高校生になると小学校、中学校よりもお小遣いが更にアップします。そして、高校生になると今までよりも遊びに出る回数も、いく場所も増えさらにお金を使う機会も増えてきます。
そこで今回は、高校生の子供のお小遣いの平均額と相場、おすすめの決め方について紹介して行きます。高校生のお小遣いのお小遣いの平均額と相場はいくらなのか。おすすめの決め方はどのような決め方があるのか。
詳しくご紹介して行きます。
高校生のお小遣いの平均額と相場とは?
高校生のお小遣いの平均額は5,114円、そして相場は5,000円となります。
高校生の多くは5,000円のお小遣いで毎月やりくりしています。金融広報中央委員会 子どものくらしとお金に関する調査(第3回)2015年度調査によると、最も多い回答が毎月5,000円、最も多い割合の解答が5,000円以上〜7,000円未満で約4割、そして高校生の8割ほどがお小遣い7,000円未満という結果となりました。
7,000円以上もらっている高校生は少数であることもこの調査でわかる結果となります。
高校生のお小遣いは毎月5,000円が相場です。次に、使い道についてもご紹介して行きます。
高校生のお小遣いの使い道は?
高校生のお小遣いの使い道トップ10がこちらになります。
金融広報中央委員会 子どものくらしとお金に関する調査(第3回)2015年度調査より参照
順位 | 使い道 | 割合 |
---|---|---|
1位 | 友達との外食・軽食代 | 89% |
2位 | おやつなどの飲食物 | 88% |
3位 | 休日に遊びにいくときの交通費 | 79% |
4位 | 友達へのプレゼント | 79% |
5位 | 昼食 | 73% |
6位 | 家の人のプレゼント | 70% |
7位 | 映画、ライブのチケット | 69% |
8位 | 文房具 | 65% |
9位 | 小説、雑誌 | 60% |
10位 | 漫画 | 57% |
この結果の通り、友人との外食、飲食物、休日の交通費に使っている高校生が非常に多くいます。
高校生になると小学校、中学校よりも友達付き合いにお金を使うことが増えるため、友人との外食・飲食代、おやつなどの飲食物に9割の高校生がお小遣いを使っています。
今までよりお小遣いの金額が増えてくることから外食の回数、遊びに行く回数、おやつを食べる回数、金額もそれぞれ増えてきます。
友達との時間もとても大切なので必要な時間ですが、部活動、塾などに行く高校生であれば毎月5,000円で問題なくやりくりは可能となります。
外食なども楽しみつつ、自分のお小遣いの範囲内でうまくやりくりしましょう。
お小遣いのおすすめの決め方は?
高校生のお小遣いの決め方は以下の2つで決めるといいでしょう。
- 周囲と相談して金額を決める
- 子供に周囲の友人のお小遣いを確認させる
①周囲と確認して金額を決める
周りの保護者と確認して同じくらいの金額をお小遣いにすることをお勧めします。
例えば周りは5,000円なのに、自分だけ3,000円ということになった場合、お小遣いが足りずに遊びに行くこともできなくなることもあります。その結果、周囲から付き合いの悪い人と子供が思われてしまう可能性もないとは言えません。
子供自身が寂しい思いをすることは保護者にとっても悲しいことです。
家庭事情に限界がある場合はこの方法は難しいですが、子供自身にとっては周囲と同じお小遣い額である方が本人にとっても幸せです。
周囲の保護者にも聞き取り、お小遣いを他の子と同じくらいの金額にすることをおすすめします。
②子供に周囲の友人のお小遣いを確認させる
子供本人に周囲の友人のお小遣いに金額を確認させる方法です。
少なすぎた場合は修正して多くしてあげることが可能となります。高校内でお小遣い額がいくらかという話は必ず一度は出る話題です。
周りより少なく悲しい思いをするくらいならば、子供の周囲の友人と同じ金額で同じくらいの感覚を持たせてあげることをおすすめします。
お小遣いをあげるときの注意点は?
お小遣いを上げるときの注意点としてこの4つに注意して渡しましょう。
- 遊ぶときのお金はお小遣いでやりくりする
- 使い道を細かく口出ししない
- 貯金の意識を持たせる
- 浪費をしないように伝える
1つずつ解説して行きます。
①遊ぶときのお金はお小遣いでやりくりする
遊びに行く回数も増えますが、遊びに行ったときのお金はお小遣いの中でやりくりさせましょう。
その代わり、参考書や文房具代など勉強に使う内容、携帯代、交通費は親が出すなどの取り決めも行うべきです。
高校生になるとカラオケや娯楽施設に行くことも増え、一回あたりの使用金額も増えてくることが増えてきますが、金銭感覚を養っていくためにもお小遣いの中でのやりくりをするようにしましょう。
そのためにもお菓子、ジュースを無闇に買いすぎずに節約を行うことがとても大切です。
将来の練習のためにもお小遣いの範囲内で生活を行なって行きましょう。
②使い道を細かく口出ししない
使い道について細かく口出しはせずに見守りましょう。
何から何まで口出しをしてしまうと子供の金銭感覚が身に付かず、子供にとってよくありません。高校生なので一人の大人として見てあげる方が子供の反発も少なくなります。
口出しをしないことにより子供も責任が芽生えます。使い過ぎてしまった場合でも臨時でお小遣いを渡すことなどはしない代わりに、使い道はある程度子供に任せて、口出しはしないようにしましょう。
③貯金の意識を持たせる
貯金に対しての意識を持たせるようにしましょう。高校生となると間も無く大人となります。
毎月ある分だけ使ってしまう生活をすると大人になってからもなかなか改善をすることは大変になってきます。
毎月500円、1,000円と決まった金額で少しずつ貯金をするように伝え、少しずつ貯金をさせるべきです。コツコツと貯めれば、毎月500円で年間6,000円、毎月1,000円で年間12,000円と大きな金額になり、子供も貯金の意識を持つのと持たないのでは今後の将来で大きな違いとなります。
将来の成長のためにも貯金の意識を持たせるようにしましょう。
④浪費をしないように伝える
浪費、無駄遣いをしないように伝えましょう。
無駄遣いをすることで必要のないものを買うことにつながりますし、自分自身が苦労してお金ではありません。
外食に行って使う、お友達と遊びに行ってお金を使うことは何の問題もありませんが、あまりにも使い過ぎてしまうと金銭感覚を失うこととなります。また、浪費をして貯金をしないことで毎月のお小遣いの金額内でしか欲しいものが買えない状況につながり、本人にとっても良くはありません。
大人になった時に浪費癖がついてしまうと治すのは大変になってくることからも浪費、無駄遣いはしないように伝えましょう。
まとめ
今回は高校生のお小遣いの平均額と相場、おすすめの決め方についてまとめて行きました。
高校生の相場は5,000円となります。多くの高校生は毎月5,000円のお小遣いであり、その中で外食やお友達と遊ぶ時に使う時に使っている子がとても多くなっています。
そして、お小遣いが多くなることもありますが、金銭感覚を養うためにも遊ぶ時のお金はお小遣いでやりくりするようにして行きましょう。そして貯金の意識を持つこと、浪費しないように伝えることは必ず伝えることも忘れずにお小遣いを渡すようにしてくださいね。
お小遣いについて悩んでいる方はこれをみてぜひ参考にしてみてください。