家庭内で決めておくと良いものの一つに教育方針というものがあります。
それは、子供をどのように成長させるのかについての方向性を指すこととなり、将来どのような人に成長して欲しいかということに関わってくる大切なものの一つです。
そこで今回は家庭の教育方針を決めておく上でのメリットを7個紹介していきます。今回は失敗例も含めて紹介していきます。
家庭の教育方針を決めておくメリット7選!
教育方針は明確にしておくことでメリットがあるため決めておくと良いものです。
様々な教育方針がありますが、決めるメリットは以下の通りになります。
- 子育てについて話す機会ができる
- 子供の人生や将来を考えることができる
- 家庭内での意見の食い違いを防ぐことができる
- 育って欲しい子供像を明確にできる
- 子供の才能や可能性を伸ばすことができる
- 目標設定がしやすくなる
- 子供に矛盾がなくなる
以上のメリットについてそれぞれ解説していきます。
子育てについて話す機会ができる
子育てについて夫婦でじっくりと話す機会を作ることができるのは大きな利点です。
将来に関わる話を二人ですることで子供への責任も持つことができますので、じっくりと話し合うべきです。
お互いの考えから教育方針をすり合わせていくこととなるため、話し合う前よりもコミュニケーションを取ることができるようになります。
子供の成長にもつながっていくため、定期的な話し合いがおすすめです。
子供の人生や将来を考えるきっかけができる
子供にどんな人生を送って欲しいか、どのような人になって欲しいかについて話し合うことができることも利点です。
教育方針を決めるときに将来のイメージを持ちながら話すことになるため、子供の将来についてじっくりと話し合うことも増えてきます。
どんな人生を送って欲しいのか、どんな人になって欲しいのかについて話し合うことで子供の教育方針も決めることができます。
人生や将来を決めるきっかけにもなることからぜひ話すことがおすすめです。
家庭内での意見の食い違いを防ぐことができる
教育方針を定めることにより、お父さんとお母さんの間での意見の食い違いを防ぐことにもつながることが3つ目の利点です。
両親の間でも教育環境に異なりがあり、それが意見の相違につながることもあります。
相違しないためにもあらかじめ教育方針を定めておくことにより、意見の相違を防ぐことができ、教育方針という軸があることで軌道修正も可能です。
家庭内での教育方針の設定により、意見相違を防ぐことができることもメリットの一つです。
育って欲しい子供像を明確にできる
教育方針を決めておくことで育って欲しい子供像が明確にすることもできます。
教育方針を決めることでどのような成長をして欲しいのかについての具体的な希望が出てくることになり、明確に育って欲しい子供像を浮かべることができます。
教育方針を定めておくことで成長過程にあっている環境を整えたり、その教育方針に沿った方向性で子供を育てることが可能です。
子供の将来のビジョンを描くこともできることから、必要なもの、不要なものを判断することもできるようになります。
子供をの成長ビジョンを明確化させることによって育って欲しい子供像を具体的に思い浮かべることができることも利点になります。
子供の才能や可能性を伸ばすことができる
教育方針を明確化させることにより子供の才能と可能性を伸ばすことができることにもつながります。
教育方針を決めておくことで習い事や学習塾選びも行うことができるようになり、目標に合わせて決めることが可能です。
その目的、目標に向けて進めることができ、子供の可能性が広がってきます。
友人に合わせて習い事を始めることも本人の可能性が広がることもあり良いのですが、それ以上に教育方針から習い事を決めていくのが良いと言えます。
才能や可能性のためにも教育方針を明確化させておくことが良いです。
目標設定がしやすくなる
教育方針を固めておくことで、子供の志望先をどうするべきかについてなどの目標を設定しやすくなります。
将来に向けての漠然とした目標ではなく、子供の近い未来の声なければならない目標などをまず設定することが良いです。
志望校への合格などの身近な目標が一番設定しやすい将来の目標と言えます。
何から始めていくべきなのか、ステップアップの方法も含めて目標設定を行うことで道筋が立てやすくなってきます。
子供に矛盾がなくなる
教育方針があることで子供に対しての矛盾がなくなることも利点です。
考えがブレてしまったり、考えを一方的に押し付けてしまうことになっては子供にとって非常にマイナスです。
道徳観や価値観を一方的に押し付けることがなくなるのと、教育方針に沿っての指導となり一貫性が子供の指導に出てきます。
子供の指導に矛盾がなくなることにもつながってくるため教育方針を設定することが有効です。
家庭の教育方針の失敗例とは?
教育方針を決めるメリットも多くありますが同時に失敗例というものもありますので、以下の3つの例を挙げてご紹介します。
理想を押し付けすぎてしまった
理想の教育方針を押し付けてしまった例が失敗例の一つにあります。
無理な理想や期待を押し付けてしまうと子供が精神的に疲弊することに繋がります。
さらに、子供が萎縮してしまい、本来の長所を見失うこともあります。
そうならないためにも子供の年齢や性格、そして個性をよく見て理想を押し付けすぎないことが大切です。
自分の当たり前を基準にしてしまった
お父さんやお母さんの当たり前を基準にしてしまったということも失敗の例の一つです。
生きている環境や時代などが全く異なるため、自分の当たり前は子供にとって当たり前ではないことも多くあります。
それに加えて、人生経験が非常に短いので、わからないこと、できないこともあって当然です。
自分自身の当たり前を基準にせずに教育方針を考えることが大切です。
短所に目を向けてしまった
他の子と比べてここが弱点、これが苦手などの足りないところを探してしまうのも失敗例になります。
子供の成長にとってよくないだけでなく、短所に目を向けられた子供は日々萎縮することや自信喪失にもつながることになります。
短所を改善できることももちろん良いことですが、短所に目を向けすぎてしまうのは子供にとってよくありません。
比べて短所を見つけるのではなく、成長しているポイントや、長所に目を向けることを意識した方が良いと言えます。
まとめ
今回は教育方針を決めるメリット7選と、その失敗例について紹介しました。
教育方針を決めることは子育てや子供の人生について話したり考えたりすることのできる貴重な機会となります。
さらに、意見がそれぞれ異なっていても方針があることですり合わせもでき、育って欲しい子供像なども教育方針から決めることができます。
子供の成長にとって教育方針を決めてその軸から育てていくのが良いと言えます。
もし教育方針をどうしたら良いか悩んでいる方はこれを見て決めてみてくださいね。
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