夫婦仲というものは子供の受験に大きな影響を及ぼしているということをご存知でしょうか?
受験生は、とても神経質になっています。普段なら大抵のことに動じない子供でも、受験を控えていると動揺しやすくなり、ちょっとしたきっかけで勉強が手につかなくなることがあります。
そこで、この記事では夫婦仲がどのように子供の受験に影響を与えるのか見ていきましょう。
夫婦仲と受験の影響について
夫婦仲が悪いからといって、子供の受験が必ず失敗するわけではありませんし、親を反面教師にして、「学歴を積んで、よい家庭を築く」と決心して勉強に取り組む場合もあります。
とはいっても、やはり家庭環境がよければ良いだけ好影響を及ぼすという点でも夫婦仲は良いに越したことはありません。
家庭環境と子供の成長の関係
国立社会保障・人口問題研究所が公開している「親の行動・家庭環境がその後の子どもの成長に与える影響」という論文によると、家庭環境と子供の成長には因果関係があります。
母親が若い年齢で子供を産む場合、家庭内に複雑な事情があることが少なくありません。1人親家庭や母子家庭でも、解決困難な問題を抱えることが多いでしょう。
そうなれば、子供の受験に悪影響を与えることになることが推測できます。
家計も関係する
国立教育政策研究所が公表している論文「親の所得・家庭環境と子どもの学力の関係」によると、家計と子供の学力は、大きな関係があります。
父親が常勤・正規で働いてお金を稼ぎ、母親が専業主婦で子供の面倒をしっかりみると、子供の学力は向上しやすくなることがわかります。
計算機家庭の経済状況が悪化すると、夫婦仲は悪くなりがちです。また、夫婦仲が悪く、夫婦で協力できないと、家庭の経済問題を改善することは難しいでしょう。
子供の学力を高めたいと考える夫婦は、夫婦仲を良好に保ち、家計を安定させる必要があります。
ここまでの考察から、「夫婦仲」「家庭環境」「親の所得」「子供の学力」の4つは、一体として考えていかなければならないことがわかります。
夫婦が「子供の学力を高めたい」「受験を成功させたい」と思ったら、夫婦仲をよくして、家庭環境を安定させ、お金を稼ぐことが、成功の近道になります。
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受験は子供の心理状況が影響する
夫婦が自分たちの子供に学歴を積ませたいと思ったら、子供の受験を成功に導いてあげる必要があります。
どうしても本当の仲のよさを取り戻せない夫婦でも、高校受験と大学受験の期間は、関係性を安定させましょう。
受験勉強はとてもつらいものです。なぜなら、受験勉強に一生懸命取り組んでいる子供は、自分の実力以上のことをしようとしているからです。
自分の実力の範囲内で活動することは、とても楽です。やることはわかっていますし、やれば必ず成功します。
しかし、自分の実力以上のことへのチャレンジは、そうはいきません。受験生は、そういった誘惑に打ち克たなければなりません。
受験生の子供のこのつらさを想像できれば、両親は「夫婦仲を悪化させている場合ではない」と思えるのではないでしょうか。
「叱咤役」と「激励役」にわかれる
両親が、子供を高校合格や大学合格などに導くには「叱咤激励」が必要です。勉強はつらいものであり、嫌なものでもあるので、子供に強く「勉強しなさい」と命令する叱咤が必要です。
しかし、子供が勉強ストレスに押しつぶされたら、元も子もないので、受験中の子供には「優しく励ます」激励が必要です。
1人の親が、叱咤も激励もしてしまうと、子供はそのどちらかを信用しなくなります。
そのため夫婦は、例えば、父親が叱咤役に徹して、母親が激励役に徹するという、役割分担をしたほうがよいのです。
叱咤役が子供を奮起させ、激励役が子供のストレスを低減させれば、子供はプレッシャーにさいなまれることなく、勉強を続けることができます。
また、夫婦は子供に関する情報を交換して、ときに叱咤を強め、ときに激励を強めるようにしないとなりません。
夫婦は、受験に関する情報も共有したほうがよいでしょう。受験制度は目まぐるしく変わるので、夫婦で効率よく情報を集めていき、子供に適切なアドバイスをしましょう。
夫婦仲がよいほど、受験戦略の精度が確実に高まります。
まとめ
受験という困難な挑戦をしている子供を尻目に、夫婦が口喧嘩していることは、シンプルに「よくないこと」といえます。
それが、受験の結果に悪影響を及ぼしたとしても、なんの不思議もありません。
子供が受験で苦しんでいるときくらいは、夫婦は休戦をして、協力し合って子供をサポートしてあげてください。
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