みなさんは文系、理系を高校1年生の終わり頃までには決めないといけないのをご存知ですか?
文系、理系と選択することで自分自身の将来の夢、目標にもつながっていく非常に大切な選択となり、特に、高校1年生の方は頭を悩ませている人も多いことでしょうし、そして過去に頭を悩ませた人もいたのではないでしょうか。
文系、理系を選択するときに何を基準に決めたら良いのか、そして文系、理系と選択することでどのような道があるのかわからない方も多いかもしれません。今後の人生を左右する材料の一つとなることから文理選択は大切な選択となってきます。その中で文系、理系を決める上で大切なポイントが6つあります!一体どのような内容が大切になるのでしょうか。
今回は文理選択において決める前に知っておきたい6つのポイントをご紹介していきます。
①将来の目標、就きたい仕事から文理選択をする
将来の目標、就きたい仕事から文系、理系を選択していきましょう。
例えば、医者志望であれば医学部に入って医者となるための勉強が必要となります。それであれば理系科目の化学、生物が必要となるため理系を選択していくこととなるでしょう。
このように将来就きたい仕事から逆算して文系、理系の選択をすることが可能となります。
文系、理系の仕事を簡単に分けるとこのように分かれます。
文系の仕事 | 理系の仕事 |
---|---|
営業職 | 研究職 |
事務職 | 医療関係 |
販売職 | 薬剤師 |
法曹関係 | 施工管理 |
臨床心理士 | 宇宙飛行士 |
上の表のような仕事に就きたいと考えている方は文系、理系をそれぞれ選択して進むべきでしょう。
法曹関係は法学部から法科大学院、臨床心理士は心理学部から臨床心理学部のある大学院と進むべき道が見えてくることになりますし、医師は医学部、薬剤師は薬学部、施工管理は建築学部といくべき道が見えてきます。
このように自分の将来の目標、就職をしたい仕事から逆算していくことによって文系、理系を選択していくことが可能となってきます。自分のやりたい職業、目標が明確に定まっている場合は明確に文理選択を行うことが可能です。
文理選択において将来の目標、就きたい仕事から文系、理系の選択を行っていくのは1つの選択ポイントとなってきます。
②学びたい学問から文理選択していく
学びたい学問は?
大学でどの学問を学びたいかによって文理選択を行っていくのもポイントとなります。
文系、理系と呼ばれる学問はそれぞれこのようになってきます。
文系 | 理系 |
---|---|
法学 | 工学 |
経済学 | 理学 |
文学 | 農学 |
教育学 | 医学 |
考古学 | 薬学 |
心理学 | 看護学 |
以上のように文系、理系と分かれていきます。工学を学びたい方は理系、法学を学んでいきたい方は文系と自分がどの学問を学びたいかによって文理選択を行うことができるはずです。
そして、法学であれば法学部のある大学を志望することにつながりますし、どのような科目を選択して進めていかなければならないかも明確となっていくことでしょう。
文理選択におけるポイントとして学んでいきたい学問から文理選択を行っていくのもおすすめです。
③得意教科・不得意教科で文理選択をしない
得意教科、苦手教科で選択をしないことも選択のポイントです。
得意だから…苦手だから…で文理選択をせずに、自分の進みたい道から逆算して選択を行うことをオススメします。得意教科、苦手教科から文理選択を行ったとしても、苦手な科目と文理選択後も向き合わなければならないことも数多くあり、結果的に苦手科目から逃れられないことになります。
例えばですが、数学を避けても文系が進むことが多い学部の経済学部では数学を使用していきます。理系で研究室に入った場合でも国語で培う文章能力は必要となってきます。
このように文理選択の時に、得意・不得意科目を理由に文系・理系を選択することによって不得意科目を避けるために選択をしても結果的に苦労してしまいます。
苦手科目があったとしても将来の目標や受験を見据えて勉強を行えば克服も十分に可能となるので、苦手だから…得意だから…という理由での文理選択はしない方が良いでしょう。
④好きなこと、興味のあることから文理選択をする
明確な目標がなかったとしても、自分の好きな教科、興味のあることから文理選択を行っていくのも一つの手段となります。自分の好きな科目、趣味などから文理選択を行っていき、それをきっかけにやりたいことが見えてくることもあります。
好きなこと、趣味に関わっていく職業に進むために文理選択をして、その職業を目標に進路にするのも素晴らしい理由ですし、選択ポイントの一つとなるでしょう。
例えば、野球に関連した仕事に就きたい方の場合は、野球選手以外にも多くの職業で関わることが可能です。栄養学から野球に貢献すること、そして通訳としてチームに入りたいというものも野球に関わる一つの例となってきます。
栄養学であれば栄養学科として理系へ、野球選手の通訳であれば英語やスペイン語が主に必要となるため外国語学科を選択するために文系へ進むというように進路選択を行うことが可能となります。
先程の例のように、全く勉強と関係のありませんが、好きなものや趣味をきっかけに文理選択、進路選択、希望の就職先を見つけることが可能となってきます。
好きなこと、趣味から進路を結びつけて、関わり方を見つけることができれば文理選択をする選択ポイントの一つとなるでしょう。
⑤周囲の人に流されずに文理選択を決める
周囲の人の意見で流されて文理選択を決めることのないようにしましょう。
昨今は理系の方が就職しやすい流れがあるため、理系に進んだ方がいいという意見をもとに進んでしまい後悔してしまった、など人の意見で進路を決めてしまった場合は後悔してしまうことも多々あります。
自分自身のためを思ってアドバイスはしてくれますが、自分自身の進路における責任は自分でしか取ることができません。あの時…と後悔してしまったとしても責任は自分で取るしかなく、周囲の人に流されて文理選択をした場合に後々後悔してしまうこともあるでしょう。
周りの意見を全く聞かないことは大変よくないですが、周囲からの意見はうまく取り入れて参考の1つとして考えて進めるのがオススメです。
自分自身の意思を持って最後は文理選択を行っていくのが良い決断となるでしょう。
⑥年収を決め手に文理選択をする
文系、理系どちらにしようかここまででも迷っている方も多いかもしれません。
文理選択に迷った方は、年収で文系、理系を選択していくのも文理選択の一つかもしれません。
平均年収の違いですが、文系の平均年収は551万円、理系の平均年収は638万円と平均年収の面でも大きく理系がリードしています。その一方で、生涯年収となると文系は5000万円ほど高いという統計結果も出ております。文系出身者が管理職へと出世することによって給与が上昇していくことが生涯年収で文系が逆転する理由となります。
最初の給与がいいのが理系、後々上がる可能性があるのが文系となっています。
迷った方は最初から高い給与が欲しいか、出世して給与をもらえるようにしたいのか、年収の面から文理選択をしていくことも選択ポイントとなってくることでしょう。
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まとめ
今回は文理選択における6つのポイントをまとめていきました。
文系、理系の選択は高校1年生の冬までには決めなければならないのであまり時間は多くありませんが、文理選択は大学の学部、就職先、就職業種における大切な選択の一つとなってきます。そのため自分が何をしたいのかどのようなことを学んでいきたいかを考えて自分の意思で選択するようにしましょう。
もし、文理選択で悩んでいる方、まだ決まっていない方はこれを読んでぜひ一緒に考えてみてくださいね。