定期テストが近いのに全然勉強が進んでいないけどどうしよう! いつも定期テスト前に勉強しようとするけど何から手をつければいいのかわからない!
そんな悩みを抱えている人も多いかと思います。
本来、定期テストというのは普段からしっかり勉強した上で、テスト前に追い込みをかけるものなので、定期テスト前に焦っても遅いです。
しかし、それでも点数を上げたいという人のために、点数を上げるために定期テスト前にやるべきこと、やるべきでないことをマナビバが解説していきます。
定期テスト前にやるべきこと5選
中学校の定期テストは3学期制なら各学期末で年3回、2学期制なら中間と期末で年4回あるという学校が多いと思います。
数ヶ月間の勉強の成果を発揮する場ですので、一夜漬けで高得点というのは難しいです。
しかし、それでもテスト前になってからでもできることはあるので、確認していきましょう。
暗記科目を集中的に勉強する
定期テストまで時間がない場合は、まずは暗記科目中心で勉強するとよいです。
暗記科目は、理科や社会は用語を暗記すれば一定の点数が取れる科目です。
しかし、英語や数学は基礎からの積み重ねが必要で、基礎がわかっていないと点数を取りにくいのです。
例えば、英語ならbe動詞と一般動詞の文の区別がついていなければ、進行形や受動態の疑問文や否定文は作れませんし、数学なら比例・反比例で座標平面について理解できていないと、二次関数と直線の混ざった複雑な問題などは訳がわからなくなります。
ですから、定期テスト前に勉強するのにオススメのものは以下のものになります。
- 社会…用語の暗記、地図・年表・図表のチェック
- 理科…用語の暗記、実験や器具の使い方の整理
- 英語…英単語と熟語の暗記
- 国語…漢字の暗記
学校ワークや単元テストの復習をする
短時間で点数を伸ばすには、先生がテストに出題するところを勉強するのが最も効果があります。
テストに出題されるポイントがわからないという人も多いとは思いますが、先生もなんとなくでテストを作成しているわけではないのです。受験でも必要になる重要なポイントをメインに出題します。
その重要なポイントというのは、以下のものになります。
- ワークで穴埋めになっているところ
- 単元テストに出題された問題
- 小テストで出題された問題
単元テストや小テストと定期テストは同じ先生が作成することが多く、重要だと考えるポイント同じなので、定期テストでも単元テスト等と似た問題が出やすいので、重要なのです。
重要なポイントを見極めて、効率よく点数を伸ばしていきましょう。
これまで勉強した内容の復習に時間を使う
テスト直前は、全然勉強できていない範囲の勉強には時間を割かず、これまで勉強した内容の復習に時間を使いましょう。
もし、まだ勉強が終わっていない分野があっても、テスト直前で全て詰め込んで理解するというのは困難です。
それなら、すでに勉強しているところの完成度を高めた方が点数は伸ばせます。
間違った問題の解き直しをする
これは勉強した内容の復習の具体的な方法となります。
すでに解けている問題の最終確認も必要ではありますが、一番点数を伸ばせるのは一度間違った問題の解き直しをすることです。
間違った理由について、覚えておかないといけない基本的な知識が抜けていたのか、問題を解く手順を覚えていなかったのか、計算でミスをしていたのかなどしっかり分析し、テスト本番でできるようにしましょう。
また、間違った問題の解き直しをするときにどこに注意すればいいのかを確認できるようにするために、ワーク1周目の時に、間違った問題に一言でいいので間違った理由を書くのをオススメします。
数学でいうと「計算ミス」「公式忘れ」くらい簡単なもので構いません。
ちゃんと睡眠時間は確保する
テスト直前になると、勉強時間を確保するために、寝る時間を削ってでも勉強するという人も多いことでしょう。
しかし、睡眠時に記憶は定着するので、しっかり睡眠を取らなければ、せっかく勉強したことも覚えることができません。
テスト前はむしろ普段より多く寝るくらいのつもりでいて、きちんと睡眠時間を確保できるように日中にがっつり勉強しておきましょう。
定期テスト前にやるべきでないことは?
まとめノートの作成
テスト勉強として、教科書や授業のノート、資料集などを綺麗に整理したまとめノートを作るという人もいると思います。
これはノートにまとめながら暗記し、テスト前に重要事項をわかりやすい形で確認できる利点があります。
しかし、まとめノートは作成に時間がかかり、見直しや問題演習も必要なので、すぐに点数を伸ばしたい人にはオススメできません。
もし、まとめノートを作りたいなら、学校の授業が一区切りついたタイミングでこまめにまとめ、テスト勉強を始める頃にはもうまとめ終わっているようにしましょう。
また、まとめノートはまとめただけで満足し、その後の問題演習や確認が疎かになってしまう人も多いです。
まとめノートあくまで、テスト勉強の前段階と考えるべきです。
教科書を読む
定期テスト前に教科書を読み始めるのはやめましょう。
たしかに、教科書を音読することや、精読することは内容を理解するのに有効な勉強法です。
しかし、教科書は流れや説明をしっかり書いてあるぶん、文量が多く、ポイントが明確ではありません。
テスト前に時間がない時に教科書を読んでも、大雑把になんとなくは理解できても、テストで点数が取れるほどしっかりとした理解に繋げるのは困難です。
授業のノートは重要なところを板書をしているので、テスト前であればノートの見直しをしたほうが良いでしょう。
教科書を読むのは、普段の予習復習時にしましょう。
ひたすら問題を解くだけ
テストまでにテスト範囲をなんとか終わらせようと、ワークや問題集をひたすら解き進めているという人もいるかと思います。
しかし、それでは解くだけで時間を使い果たしてしまったり、丸付けはしたけど解説までは確認できなかったりや、解説を書き写しはしたけど理解するところまでいかないということが起きます。
そうすると、せっかくテスト前の貴重な時間を使って問題をいっぱい解いたのに、何が間違っていて何が正しいのか、どう考えればいいのかという部分がわからないままになってしまいます。
当然、そんな勉強では理解も定着も進まず、点数は伸びません。
まとめ
定期テスト前にやるべきこととやるべきでないことについて見ていきましたが、いかがだったでしょうか。
今回はあくまでテスト前にやるべきことの解説だったので、まとめノートの作成や教科書を読むことをオススメしませんでしたが、本当は定期テスト前に慌てて勉強を始めるのでは遅いのです。
しっかり目標を立てて、毎日きちんと学習をして、定期テスト前にはもう最終確認だけすればいいという状態になっているのが理想です。
そのためにも、日々の学習習慣が大事なので、今日から勉強を始め、テストが終わっても気を抜かず勉強を続けるようにしましょう。