中学生の集中力は日によって上がったり下がったりと安定せず、「絶対合格」と言われていた受験生でも実力を出し切れず不合格になってしまうなど、入試本番では何が起こるかわからないものです。
第一志望校のほかに合格している学校があれば、「ここがダメでも、あそこがある」というように心に余裕が生まれ、より冷静に対処できるので、高校受験のリスクヘッジ(危険回避)のためにやっておくべきです。
そこで、この記事では札幌(北海道)の高校受験における受験校・併願校を成功させるための戦略的アプローチを紹介していきます。
学力を基準にした受験校の決め方
高校受験にあたって受験校を決めるには「自分の内申ランク、模試などを参考に現状の自分の学力を基準」とするのが一般的です。
学力に応じて学校を以下で紹介する3つのレベルに分けてみましょう。
チャレンジ校
現時点では合格見込みが難しい、一段レベルの高い高校で現状の偏差値(道コンSSなど)と内申ランクで判断する。偏差値+5〜8、内申ランク1~2上位(Eランクの場合D〜Cランク)の高校を受験する。
実力相応校
現状の学力で十分合格できる範囲(合格ボーダーライン内で、内申ランクが足りている高校)の高校。通常、第一志望校はこの実力相応校かチャレンジ校にするのが一般的です。
安全校
余裕を持って合格できるレベルの高校。現状の偏差値(道コンSSなど)と内申ランクで判断する。偏差値−5くらい、内申ランク1ランク下程度の高校
併願パターンを組む前に基本方針を固める
実際に具体的な併願作戦を立てる前に、受験生本人の性格や個性、第一志望校との兼ね合いなどさまざまな要素を考慮して、まずは併願の基本方針を固めましょう。
基本方針は例えば以下のようなものです。
- 「強気に攻め続ける」
- 「安全策をとる」「堅実に」
- 「短期決戦をめざす」
- 「最後まで粘って難関校の合格を狙う」
コロナ禍のため、今後の入試状況は不鮮明です。これからも入試日程や時間を変更する学校が出てくるでしょう。
最初に併願の基本方針をしっかり固めておかないと、今後、何らかの変化が生じたときに慌ててしまい、冷静な判断ができなくなるのでここでブレないようにしっかりと決めましょう。
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途中で第一志望校は変えない
多くの受験生は、第一志望校に合格することを目指して努力を続けます。
そのため「受験準備学習の終盤になっても、学力が第一志望校の合格ラインに届かない。仕方がないので受験を回避してほかの学校を受けよう」という行為は避けましょう。
目標を変えることで、受験へのモチベーションが下がり、併願校の入試にも悪影響を及ぼすリスクがあるからです。親子で見据え続けてきた憧れの第一志望校です。合格可能性が低くても、敢然とチャレンジしましょう。
ただし、その際は第二志望、第三志望をしっかり決めて、併願ラインに組み入れておくことが必要です。併願校に進学することも考え、第一志望校と同じくらいの準備をしてのぞみましょう。
最後に
中学生はまだ幼く、学校を広く深い思考で見ることはできませんから、やはり経験豊かで情報量も豊富な保護者が主導権をとるべきですが、あくまで保護者はある程度リードはしますが、最後に決めるのは本人です。
「主導権は保護者、決定権は受験生」というスタンスがお勧めです。
「親に言われたから、この学校を受ける」というような主体性のない受験は、入学後に学校への不満を言ったり愚痴をこぼしたりすることになりかねませんので注意しましょう。
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