学校に通っていて、「自分は先生に嫌われているのではないか?」と悩んだ経験はありませんか?
先生の態度があなたにだけ冷たい場合や、あなたにだけ当たりが強い場合に嫌われてしまったと感じると思います。
ですが、学校の先生というのは生徒が一番関わる機会の多い大人ですし、嫌われるとそれだけで不快で嫌な気持ちになるもの。
できることなら、嫌われたままではいたくないですよね。もし、嫌われないというのが難しくても、それで嫌な思いをすることはなくしたいですよね。
今回は、そんな先生に嫌われた場合の対処法、そして先生が嫌いな生徒に取る態度や生徒を嫌う原因について解説するので、ぜひ参考にしてください。
先生に嫌われた場合の対処法5選
さっそく、先生に嫌われた場合の対処法について解説していきます。
対処法は大きく2つに分かれていて、1つは先生に嫌われる原因をなくすこと、もう1つは先生に嫌われても気にしないようにすることです。
それでは、見ていきましょう。
先生方に嫌われているのか確認をする
これができる場合は、素直に先生に嫌われているかどうか確認してしまいましょう。もしかすると、先生は他の生徒と同じように接していたつもりで、あなたを嫌ってきたつもりはない場合もあります。
とはいえ、あなたを嫌っていそうな先生に直接、本当に嫌われているのか確認するのは難しいですよね。
そういうときは、他の先生に「〇〇先生に嫌われている気がするんです」と相談しましょう。
相談された先生が後でその先生にあなたのことをどう思っているのか聞いてくれます。
大体はあなたを嫌っている先生も、他の先生に何か言われるほど態度に出ていたのかと反省しますし、本当に嫌われていたら相談した先生が力になってくれます。
先生に好かれるように態度を改める
嫌われているのなら、あなたの態度を改め、先生に好かれるようになることを目標にするのも良いでしょう。
先生に嫌われるよりは好かれたほうがいいですし、基本的に嫌われるには相応の原因があります。そんな嫌われる原因をそのままにしていては、今後あなた自身が苦労するので、反省すべきだと思ったのなら態度を改めましょう。
心当たりがなかったり、嫌われる原因について自分は悪くないと思っていたとしても、成績をつけるのは先生で、成績によって将来に関わる内申点が左右される以上、先生に好かれておいた方が得なのは事実です。
たとえ納得できずとも、気持ちを飲み込んで、先生に好かれるいい子になっておくことをオススメします。
また大人になると、先生くらいの年齢の人と同僚や上司としてうまく付き合っていく必要があります。
この機会に周囲の年上の大人に好かれるようにしていると、将来役立ちますよ。
関わる機会を減らす
どうしても嫌われてしまう場合は、関わる機会を減らして先生と会わないようにしましょう。
先生とは学校を卒業したら関わることはなくなりますよね。そんな、そのうち関わりがなくなる人のことで悩んでも仕方ありません。
だから、嫌われても「この先生はこういう人」と割り切ってしまうのが重要です。
とはいえ、学生生活を送っているとあなたを嫌っている先生とも関わる機会は出てくるでしょう。
担任の先生ならばクラスの委員や係にあまり関わらない、部活の顧問ならば練習や準備を真面目にやって口を挟ませない、教科担任くらいの関わりしかないならば教科のことで気になっても他の先生に聞くようにすれば関わりはかなり減らせます。
別のところでストレス発散をする
あなたのことを嫌っている相手と関わると、どうしてもストレスが溜まってしまうので、どこかでストレスを発散しましょう。
ストレスは溜まってから発散しようとしてもなかなか解消できないので、もやもやしたらすぐ行動しましょう。
嫌われている先生の授業の後は好きな本を読む、友達と話すなど、何でもいいので好きなことをするのがオススメです。
学校を休んでみる
どうしても先生に嫌われてしまい、その対処が上手くいかない時は思いきって学校を休んでみましょう。
学校を休めば嫌われている先生に会うこともありませんし、あまり休みが続くようならその解決をしようと学校側もするので、そこで理由を説明すれば何らかの配慮をされたり、あなたを嫌う先生に注意がされます。
また、ただ嫌われている先生に会わないだけでもリフレッシュになるので、思い悩みすぎて強いストレスを感じるくらいならば、休むことを選択肢に入れるべきです。
先生に嫌われる原因6選
ここまで、先生に嫌われた場合の対処法について見てきましたが、そもそもあなたがどうして嫌われたのか気になりますよね
ここで先生に嫌われる原因について解説するので、心当たりがある場合は改善するようにしましょう。
授業をちゃんと受けない
友達と話していたり、授業と関係のないことをする、授業中に寝るなどの授業をちゃんと受けない行為は先生に嫌われる原因になります。
とはいえ、普段真面目に授業を聞いている生徒が、忙しい時につい寝てしまったり、目前に迫った行事の計画を練っていたりしても、今回は仕方ないと目こぼしをしてもらえます。
しかし、普段から授業をちゃんと受けていない人はそうもいきません。「またやっている」と思われると、どうしても悪印象を抱いてしまうものなのです。
言うことを聞かない
先生に対して生意気な態度を取ったり、何度言っても提出物を出さないなど、言うことを聞かない生徒は嫌われる事が多いです。
先生は生徒よりも年上の大人なので、タメ口を利かれるだけでムッとしますし、ましてや生意気だったり反抗的な態度を取られるとイラッとっするものです。提出物は物によっては先生への提出期限があるだけではなく、先生も学校側への提出期限がある事があり、そういったものを出すように生徒に言っても出されなかった時、先生も感情的になってしまいます。
ルールを守らない
先生は生徒に校則を守らせないといけない立場なので、ルールを破った生徒には注意をしなければならず、何度も注意するうちに嫌になっていきます。
また校則以外の法律等を守らない生徒も、将来のことを考えれば注意しなければなりませんし、問題を起こしている姿を近所の人に目撃され、クレームなどが入ったら大変です。
ですから、先生には直接的に何もしていなくても、ルールを守らない生徒は嫌われやすいのです。
他の人に迷惑をかける
喧嘩や暴力、いじめなど他の人に迷惑をかける生徒は嫌われます。
特に他の生徒に迷惑をかけた時、相談相手は先生になりますよね。相談を受ければ、先生は迷惑をかけた生徒と、迷惑をかけられている生徒双方の対応を考える必要があります。
ただでさえ忙しい先生が、さらに仕事を増やされるので、当然いい気持ちはしません。
特に、警察沙汰になると、何時であろうと先生も警察署まで行くことになります。休んでいる時にそんな連絡をもらったら、絶対に面倒をかけられたと思われてしまいます。
物事に挑戦する前から諦める
先生は基本的に生徒のためを思って、できると信じて色々なアドバイスをしているので、そんなアドバイスに耳を貸さず、挑戦する前に諦める生徒のことをもどかしく思いますし、時には期待を裏切られたと思い、嫌いになる事があります。
先生は大人なので、生徒よりも将来のことが見通せていますし、効率のいい方法、妥協してはいけないポイントなんかも知っています。
そのため生徒に色々なアドバイスをするのですが、そこには生徒たちのあれもしたいこれもしたい、それはしたくないというような欲求は考慮されておらず、素直に先生の言うことを聞けない要因になるのです。
マナーが悪い
挨拶をしない、ちゃんと相手の目を見ない、うなずいたりしない生徒は、先生側も無視されたと感じて嫌な気持ちになるので、嫌われる原因になります。
他のことを頑張っていても、こういったところで悪印象を与えると、それだけで嫌われてしまうことも多いので注意しましょう。
マナーは今後ずっと必要になることですから、今のうちに心がけておくと得ですよ。
先生が嫌いな生徒に取る態度4選
先生に嫌われた場合の対象法とその原因について解説してきましたが、先生のあなたに対する態度が、本当に嫌っているゆえの態度なのかどうか気になることだと思います。
別に先生は嫌っていないのに、あなたが嫌われたと思って先生を避けようとするのはもったいないです。
そこで、残念ながら先生に嫌われてしまっている可能性が高い4つのパターンを紹介するので、参考にしてください。
関心が全くない
嫌いな生徒に対しては、どれだけ頑張っても関心を示してくれないという先生がいます。
勉強や部活などを頑張れば、褒められたいと思うでしょうが、こういった先生は嫌いなうちは何をしても関心を示してくれないので、ただ何か一つのことを頑張ったからといって、態度が変わるということはありません。
どんなことにも文句を言われる
先ほどの関心がないというのとは反対に、嫌いな生徒には逐一どんなことにも文句を言ってくるという先生もいます。
自分なりに頑張って勉強や練習をしてもこの程度かと言われる、準備など作業をしていたら急いでやっても遅いと言われる、志望校を絶対無理だからやめとけと頭ごなしに否定されるなどされると、嫌になってしまいますよね。
当たりが強い
どんなことにも文句を言われるというのとセットになっていることも多いですが、他の人には怒鳴ったりイライラした様子を見せないのに、あなたにだけそういう態度を見せてくる、当たりが強いタイプも存在します。
人は大声で何か言われるだけで萎縮してしまうものですし、それが大人相手ともなれば何か言い返そうにも言い返せませんよね。
しかも、何も言い返せないでいると「なんとか言ったらどうなんだ」、何か言い返すと「口答えするな」などの理不尽な怒られ方をする可能性が高く、どうやっても嫌な気持ちにならざるを得ないタイプです。
成績を下げる
態度とは少し違いますが、先生は嫌いな生徒の成績を下げることがあります。
これは普段の態度で分かるものではありませんし、テストで100点近く取ったのに5段階中2をつけるくらい露骨でなければ、先生を問い詰めても解決しません。
点数から予想してたより1つ成績が低いくらいでは、テストの点数以外のところでの評価が良くなかったと言われるだけです。
この場合は、圧倒的な点数を取って一番いい成績以外つけられなくするのが効果的ではありますが、それが難しい場合は先生方に直接確認してみましょう。
嫌われる原因と態度ごとに取るべき対処法
嫌われる原因と態度の関係は以下のようになっています。
- 関心が全くない…授業をちゃんと受けない・物事に挑戦する前から諦める・マナーが悪い
- どんなことにも文句を言われる…言うことを聞かない・ルールを守らない・他の人に迷惑をかける
- 当たりが強い…言うことを聞かない・ルールを守らない・他の人に迷惑をかける
- 成績を下げる…授業をちゃんと受けない・言うことを聞かない・マナーが悪い
複数重なるものもありますし、完全にこのようにキッパリ分かれるわけでもありませんが、おおよそはこのように分類する事ができます。
それでは、対処法について確認していきましょう。
関心が全くない場合
気づいてくれる保障はありませんが、この場合は先生に好かれるように態度を改めるのが有効です。
先生が生徒を嫌うには、それなりの理由がある場合がほとんど。やはり、嫌われる原因をなくして、好かれる努力をするのは必要なことです。
その上で、まだ関心を持ってくれない場合は先生方に相談しましょう。先生に直接相談すれば、今までは関心を持ってくれていなくても、相談をきっかけに見方が変わるかもしれませんよ。
もし、どうしても関心を持ってくれない場合は、相手にされないのは辛いでしょうが、それ以上の害はないのであまり気にしないようにしましょう。
どんなことにも文句を言われる場合
この場合は、先ほどの関心がない場合とは異なり、あなたのことを見てくれてはいるので、あなた次第で認めてくれる可能性は十分あります。
こういったタイプは態度を改めたり、他の先生に相談しても変わらないなら、できるだけ関わりを減らしていくしかありません。
当たりが強い場合
この場合は、先生側にも強く当たるのが悪いという自覚がある事が多く、他の先生に相談して注意されると、強く当たることはやめてくれる事が多いです。
しかし、あなたを嫌わなくなったわけではないので、他の手段を取る事が多いので気をつけてください。
我慢できない時は、他のところでストレスを発散するのをオススメします。
成績を下げる場合
この場合、まずは直接先生に予想より成績が低い理由を聞いてみましょう。
その理由に納得できれば、次に向けて頑張り、どうやっても納得できない場合は他の先生に相談してみてください。
この時、相談するのは学年主任や教頭先生などの偉い先生に相談しましょう。理由は、そういう地位のある先生でないと、問題を解決することは難しいからです。
先生にいくら言っても解決しない時の最終手段は、教育委員会にまで話を持ち込むことです。
まとめ
先生に嫌われた場合の対処法と、その原因や先生の取る態度について見てきましたがいかがだったでしょうか。
先生に嫌われてしまったら、原因を無くさない限り、見直して好かれるようになるというのは難しいです。
ですから、先生に嫌われたくない場合は、嫌われる原因のないようないい子でいるようにしましょう。
もし、自分のやり方は変えたくない、原因に心当たりがないのに嫌われている場合は、嫌われるのは仕方ないと諦めて、嫌われたままでうまくやり過ごす方法を考えるようにしましょう。
あなたが将来大人になって社会人になっても、常に人間関係はついて回ります。上司や同僚、後輩との人間関係について悩むこともきっと出てきます。
将来のことも考えて、今のうちに人からどう思われるかということを考えて行動できるようになれるといいですね。