それぞれのご家庭に教育方針と言うものがあります。多くの家庭ではそれぞれ決まりがあり、どのように教育していくのかについてそれぞれ決めている家庭が多くあります。
さらに、決め方も具体的な家庭も多くあり、その家庭の教育方針として受験の時には願書に教育方針を記入することとなりますので、家庭の教育方針を決めておくことがとても大切になります。
そこで今回は家庭の教育方針の具体的な決め方、家庭の教育方針を絡めた願書の書き方についても詳しく紹介していきます。
教育方針の具体的な決め方は?
家庭の教育方針の決め方として、
- 育って欲しい子供像を決める
- 実際の取り組み方を決める
- 家庭教育で大切にしていることを決める
- 子供への接し方を決める
以上の決め方をすることで具体的に決めることができます。
育って欲しい子供像
家庭の教育方針の第一として子供にはどんな子に育って欲しいかについて決めることが大切になります。
例えば、挨拶をきちんとできる子、明るい子、優しい子、思いやりのある子などの例を考えてみるとわかりやすい例になります。
どのような子供に育って欲しいのかについて考えることで教育方針を決めることができます。
具体的な子供像から育って欲しい子供の像を決めることにより、教育方針を決めることが可能になります。
実際の取り組み方
育って欲しい子供像が決まった後は、子供をそのように育てるためにどう取り組むべきかについて決めていきます。
挨拶をできる子であれば、どのような時に挨拶を促したか、また親である自分自身が挨拶を自分からできているか、優しい子であれば友達にどう接していくべきなのか、どう接するように教えたかなどを振り返ることができます。
このように具体的な行動を振り返った上で、実際に行った内容を書くことで願書でも説得力を持たせた上で記入することが可能となります。
2つ目に決める内容として実際の取り組み方というものを決めていくのが良いです。
家庭教育で大切にすること
子供を育てる上で特に大切にするべきことも考えていく必要があります。
子供を育てる上で多くのことを大切にしている家庭も多くいます。その中でも特に大切にしていることを書き出すのがここでは重要です。
例えばルールを守ることを一番大切にしている場合は、親から時間を厳守している、約束は破らないことなどの良い手本を見せていることなどが出てきます。
このように掘り下げて考えていくことにより、普段から心がけていることや特に大切にしていることが出てくる人も多くいます。
なぜ重要だと思うのかをそこから掘り下げることでさらに説得力を加えることができます。
子供を育てる上で大切にしていることも教育方針として考えておくことが必要です。
子供への接し方
家庭での子供の接し方についても決めておくことが大切です。
育って欲しい子供像に近づけるために、一貫性を持たせていくことが大切になります。
日々の過ごし方、友達への接し方などから適切ではない場合にどのように接しているかもここで考えることができます。
特に休日の過ごし方に関しては、個性や保護者の過ごし方や考え方が反映されることが多くなります。
家族で何かをしたり、好きなことに没頭したりと多くの面が見えてくる時間の一つです。
休日の過ごし方だけでなく、日常の接し方からも一貫性を持つことが可能となります。
家族で子供にどのように接するか、接しているかについても考えておくことが大切になります。
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願書はどうやって書く?
願書を書くときは大きく4つのポイントから書き出していくと書きやすくなります。
以下のポイントを参考にしてみてください。
- 出願先との合致ポイントを見つける
- 具体的エピソードを入れる
- ありのままの姿を素直に書く
- わかりやすい表現で書く
以上の内容をもとに書き出してみると願書が書きやすくなります。
合致ポイントを見つける
幼稚園や小学校の教育方針とご家庭での教育方針で合致しているポイントを見つけ、そこから書くことで書きやすくなります。
その時に教育方針は説明会やホームページ、パンフレットなどでよく確認を行うことが必要です。
説明会で実際にお話を聞くことで思いや指導方針、在校生の様子などの様々な面を見ることができ願書に記載しやすくなります。
共感できる部分、合致している部分がある場合は、合致した部分、共感できる部分について思いを伝えることで説得力を持った説明ができることとなります。
教育方針で共感できる部分、合致している部分を見つけて書くことで願書が書きやすいものになります。
具体的エピソードを入れる
願書で家庭の教育方針を書くときのポイントの2つ目は教育方針に具体的なエピソードを交えることで書きやすくなり、読み手に伝わりやすくなります。
例えば挨拶ができる子という方針であれば、近所の人と会ったら自分から挨拶をしていること、自分から率先して挨拶ができることなどがエピソードの具体例になります。
具体的な書き方として、
挨拶をしっかりできる子に育って欲しいと思います。
理由として、人間関係を気づくためには挨拶がまず第一であるためです。
元々人見知りな面があるため、家庭での基本挨拶をまず徹底しています。家庭での挨拶ができるようになったこともあり、今は近所の方、大人の方に自分から率先して挨拶ができるように日々取り組んでいます。
このように書くことで、挨拶ができる子に育てたい教育方針、そのためにどのような行動を日々行っているか、そのエピソードについて書くことにより具体的なエピソードを交えた内容となっています。
以上のように具体的なエピソードを入れることで書きやすくなり、読み手にも伝わりやすい内容の願書を作成することができます。
ありのままの姿を素直に書く
子供のありのままの姿を書くことも願書の記入で必要になります。
合格をしたいがために、家庭の教育方針やエピソードを大きく書いてしまうと子供にとってマイナスになります。
そのマイナスな理由として、子供自身の本当の姿がわからなくなることが理由です。
幼稚園や小学校の先生方は事実が掴めず、的確な指導方法などが掴めないことにつながります。
さらに、親の期待、押し付けを記載してしまった場合には、具体例を答えられず子供の頑張りが水の泡になることもあります。
水の泡になった場合、一番悲しむのはここまで頑張ってきた子供です。
そうならないためにも、できること、できないことも含めてありのままの姿をきちんと伝えることが大切です。
わかりやすい表現で書く
願書を書くうえで、わかりやすい表現で書くことがとても重要です。
文字量を書いても何も伝わらなければ意味がありません。
多すぎる文字量よりもわかりやすい表現の方が読み手にはわかりやすく伝わります。
どのような教育方針で育てているのかは一文の中に1〜2つ程度に絞り、具体例、エピソードを盛り込んで書くのが良いです。
例えば、先ほどの一例以外にもこのような具体例を用いて書くと読みやすい文章になります。
優しい子どもの場合
相手の気持ちを思いやることのできる優しい子になって欲しいと考えています。理由として、困った時に他の人に手を差し伸べられるような子に育って欲しいと考えるからです。
今は近所の方々にも声かけを行っており、子供の個性を尊重しつつ相手を思いやった声かけを教えています。
仲間を大切にできる子どもの場合
仲間を大切にして信頼関係を構築できる子に育って欲しいと考えています。
なぜなら、親である私たちが仲間に救われた経験が数多くあるからです。子供も友達の話をしてきた時には相槌を打ちながらそのお友達の立場に立って考えるきっかけを親からも作っています。
お友達を助けたり、お友達に良いことをした時にはいつも褒めるようにしています。
以上のような流れで作成していくとわかりやすい願書になりますので、ぜひ参考にしてください。
まとめ
今回は家庭での教育方針の具体的な決め方や願書の書き方を紹介しました。
具体的な決め方は育って欲しい子供像から実際の取り組み方、大切にしている家庭教育、子供への接し方を掘り下げていくと教育方針は決めやすくなります。
願書の書き方は志望先の教育方針の合致ポイントを見つけること、エピソードを入れて具体的に書くこと、子供の様子を素直に書くこと、表現はわかりやすく書くことによって願書を具体的に書くことができます。
願書での家庭での教育方針についてこちらをみてぜひ参考にしてみてください。
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