリットですが以下にまとめます。
- 小学校に入学する時点で中高一貫の学校に行くかどうかの視点を持てる。
- 産まれて6年かけて夫婦で、どんな教育方針で子供を育てて行くのかを話し合いをすることができる。
この2つが大きいと思います。
ただ、注意点としては後述しますが、学資保険の加入は6歳までの商品が多いのでその年齢を過ぎた場合、他の手段も考えなければなりません。その他の備えについても、後ほどご紹介します。
加入するメリット4つ
オススメする理由は4つあります。
- 貯蓄性の非常に高い保険商品であること。
- 将来の「もしも」のときのための備えになる。
- 人生設計を計画的にしていくことで、将来の大きな出費のタイミングに見通しが立てられる。
- 契約者に万が一の事故や就業が出来ず、収入がない場合の補償の充実。
加入するデメリット4つ
- 必要かどうかまだわからないが、固定費になる
- 若いうちは収入が安定していな場合が多く、出費が結構痛い場合が多い
- 途中での解約は、積み立てた金額の元本が割れるリスクが高い
- 物価が上がると損をすることもある。
保険金の受け取り方は3種類
子どもが契約した年齢に達した際にお祝い金、満期保険金という形で受け取ることができるのです。
積み立てた保険金の受け取る方法は主に3つあります。
- 大学入学時に学資金を一括で受け取るプラン
- 中学、高校入学時に祝い金として受け取るプラン
- 大学在学中に毎年学資金として受け取るプラン
と、この3つの方法での受け取ることができます。
次に、親に万が一のことがあった場合に、保険料の支払いが全額免除されることもおすすめの第二の理由です。不慮の事故があった場合、大怪我をしてしまい働くことができなくなった場合など、支払うことが非常に厳しくなるケースも多々あります。その場合、満期になるまで支払いが免除されるにもかかわらず、保険は継続され学資資金を受け取ることができるのです。
いつから加入するべきか
加入のタイミングは早ければ早いほどいい!
学資保険は加入するのであれば早ければ早い方がいいです。
理由としては以下の通りです。
- 月の保険料が安くできる
- 加入年齢の制限が厳しい
以上の大きく2つの理由から早いうちに加入をした方がいいでしょう。
- 満期の年齢が決まっている以上、早く入ることで払込の期間が長くなり、その後の保険料が安くなることが挙げられます。0歳で加入した場合と5歳で加入した場合とでは毎月の保険料に大きな違いが発生します。また、払戻率も早くから払うことで大きくなるプランもある場合もあります。保険会社は保険料で運用して将来の支払いに備えるため、早いうちから預けておくことでその分の払戻も大きくなるのです。
- 加入の年齢の制限が厳しいことです。多くの学資保険は6歳までの加入が条件となっているものが多く、また、6歳ギリギリの加入となった場合は、1つ目で書いた通り保険料が上がるため一回の支払いが大きくなります。こういったデメリットを考えても早くに入ることに越した事はないのです。
- .でお話した通り子どもの年齢による加入制限もありますが、同様に親の年齢にも加入制限があります。こちらの理由は払込免除特約というものが関係しています。
払込免除特約はぜひ知ってほしいです
学資保険の特徴であり、契約者が死亡、または高度障がい状態になった場合に以降の支払いが免除されるという特約のことです。先述した通り、保険内容は継続され、満期の際に保険も満額受け取ることが可能です。
ちなみに、40代、50代と若くして孫ができた場合に祖父母が学資保険の契約者となることも可能です。
払込免除特約を付けない代わりに年齢制限が上がる保険もあり、必ずしも60代がNGというわけでは決してありません。
しかし注意点があるので、ご紹介します。
- 祖父母が契約者になる場合、健康状態の確認が必要であること
- 持病がある場合、契約できない可能性もあること
- 虚偽申告は契約取消となるため、持病は正確に申告しなければならないこと。
プランによっては出産予定日の140日前からかけることも可能ですし、生まれた時から保険をかけることも可能です。
その一方、保険会社のプランによりますが、6〜7歳までが上限と決められていることが多く、お子さんがある程度大きくなってしまうと加入することができないのが難点です。
後ほど書いていきますが、月の保険料を安くできること、加入年齢の制限が厳しいため、早いうちからの加入、そしてお子さんが生まれる前から学資保険について検討していくのがいいでしょう。
子どもの出産前に加入しましょう!
保険によって、加入可能時期に変動はありますが、可能であれば出産前の加入をお勧めします。
なぜなら、産前産後は非常に慌ただしくなりますし、学資保険まで手も頭も回らない可能性が大いにあり得るからです。
生まれる前に入ることで積み立て期間も長くなるほか、月々の保険料もやはり安くなるのです。このようなメリットがあるので出産前に加入を検討することをおすすめします。
受け取りはいつ受け取るのがいい?
受け取りのおすすめは大学入学時に満期を設定し受け取るのがおすすめです!
理由としては、一番お金がかかる時期だからです。入学金、前後期の学費、親元を離れる場合は仕送りなど…
さまざまなお金がかかる時期になります。その時期に受け取ることで先程の費用の実質負担が減ることにもなります。
大学まで進学した場合、特に私立大学に入学した際は年間150万円はかかると言われています。
その費用が保険で賄うことができると考えると非常にメリットになるのではないでしょうか。以上の内容より、大学の入学時に満期を設定し受け取るのがおすすめです。
払戻率って??重要なの??
学資保険をかける上で非常に大切になるのは払戻率(へんれいりつ)であると言えます。
せっかくかけた分のお金はしっかりとそれ以上になって返ってきて欲しいですよね?その払戻率について説明していきます。
払戻率って??
返戻率とは、学資保険に加入してから払い込む保険料の総額に対して、受け取れる予定のお金の総額がいくらになるかを表した数字で、一般的にはパーセントでその割合を表すことが一般般的です。計算式としては以下の通りとなります。
払戻率=受け取った学資金÷支払った保険料の総額×100
この計算式で100%を超えている場合、支払った保険料より多く受け取ることが可能となります。たとえば、支払った保険料総額が300万円で、満期で受け取った学資金が330万円の場合、返戻率は110%と言うように計算していきます。
払い方による払戻率の変化は?
支払い方を年払や半年払にすることで、割引等により払込保険料が抑えられ、返戻率が高くなります。余裕を持って払うことができる方は年払、半年払がおすすめです。
学資保険の注意点
満期に受け取ることがいいことをお伝えしましたが、一方注意点も当然あります。
【注意点】
- 満期を迎える前に解約すると、元本が割れることが多い。
あくまで無理のない範囲での積み立てや、目標を立てることを強くお勧めします。
- 6歳までしか加入できない場合がほとんど。(加入には年齢制限がある場合がある)
- インフレや物価上昇には対応ができない。
どれだけマイルドなインフレ(年率2〜3%)が起きたとしても、15年後、20年後のお金の価値は変わっていきますし、
インフレ率が2〜3%のマイルドでゆっくりと物価上昇を伴う経済成長が起きたとしても、それよりももっと低い利率での利息しかもらうことができません。
その差額が保険会社の収益になるからです。
解約しても解約払戻金という事は受け取ることができますが、払った保険料以下の金額となってしまいますので注意しましょう。そのため、保険料が負担となり、中途解約となってしまわないように無理のない月額の設定が必要となりますし、非常に重要です。
オススメの学資保険ベスト5
1位はソニー生命「学資保険スクエア」
教育資金の貯蓄に特化した学資保険です。
返戻率はなんとランキングトップの106.3%!
教育資金をできるだけ増やしたい、貯蓄重視の人にピッタリの学資保険となっています。
2位は明治安田生命「つみたて学資」
積み立てに特化したシンプルなプランで、最もお金がかかる大学の時期に教育資金を受け取れる学資保険です。
貯蓄性が高く、返戻率は105.8%と高水準。
子供の大学進学に向けて教育資金を貯めたい人にピッタリの学資保険となっています。
3位はJA共済の「子ども共済」
この学資保険は、柔軟性に特化した学資保険です。
受取時期が中学・高校・大学から選べるほか、加入対象年齢の幅が広いのが特徴。
親はもちろん、おじいちゃんやおばあちゃんも加入できます。
返戻率も105.7%となかなかの高水準
また、子供に万が一のことがあった場合の保障もあります。
4位は日本生命「ニッセイ学資保険」
柔軟性とサポートに優れているのが特徴の学資保険です。
保険金の受取方法を以下の2つから選べるため、家庭の事情に合わせたプランを選択できます。
- こども祝金なし型
- こども祝金あり型
プランの違いは、子供が小学校・中学校・高校に進学する際の祝金があるかないか。そして保険料の支払い期間の長さです。
返戻率は104.9%です。
5位はフコク生命の「みらいのつばさ」
学資保険は、2人目の子供から保険料の割引がある兄弟割引が特徴の学資保険です。
この割引制度は大変ユニークで、私たちの調査ではこの商品だけです。
双子や、子どもをもっと産む計画がある場合はこちらの商品がオススメです。
また、医療大臣プレミアエイトという医療保障オプションを付けることもできます。
そのため、子供が多い人や教育資金の貯蓄だけでなく、保障もつけたい人におすすめの学資保険となっています。
返戻率は105.8%となかなか高い貯蓄性のある商品であることも魅力の一つ。
まとめ
以上、学資保険についてまとめてみました。
このように、何かあっても受け取りが可能ですし、自分自身に何かあった場合でも免除されるにもかかわらず受け取れることは大きなメリットです。
この理由から学資保険はかけて将来に備えておくことは決して損はしないですし、銀行に利息がなかなか付かない現代の社会においては、利息は銀行よりも大きく、契約に万が一があった場合のリスク補償を考えると、
デメリットよりもメリットの方が大きいです。
子供が生まれたときには加入した方がいいということがわかりましたね。
子どもの将来について、そして将来の可能性を広げてあげるためにも学資保険は加入して損はありません。ただ中途解約をしてしまうと払戻率が下がってしまい、支払った分より少なく受け取ることになります。
そのため中途解約がないようにだけ注意して無理のない支払いプランで加入しましょう!