塾に通わなくても成績のいい人がいます。どうして塾に行かないのにテストで高得点が取れるのでしょうか!?
今回は、そのような「塾に行ってないのに頭の良い人」たちの特徴5点を紹介し、その理由をマナビバが解説します。
塾に行かないのに成績がいい人の特徴
- 学校の授業で集中している
- 家で勉強をする
- 自分で暗記ノートなどを作る
- わからない所を放っておかない
- 遊びと勉強の切り替えをしっかりする
以上の5つが大きな特徴です。では、順に説明します。
①「学校の授業で集中している」について
塾に通わない人は、塾に通わなくてもいいように学校の授業内で学習をある程度まで完了させています。それには集中力が必要です。先生の話を聞き逃さず、板書も手早く済ませます。隣の席の人とおしゃべりせずに黙々と勉強しています。ここで理解できなければ自分が後で困る、という危機感や貴重な時間を無駄にしないという意識が働いています。
その反対に、塾に行っているのに成績の上がらない人は、学校の授業に集中していないことが考えられます。「どうせ塾でもう一回やるから大丈夫」という気の抜けた状態や、隣の席の人とおしゃべりしてしまうことが日常化していないか、いま一度振り返ってみましょう。
②「家で勉強をする」について
自宅学習のみの人は、学校と自宅の2ヵ所で学力の維持や向上を見込んでいます。例えば毎日欠かさず1時間だけ予習や復習をした場合、1週間で計7時間になります。塾に通わないので、最低でも塾に行く人と同じくらいの学習量は必要と考えているハズです。
塾に通う人が例えば週3回の通塾で2時間ずつ勉強した場合は週に計6時間になりますが、家で何も勉強しなければ1週間で計6時間の学習量になります。結果的に塾には行かないが毎日の自宅学習をしている人と大体同じくらいの学習量ということになります。そこに加えて①のような学校の授業で集中していない人は、自宅学習だけの人より成績が取れないような事態を招きます。
③「自分で暗記ノートなどを作る」について
家で一人で勉強する人は、学校の教科書や市販の問題集など限られた教材で学習しなければなりません。塾が用意してくれたオリジナル教材などはない上に、どのように勉強を進めるかの指示もほぼありません。そうなると、どうしたら教科書の内容がよくわかるようになるか、どうしたらもっと覚えられるようになるか、と自分で勉強の仕方を考えるようになります。そこで自分なりに創意工夫する必要に迫られ、例えば最も手っ取り早く作れる単語帳やメモを集めたカードをノートに貼り付ける、などの暗記ノート作成を自分でやり始めます。それで成果が出れば自信がついて更に自分で創意工夫するようになります。
④「わからない所を放っておかない」について
家で一人で勉強する人は、わからない所があったら何とかして解決しなければなりません。質問や疑問を解決するために、まず学校で先生に質問して教えてもらいます。または家に時間のある親や兄や姉がいたら、家の人にも教えてもらうなどして、わからない所をなくします。インターネットで調べることが可能な人は、ネットで質問や疑問を解決できることもあります。塾で教えてもらうことができないために、自分で積極的に何とかするしかないのです。その点では、塾に行ける人たちの中には「わからなくても塾で聞けるから、後回しでもいいや」という積極的ではない勉強姿勢になってしまいがちな人も出てきます。
⑤「遊びと勉強の切り替えをしっかりする」について
家で毎日の勉強ができる人は、遊び時間と勉強時間の区分けをしっかりできる人が多いようです。つまり、時間の管理もだいたい自分でできるということです。
例えば「勉強を1時間したら、ゲームを1時間してもいい」というような家でのルールを決めて、それをしっかり守ります。その場合、先に好きなゲームをするのではなく、まず勉強を終わらせて、その後でゲームをします。勉強が好きではなくゲームが好きという気持ちはわかりますが、先にゲームをしても必ず1時間で終わらせることができますか!? 後で勉強が待っていると思いながら楽しくゲームができますか!? それなら、先に勉強を終わらせてしまったほうがいいと考えて、いさぎよく先に勉強に取り組むのが時間管理のできる人です。
以上の5点が「塾に行ってないのに頭の良い人」の特徴と理由です。なるほど、集中と継続、工夫に質問、そして切り替え。しかし、よく考えてみれば、そんなに大変なことではありませんね。
「塾に行ってないのに頭の良い人」から学ぶ大事なポイントとは!?
では、塾に通っているが成績があまり上がらない人は、どうすればいいのでしょうか。実は、その答えは明確です。「塾に行ってないのに頭の良い人」たちの真似をすればいいのです。ここで塾に通う人向けに、そのポイントを整理しましょう。
- 学校でダラダラせず集中する
- 塾のない日は家で勉強する
- 自分でも暗記ノートを作ってみる
- 学校でも質問する
- 間違えた所は解き直す
以上の5点が大切です。では、順に説明します。
①「学校でダラダラせず集中する」について
塾に通ってはいても、そもそも学校の授業は大切なのでおろそかにしないようにする、という当たり前のことを実行しましょう。また、学校でダラダラすると授業態度が悪いというマイナス評価を受けてしまい、塾に行ってないのに成績のいい人との評価に差がついてしまいます。
②「塾のない日は家で勉強する」について
塾に行ってないのに成績のいい人は、家で勉強しています。塾に通っている人が、塾のある日も家で勉強するというのは大変かも知れません。それなら、塾のない日だけは家で勉強する、という習慣づけをします。塾に行く日は家で勉強しなくてもいい日、というメリハリのある生活に変えましょう。
③「自分で暗記ノートを作ってみる」について
塾に行かなくてもテストで得点できる人は、覚えるべき所をきちんと覚えています。ただ漫然と教科書にマーカーで印をつけるのだけでなく、それを暗記ノートに書き写し、声を出して読みながら覚えましょう。小まめに暗記ノートを見て覚えているか確認すらのが大切です。
④「学校でも質問する」について
塾があるから塾でまとめて質問すればいい、という考えを捨てましょう。わからない所はその場で学校の先生に質問し、早くわからない所を減らすのも大事です。学校で質問しにくい人は、最低でも塾でわからない所を解消しなければいけません。わからないままになってしまいます。
⑤「間違えた所は解き直す」について
塾に行かない人は自宅学習のみのため、遊びの時間と勉強の時間の区分けが必要という話を書きました。しかし、塾に通う人は通塾するという移動による切り替えが可能です。その点では、②の塾のない日は家で勉強という時に遊びと勉強の切り替えが必要です。
ここでは、塾の中で切り替えることについて説明します。
塾では問題を解いて答え合わせをするという作業が度々あります。ここで、何点取れた、取れなかったという一喜一憂で終わらせずに、間違えた所をできるよになるまで解き直し、覚え直ししましょう。これで塾の勉強の効果も上がります。
まとめ
以上、塾に通う人向けの成績向上のポイントを説明しました。
これを読んで、塾に通っている人はどう思いましたか!?
実は、成績向上のコツは、たったこれだけなのです。もし、塾に通っている人がこれらを実行したら、もう鬼に金棒です。塾に通いながら、「塾に行かなくても頭の良い人」の真似をすればいいのです。塾に通っている皆さん、すぐ実行に移しましょう‼