朝型と夜型という言葉を皆さんは一度は聞いたことがあるはずです。
よく言われているのが朝に活発に活動をするのが、朝型で、夜に活発に活動をしているのが夜型です。
最近は朝活という言葉もあり朝から活動をすることで一日のスタートから活動するのが流行となりつつあります。
果たして朝型が良いのか、それとも夜型が良いのか。
今回は朝型・夜型のどちらが良いのかと勉強、記憶力を絡めながらお話ししていきます。
中学生は朝型と夜型のどちらが良い?
朝型と夜型では朝型の方が間違いなく良いです。
理由として、朝型の生活で慣れておくことで、普段の授業、受験や定期テストの時に朝から頭が活発になった状態で臨むことができるからです。
そして、中学生であれば試験は必ず朝9時〜10時に開始されますので、普段から朝型にしておくことで生活習慣を夜型から朝方へと変えることなく対応できます。
脳科学的な根拠として、脳は活発に動くまでに起きてから3時間ほど必要であると言われています。
先ほどの試験開始時間が9〜10時であるため、そこから逆算すると6〜7時ごろに起床して生活をすることが理想の過ごし方であるといえます。
このような理由、脳科学的根拠をもとに朝型の方が良いといえます。
夜型を朝型に変える方法は?
夜型の方であれば朝型に帰ることは大変かもしれませんが、朝型に変えることで朝から脳を活性化して過ごすことが可能です。
そのため、この3つの方法で朝型に変えてみてください。
- 起床時間を一定にする
- 食事の時間を一定にする
- 毎日運動を行う
この方法についてそれぞれご紹介していきます。
①起床時間を一定にする
まずは起きる時間を毎日一定にして同じ時間に起床しましょう。
その時に必ず太陽の光を浴びるようにしてください。光を浴びる効果として、身体が起床時間と認識し目が覚めます。
カーテンを開ける、窓を開けて光を浴びても問題ないので、起床時間を一定にして光を浴びましょう。そうすることで目が覚めて脳の働きが活性化してくれます。
この時に無理をしないポイントとして、寝る時間が不規則になっても問題はありません。
起きる時間は毎日一定の時間にして同じ時間に起床するようにしましょう。
②食事の時間を一定にする
二つ目に食事の時間を一定にしましょう。
食事の時間を同じ時間にすることで体の動きが良くなりますし、朝型の活動をするための体内リズムを作る上で必要なものが食事です。
特に心がけるべきことは朝食を食べるということです。
朝ごはんを食べるメリットは内臓の働きが活発になること、脳や身体が目覚めること、さらには体内のリズムとして体が認識してくれることメリットであります。
中には、朝は食欲のない人もいますが、カップスープ、ヨーグルト、バナナといった食べやすいもので問題はありません。
少しでもいいから食べることで体内のリズムを整えることができます。
こういった理由からも食事時間は一定にしましょう。
↑小学生の理想の朝食について書いています!
③毎日運動を行う
3つ目に毎日朝から運動を行いましょう。
まずは短時間でできるウォーキングから取り組んでみるのがオススメです。
運動をするメリットは脳の活性化、ストレス軽減、健康的な体づくり、とこれ以外にも多くのメリットがあります。
最初から過度な運動をしてしまうとストレスとなることがあります。
そのため始めるときは短時間でできるウォーキングがオススメです。
10分間歩くだけで多くの効果があると言われています。
朝起きるのが辛い人は休日の朝にまず試してみるのは一つの手です。
毎日朝に少しずつ運動を行うことで朝から脳の活性化にもつながりますしオススメです。
↑ 昼夜逆転について詳しく説明しています。ぜひ読んでください!
朝型で勉強を行うメリット
朝型の方が良いとお話してきましたが、朝型にすることで勉強、記憶に関しても以下の3つのメリットが大きくあります。
- 暗記に適している
- 思考問題を解くとよい
- 集中力が高まる
この3つについてそれぞれ説明していきます。
①暗記に適している
暗記に適している時間帯であることはメリットです。
朝起きてからまず暗記をすること、前日の暗記した内容を再確認することに適しています。
朝は前日の睡眠中に脳内の海馬というところの記憶が整理されており、朝の暗記は海馬がスッキリした状態であることからすらすらと覚えられます。
ただ、日中の間に様々な情報が脳に入るため忘れてしまう可能性もあります。
その結果、夜よりも朝の脳の方が記憶に関して優秀ですが、夜覚えたことを朝再確認するようにする暗記法が最も良いといえます。
朝は暗記に適した時間帯であるといえます。暗記科目に取り組んでみましょう。
②思考問題を解くと良い
思考問題を解くのに適しているのも朝であるため朝型が良いといえます。
数式パターンや論理的思考をすることに朝が最適となります。
理由として、ドーパミンという神経伝達物質が関係しているためです。
ドーパミンは快感や多幸感を生み出す伝達物質であり、学習や記憶の認知機能を高めることもにも役立ちます。
そしてこのドーパミンは午後以降よりも午前中の方が多いことが特徴なので、頭を使う問題を解いていくことに最適なのが午前中となります。
神経伝達物質が活発に出ることにより、思考問題を解くことに適しているため朝型の勉強が良い理由の一つとなります。
③集中力が高く取り組める
朝は集中力が高い状態で取り組むことが可能なので朝型のメリットとなります。
記憶だけでなく、集中力も発揮しやすく、理由として空腹感と時間制限と環境の3つがあります。
まず、空腹は集中力を高めてくれて、グレリンという体内で分泌されるホルモンが集中力と記憶力を高めてくれます。
空腹のために感覚が研ぎ澄まされた状態であることがまず一つ目の理由です。
次に、時間制限です。朝は学校へ行く準備をする時間が決まっており、その時間までに勉強をしなければなりません。
その時間制限が集中力を高めてくれた状態での勉強につながります。短時間で集中をして取り組むことができる状態となるためオススメになります。
最後に環境です。家族が寝ている、静かな時間であることから勉強に集中できる環境となります。
騒音もないことも含めて勉強に集中しやすい状況であります。
この3つの理由から朝から勉強をすることが良いといえます。
記憶もスッキリした状態となるため朝から勉強することで記憶もでき、集中力も高い状態で取り組むことができますのでぜひ取り組んでみましょう。
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まとめ
今回は朝型・夜型のどっちが良いか、勉強・記憶力に良いのかについてまとめていきました。
朝型の方がよく、そして朝に勉強をすることで、記憶の定着、集中力、思考問題も解くことに最適な時間は午前中であるといえます。
また、朝型に変えるには運動、食事なども大切であり、毎日一定のリズムで生活できるように整えることが朝型にリズムを変える方法です。
朝と夜のどちらが勉強に最適か、そして朝型の勉強について知りたい人はこちらを読んでみてくださいね。
↑朝勉強と夜勉強の違いとメリット・デメリットについて説明しています!