勉強時間は足りているだろうか、このやり方で間違っていないか、合格できなかったらどうしよう。
このように、受験直前になると受験生は多くの不安を抱えています。
受験という一大事の前に、不安自体をなくすことはできません。しかし、不安いっぱいでは受験で実力を出し切ることはできません。
そのため、今回は受験直前で不安なとき、どう対処することで不安を解消していけばいいのかをマナビバが紹介します。
受験直前の不安はどうすればいいの?
受験直前に不安をなくすことはできません。
何故なら、不安になってしまうのは、受験というものがその後の人生を大きく変えることもある重要なものだと理解しているからです。
しかし、不安を抑え込むことはできます。
そのために必要になるのは自信です。自分が今まで勉強してきたことの自信があれば、これだけやったのだから大丈夫だと自信が持て、不安も和らぎます。
受験直前で不安な時の対処法8選
受験直前の不安に対処する方法は自信をつけることです。
勉強の結果が出ていれば、それが自信になりますが、多くの受験生はなかなか思うように結果が出ず、自信を持てていません。
また、自信を持っても不安がなくならない、自信を持てるほど結果を出せていない時は、体を動かしたりすることで、物理的に緊張を和らげるのも有効です。
そのため、ここでは結果以外で自信を持つ方法と、自信とは関係なく不安を和らげる方法をお伝えします。
不安なことを見える形で表現する
まずは、ノートやルーズリーフなどに不安に思っていることをひたすら書いてみましょう。
不安を見える形にしていないと、原因がわからないことによる未知の不安で思い悩むことになりますが、不安を見える形で表現しておくと、原因がわかった不安になるのです。
そうすると、「これについては今までこんなことをやってきた」「ここはこれからやってみよう」と対処法が明確になり、不安が潰せたらそれが自信になり、不安に打ち勝つ力になります。
とにかく勉強する
不安で思い悩み、勉強を止めてしまうことが一番の損失です。
不安も何もかも忘れて勉強に集中し、「今日も◯時間勉強したんだ」と自分に言い聞かせましょう。
結果とは関係なく、努力をしたこと。それ自体が自信になるのです。
今までやってきた成果を積み上げる
これも、努力したことを自信とするものです。
学校の教科書やノート、ワーク。受験勉強のために解いてきた問題集やプリント。何でもいいので、今まで勉強してきたものを机の上に重ねてみてください。
真剣に受験勉強に向き合っていれば、おそらくそれは膨大な量となっているはずです。
自分はこれだけの勉強をしてきたんだ、という実感が湧いてきたのではないでしょうか。ここまで勉強したんだからきっと大丈夫だという自信になったはずです。
今まで頑張ってきた自分を信じてみてください。
信頼できる相手と話をする
家族、友達、先生。信頼できる相手なら誰でもいいので、不安を吐き出してみましょう。
話すだけでも気持ちは楽になりますし、気持ちもリフレッシュできます。
また、自分のことをしっかりと見てくれている相手ならば、あなたの努力を認めてくれ、励ましてくれます。
不安な時は、そういった励ましの言葉も力になります。
手のひらを強くもむ
不安になって緊張している時は、手のひらの動脈が収縮してしまっていて、血流が悪くなってしまいます。
その手を少し強めにもむと、血管の壁から一酸化窒素が分泌され、その働きで血管が拡張されます。
すると、血流が悪くなり冷えていた手が暖かくなり、血流が良くなったことに連動して緊張もほぐれていくのです。
ゆっくり大きく深呼吸をする
人は息を吐き出す時に、副交感神経が優位となって、緊張しづらくなります。
ですから、ゆっくり大きく深呼吸を、特に息を吐く時間を長くすることで緊張がほぐれます。
10秒くらい息を吐き続けて、普通に息を吸う。これを3回も繰り返せば大丈夫です。
とにかく笑顔を作ってみる
人の脳は「笑顔=幸せ・楽しい」に結び付けられています。
ですから、とにかくまず映画を作ってみましょう。たったこれだけで、なんとなく楽しかったり、幸せな気分になれます。
家の中であれば、合格できた姿を想像して、ガッツポーズをしながら笑顔で喜ぶ練習をしてみるのもいいでしょう。
日光に当たる時間を増やす
受験は基本的に冬に実施されますが、冬は寒いのと同時に日照時間も短くなります。
人は日光に当たることでセロトニンという物質が合成されるのですが、このセロトニンには集中力の向上や気分を明るくする効果があります。
そのため、冬はただでさえ気分が落ち込みやすいのですが、受験直前は外に出る機会も少ないので、さらに日光に当たる時間が減って、ますます気分が落ち込みやすくなります。
気分が落ち込んでいると悩むことが増え、不安なども大きくなりやすいので、意識的に日光に当たるようにしましょう。
まとめ
受験直前に不安になる原因は3つあります。
- 点数が伸び悩む
- 合格への重圧
- 気持ちが焦って勉強に手がつかない
原因が点数が伸び悩むことの場合、対処法は今までやってきた成果を積み上げることが効果的です。
点数という結果が出ていなくても、今までの努力の積み重ねは本物なので、自信になります。
原因が合格への重圧の場合、対処法は信頼できる相手と話すことが効果的です。
話をすることで、自分で自分に重圧をかけすぎていたと気づくことができ、気が楽になります。
原因が気持ちが焦って勉強が手につかないことの場合、対処法は大きく深呼吸をしたり、手のひらを強くもむなどの身体的に緊張をほぐすことが効果的です。
まずは体の面から調子を整えて、体が整ったらところで勉強を再開しましょう。オンオフの切り替えが重要になります。
ただし、この対処法として当てはまらない場合でも、1人で抱える必要はありません。
受験の時のストレスのはけ口として、文部科学省が設置している悩み相談ダイヤルで悩みを聞いてもらうだけでも有効です。
24時間子どもSOSダイヤル
0120-078-310
親には言いづらいプレッシャーや悩みもあるでしょう。学校の先生にも言いづらいこともあるでしょう。
そんなときには専門家に気持ちを吐き出すことをオススメします。
それでも解決出来なければ、たとえ塾生でなくても、マナビバの講師にいつでも相談してください。
話を聞いて悩みを解決する一助になります。
個別指導塾マナビバ
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