小学校から中学校にかけて家族が単身赴任になる家族が多数出てきます。
主に父親が遠方へと単身赴任となるケースが多く、その間の平日、時には週末も子供たちを母親が一人で育てていくこととなります。
子供の中には父親がいないことから悪影響になってしまう可能性もあり、単身赴任になる上で気をつけたいポイントを5選あげて行きます。
今回は単身赴任で子供に影響があるのか、そして気をつけたいポイントは何かについてご紹介して行きます。
単身赴任って子供に影響があるの?
単身赴任に伴う子供の影響は間違いなくあり、そして多くの場合は寂しさから出てしまう行動が影響として出てきます。
まず、父親と離れ離れとなることで子供は寂しさから情緒不安定になるケースが多くあります。
小学校で単身赴任となった場合、今までと異なる行動を取る子供が多く、例えば、爪噛みをしてしまう、友達に反抗してしまう、そして学校の先生に反抗するなどの行動を取ることがあります。反対に、明るかった子が家族と離れた寂しさから今までと異なり大人しくなることもあります。
更に、小学校より小さい幼稚園生、保育園生の場合はストレスや寂しさで吃音になるケースもあるため注意が必要です。
小学校高学年から中学校での思春期での単身赴任の場合は母親に対して反抗的な態度を取る子供もいます。これは父のいない寂しさ、そして家族で甘えられる存在であることからそのような態度をとってしまうためです。普段は反抗的にも関わらず、父親が帰ってきている時には大人しく良い子にしているケースの場合は、父親は普段と変わらず感じることも多くあります。
母親も子育てを普段一人ですることになるため、子供が反抗したりした際にどう対応すべきかわからずストレスを抱えてしまうことにつながります。
母親だけでなく一人で単身で頑張る父親にとっても寂しさ、孤独が大きくなります。特に、飛行機、新幹線が必要になる遠方に赴任した場合は年に数回しか帰れないことになります。その結果、父のいない生活が当たり前となり、久しぶりの帰省をしても家族との接し方がわからず居場所がないと感じてしまう父親も多くおります。
理想は最低でも月に1回程度の帰省が望ましいですが、家が二つに分かれて負担も大きくなること、更に交通費も発生すること、体力も負担が大きいことから頻繁に帰省することはなかなか難しいのが実情です。その結果、3連休や長期休暇にしか帰ることができないケースもあります。
子供にとっても、そして家族にとっても単身赴任は精神的にも体力的にも負担が大きいものとなります。
そこで気をつけたいポイントについてもご紹介して行きます。
単身赴任で気をつけたいポイントは?
単身赴任で気をつけたいポイントは以下の5つです。
- コミュニケーションを密に取る
- 離れていても父親の存在を実感させる
- 父親は家族のために頑張っていることを子供に伝える
- 夫婦間でも感謝の気持ちを忘れない
- 子供が小さいうちの単身赴任は避ける
この5つが、単身赴任で気をつけるべきポイントとなりますので、それぞれ解説して行きます。
①コミュニケーションを密に取る
家族間でのコミュニケーションを密に取ることは大切です。
最近であればLINE通話、zoomでの通話などで無料で連絡を取ることが可能であり、昔と異なり顔を見て話すことが可能となっています。昔であれば、通話をするのにもメールをするのにもお金がかかる時代で顔を見るには直接会うしかありませんでした。
しかし、現代では無料でやりとりができることから簡単にビデオ通話で顔を見て話すことが可能です。毎日とはいかなくても毎週でも定期的に顔を見て話す機会を作ることが大切なポイントです。学校の様子、日常の出来事を話すだけでも父親も家族も安心につながります。
離れていても家族は家族です。コミュニケーションを密にとるようにしてください。
②離れていても父親の存在を実感させる
離れていても父親が頑張っていること、大変な思いをしていることを話すことで子供は父親の存在を改めて実感します。
遠くで頑張っていることだけでなく、テストの点数が良かったこと、習い事を頑張ったことなどの近況を父親に話すように伝えるだけでも子供にとっては父親の存在を近くに感じます。
このように離れていても父親の存在を実感させましょう。
③父親は家族のために頑張っていることを子供に伝える
父親は家族のために頑張ってくれていることを常に子供には伝えてください。
例えば、お小遣いをあげるときにお父さんが頑張って働いてくれたからという一言を添えて渡したり、父親も寂しい思いをして日々仕事を頑張っていることを伝えましょう。父親が家族のために一人で遠くで頑張っていることを子供も実感します。
寂しい思いをしているのは子供だけではなく、父親も同じです。子供には家族のために父親が頑張ってくれていることを伝えてくださいね。
④夫婦間でも感謝の気持ちを忘れない
子供とは異なりますが、夫婦間でも別々に暮らし頑張っていることへの感謝を忘れずに過ごしましょう。
父親は仕事もしながら身の回りのことなども一人で行っていること、そして母親も一人で子育ても行い、更に家のこともしながら仕事をしている人も多く、お互いに頑張っていることを忘れてはいけません。
夫婦間でも日々頑張っていることへの感謝を忘れずに過ごしましょう。
⑤子供が小さいうちの単身赴任は避ける
子供が小さいうちの単身赴任は避けるのがおすすめです。小学校中学年ごろからの単身赴任が理想です。
理由としては子供にとって父親はとても大きな存在であり、いないことによる寂しさから子供の性格が今までと変わってしまうことが多くあるのが理由です。明るかった子が大人しくなったり、母親の様子を見て気を遣いすぎる子になってしまい自分の感情を出せなくなったりすることもあります。
さらに、小さい頃の思い出の中に父親があまりいないことにもつながります。小さい頃の記憶は長年覚えているものであり、子供の人格形成にも関わってくる部分となるため小さい頃は一緒に過ごすべきです。
小さい頃からの単身赴任で寂しい思いをさせてしまうことにもつながるので、幼少期での単身赴任は避けるべきです。
父親の単身赴任に伴うメリットは?
デメリットだけでなく、父親の単身赴任に伴い子供にとって成長につながることもあります。
兄弟がいる場合は上の子は下の子の分の面倒を見ようとしたり、母親を助けようとサポートを行ってくれることもあります。それに加えて、父親のありがたみが単身赴任で離れて初めてわかる子もたくさんいます。
父親がいないことで、父親の存在の大きさや一人で頑張っていることなどを改めて実感し父親のようになりたいと思うことにもつながります。子供にとっても成長につながることから単身赴任が悪いことばかりではないことも覚えておきましょう。
まとめ
今回は単身赴任における子供への影響、そしてポイントを5つあげて行きました。
子供にとって寂しさを与えてしまうことになりますが、遠くでもお父さんは日々頑張っていることを伝えたり、コミュニケーションを取ったりすることで父親の存在を子供も実感できます。
そして、父親がいない責任感で子供が父親のありがたみを知ることにつながり、一歩大人になるためのきっかけにもなります。
単身赴任は家族にとって悪いことばかりではありません。単身赴任をしている方はこれを読んで、ぜひ単身赴任についてポイントも含めて読んでみてくださいね。
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