小学校の高学年から中学生になると迎える反抗期と思春期。体の成長、心の成長が著しい時期であり、男子も女子もこの時期に急激に成長することとなります。
思春期や反抗期を迎え、大人になるために日々成長していくこととなりますが、反抗期に突入する時期であることもあり大人に対して反発する子もいます。
そこで今回は反抗期や思春期の特徴とは何か、そして大人の対応方法についても紹介していきます。
反抗期・思春期の特徴とは?
思春期、反抗期を迎えることとなり、今までにない行動をする子供も増えます。
思春期や反抗期の子供によくみられる特徴を一つずつ紹介していきます。
悪いことをしてみる
思春期の子供は悪いことやものに憧れを持ち、悪い人ぶってみることが多くあります。
ヤンキーのように振る舞ってみることは一番わかりやすい例の一つです。
思春期の時期は多感であるがために悪いことを一度はしてみたいと考え、憧れを持ち飲酒、喫煙などの法律で禁止されていることを試しにやってみようとします。
多くの人は成長していくにつれて興味や関心は無くなることが多いものの、保護者が厳しく制限しすぎた場合にそれに反抗するべく悪いことを行うことがあるので気をつけるべきです。
制限をしすぎると制限がなくなった時に急に悪いことを行ってみたり、心が発達しないまま大人になることもあります。
多感な時期ゆえの行動であるため、制限はしすぎずに見守ることが大切です。
思春期の子供の特徴として悪いことをしてみることは挙げられます。
性に関心を持つ
思春期の小学校高学年から中学生の間に性に関心を持つことも特徴です。
異性に興味を持つようになり、好きな子ができたり、性的な行為に関心を持ち始めることも思春期の特徴です。
昔と異なり、スマートフォンで簡単に情報を集めることができるようになっており、誤った情報、よくない情報を簡単に手に入れることが可能で、誤った情報、よくない情報から知識を身につけかねない時代です。
そうはいっても、露骨な教育は難しいため、さりげなく教えていくことが良いといえます。
そして、子供にとって最も身近な男女の存在は両親となります。夫婦が仲良くしていることを見せることで子供にとっての見本になりますので、そのような姿を見せてあげることが大切です。
思春期、反抗期とは何かだけでなく、その特徴や接し方についてもまとめています!
大人の対応方法について
思春期や反抗期の子供はストレスを受けやすく繊細であるために接し方には気をつけることが大切です。
あまりにも配慮がない場合は反発や反抗が悪化することにつながります。
そうならないためにも、反抗期の対応方法として以下の7つを行ってみることが良いです。
- 過干渉にならないようにする
- 会話は否定から入らない
- 子供の言動は間に受けない
- いつもと変わらずに接する
- 叱りすぎないようにする
- 感情的にならないではなす
- 褒める時は褒める
過干渉にならないようにする
ストレスがかかりやすい時期であるため、過干渉にならないように接することが対応方法の一つです。
大人からの干渉を望まない時期でもあり、あまりにも干渉をされる場合は、子供の反抗期の悪化につながります。
反抗期や思春期の一過性のものであるため、子供自身から距離を置いてきますが、干渉しすぎないことが大切です。
あまりにも構いすぎてしまった場合は、反発心から逆効果となることがあります。
会話は否定から入らない
会話を否定から入ることも避けるべきです。
反抗期や思春期は攻撃的な言動や、親への拒絶があることも多くありますがそれを改めるべく叱りつけたり、会話を否定から入ることは本人にとっても親子関係にもマイナスになります。
子供を否定することでさらに反抗することもよくありますので、反抗期の子供に否定的な言葉や会話を否定から入ることは避けるべきです。
子供の言動は間に受けない
反抗期の子供の言動を間に受けないことも対応方法の一つです。
中には反抗期を経験していない親もおり、急に攻撃的な言動をされて傷ついてしまう保護者もいます。
しかし、経験している方は反抗期の子供の気持ちがわかったり、ストレスを発散しているだけであることがわかるため、間に受けない対応が可能になります。
子供の言動は本意ではないことからそれが理解できれば感情的になっただけ、気持ちのコントロールができないだけであると受け流すことができて気持ちの面で楽になることができます。
間に受けすぎずに子供の言動を聞いてあげることも良い対応方法の一つになります。
いつもと変わらずに接する
反抗期だからといって距離感は空けすぎずにいつもと変わらず接することも大切です。
子供と距離感を話しすぎてしまった場合、子供は無関心になってしまった、見捨てられたと感じて状態も悪化します。
どのような状態でも変わらずに接してあげることで子供の安心感につながることになります。
反抗期だからといってもいつもと変わらない接し方をすることも対応方法の一つになります。
叱りすぎないようにする
反抗期や思春期の子供に叱りすぎないことも対応方法の一つです。
何もかもを否定してしまう、叱りすぎてしまうと子供は反抗心を強めてより反抗することになります。
時には叱ることや注意することもありますが、その時は一度に済ませることが大切です。
何度も言われることは子供の負担になるだけでなく、反抗心を強める結果になります。
そうならないためにも叱るときは一度ですませ、叱りすぎないことが大切です。
感情的にならないで話す
子供に反抗的な態度を取られても感情的に対応をしないことも対応方法の一つです。
反抗的な態度を子供は親に取りますが、その態度に感情的になることは避けるべきです。
親が感情的になって子供に話すと、子供は反抗期ということもあり、さらに強い反抗心を持つことになります。
その場合、親子関係の悪化や、反抗心を強めることにつながります。
そのようなことを防ぐために反抗期の子供に対しては感情的にならずに対応をすることも対応方法の一つです。
褒める時は褒める
反抗してきても、良いことをした時などは褒めることも大切です。
成長してもまだ未熟な部分も多く、素直な一面も子供は持ち合わせていますし、褒められることは誰でも嬉しいものです。
良いことをした、手伝ってくれた、テストを頑張った時などは褒めてあげて子供のモチベーションにつなげることも一つの手になります。
親の気持ちもわかり、子供にとって親への感謝を感じる良い機会です。
良いことをした際は子供を褒めることも大切になります。
反抗期の対処法だけでなく、息抜きの仕方なども解説しています。
まとめ
今回は反抗期、思春期の特徴や、反抗期の対応方法について解説していきました。
異性に興味を持ち始めたり、悪いことやものに憧れたりする年代ではありますが、一時的なもので年齢を重ねるに連れて次第にそのようなものへの関心は薄れていくことになります。
さらに、対応方法も反抗してくるからといって距離は空けすぎず、かつ干渉しすぎない一線を引いた接し方が子供にとって良い対応方法になります。
思春期、反抗期のお子さんがいる方などはぜひ参考にしてみてくださいね。