子供を持つご家庭であれば、1度は考える教育のこと。
低学年のうちは、習い事はピアノが良いのか?そろばんが良いのか?公文が良いのか?と頭を悩ませますが、
学年が上がるにつれて、塾に通っているお友達が増えてくるため、検討し始める方も多くいます。
この記事では、お子様の塾に入る最も適切なタイミングについて解説します。
塾に入るタイミングで最もベストなのは?
塾に入る最も早いタイミングは、
それは小学4年生です。
その理由を解説します!
だんだん学校の授業が難しくなり、ついていけなくなる子が多くなってくるのが小学4年生。
このタイミングで塾に通い始めた子供と、
毎日公園で遊んだりゲームをして過ごしてきたお子様とでは、
明確な学力格差が生まれています。
小学4年生の学力格差についての記事がございますので、参考にしてくださいね。
この4年生の時期に、思考力や判断力を問う問題が増えることから学校の授業が急に難しくなった。と感じ始めるお子様が多く、全国的に見ても小学5年生から塾に入る子が最も増える時期です。
文部科学省がまとめた統計資料によると、教養や芸術に分類されるピアノやそろばん、公文などから学習塾や家庭教師への切り替えが最も増えています。
文部科学省資料はこちら↓
https://www.mext.go.jp/b_menu/toukei/chousa03/gakushuuhi/gaiyou/chousa/1268086.htm
早めに塾に入る3つの理由
まず、1つ目に学習意欲が高まり勉強が習慣化します。
学力格差の最大の要因は、学習意欲が最も大きい比重を占めています。
学びたい!もっと点数を取りたい!
というテストで点数を取るために、少しでも関心を持ってこだわることで、自ら勉強をする姿勢が身につき、授業にも集中して取り組むこともできるようになります。
これが日々、両親という甘えられる存在ではないプロの大人に見てもらうことで、子供なりの緊張感を維持しつつ
学習習慣を身につけることができるようになるからです。
2つ目は、苦手科目や苦手単元を作りづらい。
苦手科目が増えると、精神的にまだ未熟な子供としては、「わかんないもん。」「わからないからやりたくない。」「めんどくさい」と言って嫌煙するようになります。
わからないところが増えていくことで、勉強そのものが苦痛になることは
絶対に、絶対に避けたいところです。
これは、1つ目の学習意欲の重要性についてもご紹介したように、モチベーションが下がると、学力格差を意識する以前に、そもそも勉強をしなくなり、授業にも集中しなくなることで、学校の授業も集中ができなくなっていきます。
3つ目は、基礎学力が身につくこと。
まず、基礎学力とは知っている、知らないと言った基本的な学力のことと考えます。
例えば漢字、四則計算、英語のスペルなどなどの基本的な知識です。
こういった基本知識を知らないとどんな問題も解くことも、問題を読むこともできませんよね?
みんなが難しいと思うような、応用問題も全て、前述した基礎学力の積み重ねです。知っていることが多くなればなるほど応用問題もできるようになってきます。
さて、身につけ方は反復と継続あるのみです。習ったことの3分の2は1日経つと忘れてしまうとも言われています。
そのため、少しでも早いうちに反復と継続を行い基礎学力を身につけることで、小学校高学年、中学校に入学後も苦労せずに取り組むことができるのです。
自分の子供が塾に入るタイミングで1番良いのは?
先程も書いたように、小学校の中学年頃から塾での学習習慣を身につけるのが1番ベストですが、その時期を逃している方であれば、以下の時期を目安に検討いただければと思います。
学校の授業が難しいと感じ始めた時期
小学校高学年では算数の割合、分数、また英語が本格的に導入され、小学校の授業も難易度が上がってきています。
小学校のうちに自分自身の苦手分野を克服することで、中学校にも余裕を持って入学することができ、勉強にもついていけます。
そのため、小学校高学年頃より通塾することが1番良いのではないでしょうか。
志望校の難易度が高いとき
志望校への難易度が高い!と感じた時はまず目標到達への課題を自分の中で書き出したりすることで洗い出しましょう!
目標まで点数が何点足りない、ランクがいくつ足りないと言ったことも全て書き出します。そして、そのために何をしなければならないかを事細かに記載します。
例えば、英語であれば自由英作文ができるようになりたい!と思った場合には単語、連語、文法事項、重要構文…と順に少しずつ覚えていかなければいけませんよね?
このように、課題をどのように克服する、目標への壁を乗り越える、これを一つずつクリアしていくことで気づいたら道は開けるはずです!
ぜひやってみてくださいね。
子供が塾に行きたいと言い出したとき
よくあるケースだと思いますが、子どもが塾に行きたいと言った場合は是非行かせてあげてください。
なぜなら、そのタイミングがお子さんにとって勉強へのモチベーションが1番高いタイミングだからです。
塾に行ってもっと成績を上げたい、周りの仲間と差をつけて目立ちたい、など、いろんなことをお子さんは思っているかもしれません。
本音がその際に聞けるかもしれないので、是非ヒアリングをして、なぜ行きたいのか、目標がこれでこうなりたい。など色んなことを聞いてあげて、その上で通塾させるのがベストではないでしょうか。
子供のテストの結果が平均点を取れない科目が出たとき
平均点を取れない時、そこにはきっと何か原因があるはずです。
英語であれば応用問題ができてない…の前に連語が取れていない、単語のスペルを間違っているなどなにかその手前でのつまづきが必ずあると思われます。
積み上げの教科と言われる英語、数学は特にですが、わからなくなったところをやっていかなければなりません。
(例えば単語ができていなのであれば、一日20個ずつ覚えていくなど…)
ただ、現在進行中の授業の内容もあるので同時に並行して進めなければなりません。
同時に並行するのは子供にとっては大変なことです。できたときは必ず褒めてあげてください。本人も自信となることで壁を越えるべく一生懸命取り組んでくれるはずです。
よく一緒にいる友達が、自分の子よりも学力が高いとき
仲良くしている友達や部活仲間が自分の子供よりも勉強ができる場合、
子供は知らず知らずのうちに劣等感を持つようになります。
自分よりもすごい人たちが周りにいる。
自分はできない、何をやってもダメなんだ。という気持ちが子供の劣等感。
つまり、自分に自信を無くすことで勉強に対するモチベーションを下げる大きな要因になります。
そのような場合、競わせたい!という親の考えで集団塾に行くと、また学力レベルが高い層に囲まれてしまうので
個別指導か家庭教師に通い勉強に対するモチベーションや不安を聞いてもらえるプロの先生に依頼するのが間違いありません。
自分の子供の努力と成績が比例していないとき
努力と成績がしない例は多々あります。勉強で成績がアップするまでに通常6〜9ヶ月ほど時間がかかると言われております。これは研究でも証明済です。
頑張り始めてすぐのタイミングであれば、まだそのタイミングではないだけです。ヤキモキしてしまう時期ですが、少し見守ってみてはいかがでしょうか?
もしくは、勉強のやり方をわかっておらず、要領を掴めていない可能性も考えられます。
その場合はプロの大人相手に指導を受けることで、ぐんと成績が上がる可能性があります。
ぜひ通塾を検討して見てはいかがでしょうか?
以上の6つを目安に、お子様の塾に入るタイミングを検討いただければと思います。
まとめ
塾に入るタイミングで1番良い考えられるのは小学5年生になったタイミングがベストではあるものの、それ以降の学年になっている場合、必要な子と塾を必要としていない子もいます。
ただし、以下のポイントがある場合は塾に入れて専門のプロの講師に見てもらった方が子供の教育にはベストだと考えられます。