学校で毎日のように出される宿題。「どうして宿題をやらなければならないの?」「宿題なんてなくなればいいのに。」「宿題なんて意味がない。」と、ほとんどの人が一度は思ったことがあるでしょう。
しかし、宿題が出されるのには重要な意味があります。
毎日やる人と、やらない人とでは大きな差がつきます。今回は、宿題の意味やメリットと宿題を効果的に活用する方法について解説していきます!
宿題をやる意味あるのか?
宿題は自分のためにあります。基本的には、その日の学習内容が理解できているかどうかを確認するために出されます。
それが分かることによって、今の自分の立ち位置や、得意・不得意が分かりますし、理解できていなければ復習をして分からない部分を早いうちに減らしておくことができます。
また、その日の学習内容をしっかり理解することができていれば、授業の続きにスムーズに入ることができるため、翌日の学習内容の理解も深まると言っていいでしょう。
このように、宿題をやることで自分の学習状況を見つめなおすことができるため、宿題は自分にとって大きな意味があります。
先生たちは宿題の内容はどうやって決めているの?
宿題は、その教科の先生が決めることもあれば、学校として揃えて出されることもあります(自主学習2ページ、漢字練習など)。内容は、その日の授業内容の復習や翌日の授業の予習、テスト対策などが考えられます。プリントやワーク、ドリルの場合も、その日の授業内容を参考に決めて出しています。
また、漢字練習や音読、日記など毎日積み重ねることで良い効果が得られるものが宿題として出されている場合もあります。授業内容として関係なくても、学習の基本の力を伸ばすことができるものが多いので、しっかり取り組むようにしましょう。
先生方も適当に出しているのではなく、多くの場合は意味があってその内容を選んで出しています。内容に疑問がある場合は聞いてみるとよいでしょう。
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宿題をやることのメリットは?
では、宿題をやることで、どのようなメリットがあるのでしょうか?メリットを感じると、やる気が上がるので、意識して取り組むようにしましょう。
ポイントは3つあります。
- その日の学習内容や翌日の学習内容の理解が深まる。
- 自宅で学習する習慣がつく。
- やらなければならないことや締め切りを意識して行動できる。
この3つが挙げられますので、それぞれ詳しく解説していきます。
①その日の学習内容や翌日の学習内容の理解が深まる。
先ほども説明しましたが、宿題をやることで自分がその勉強を理解しているかどうか確認することができます。小学校、中学校、高校と学年が上がるにつれて、学習のスピードも上がります。
そのため、分からないところを放置しておくと、その量はどんどん増えていき、テスト前や受験前の復習に時間がかかります。宿題を活用して自分の理解度をコツコツ確認すると、時間の節約にもつながる(テスト前や受験前に学習するところを絞ることができる)ので、しっかり取り組みましょう。
また、宿題をやりながら分からないところをはっきりさせることで、翌日学校で質問をすることができます。宿題をやるうえで、分からなかったところはメモしておくようにしましょう。
②自宅で学習する習慣がつく。
学校の授業だけでは、テスト・受験の対策としては不十分です。時間的にも内容的にもカバーしきれません。よって、自宅での学習量が点数を左右すると言ってもいいでしょう。
しかし、自宅での学習は漫画やゲーム、布団、お菓子など、誘惑が多いです。そのため、長時間集中して学習することは難しいです。しかし、毎日宿題に取り組んでいる人は、自宅で学習する習慣が身についているため、1時間程度であれば自然に集中して学習に向かうことができます。学習内容の理解に関する点だけでなく、学習習慣という点からも宿題に取り組むことは、良い影響をもたらします。
③やらなければならないことや締め切りを意識して行動できる。
宿題は、基本的には必ずやらなければいけません。締め切りも翌日や次の授業の時、先生が指定した期日までと設定されています。
宿題を当たり前のように取り組める人は、締め切りに合わせて優先順位を考え、確実に取り組むことができます。しかし、宿題をしてこなかった人は、やらなければいけないことに取り組むという習慣がついていないため、社会人になった時に苦労することでしょう。
やらなければいけないことが分からない、優先順位が分からない、締め切り前に焦って取り組み、終わらない等一つ一つの仕事をこなしていくのが難しくなります。
人間として成長するためにも、宿題をやる習慣はつけるべきでしょう。
宿題をさらに効果的にするためには?
せっかく時間をかけて宿題に取り組むのですから、より深い学びにしたいものです。問題を解いて提出、でも宿題としては認められるかもしれませんが、自分のためにはなりません。効果的な学習にするために、丸付けをする、解き直しをする、分からないところは調べて整理する等工夫して取り組むとよいでしょう。10分程度で終わる内容ですから、普段の宿題をする時間を少し長くして、効果的な学習になるように心がけましょう。
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まとめ
このように、宿題は自分のために出されているものであり、さらに取り組み方次第で学習を効果的に進めることができます。
勉強を教えるプロが自分のために考えて出してくれるのですから、それを活用しない手はないですよね。「言われたからやる。」「出さないと怒られるからやる。」というような受け身の姿勢だと、やる気は起きませんし、理解も深まりません。何のために宿題をやるのかを考えて、納得して取り組むことで、自然とやる気も上がりますし、価値のある学習になります。宿題を活用して、どんどん成績を上げていきましょう!