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ママ友付き合いを上手にするには?コツと注意することをマナビバが解説!

 お子さんがいる家庭では、「ママ友」という付き合いが生まれます。

 「ママ友」は、「ママ」にしか分からない悩みや不安を共有することができます。また、先輩のママからは幼稚園や保育園、小学校、中学校での過ごし方や準備、学習についてのアドバイスをもらうことができるため、日々の生活を充実させるだけでなく、よりよい子育てをするための助けともなります。

 しかし、大人同士の付き合いというのは、簡単なものではありません。「ママ友」の付き合いの背景には子どもや家族がいます。一度トラブルに発展してしまうと、大きな問題になってしまうことも珍しくありません。

 そこで今回は、「ママ友」と上手に付き合うにはどうしたらいいか、どのようなことに注意をしたらよいかについて解説していきます。

ママ友と上手に付き合うコツ3選!

 世の中には、ママ友との付き合い方がとても上手で、良い関係性を築けているママたちが存在します。

 ママ友との付き合いを上手にこなしている人は、コミュニケーションの取り方に特徴があります。上手な付き合い方ができるコミュニケーションの取り方を3つご紹介します。

①褒め上手になろう。

 基本的に、褒められると気分が良くなる人は多いでしょう。褒めてもらえると人は自分のことを「認めてもらえた」と思い、相手を好きになります。それはママ友関係でも同じです。気が付いたところで褒めるようにしましょう。

<相手を褒める言葉の例>

  • いつもさわやかな挨拶で、朝からいい気持ちになれます。
  • いつもオシャレでセンスの良さを感じます。

 また、子どものことに関しても、悪い噂を口にするより、良いところを見つけて褒めるよう心がけましょう。特に、相手の保護者が知らない部分や見てない部分を褒めると喜ばれるでしょう。

<相手の子どもを褒める言葉の例>

  • この間、うちに遊びに来た時に、元気な声であいさつしていてとても立派ですね。
  • うちの子が泣いていた時に、声をかけてくれたんですよ。とても優しい子ですね。

②聴き上手になろう。

 人は、誰もが自分の話を聴いてほしい、受け止めてほしいと思っているものです。そのため、話す割合より聞く割合が多い人は、人から好意的に思われます。

 話を聴くときも、その話に否定やダメ出しをしてはいけません。「そうなんだ。」「大変だったね。」とただただ相手の話を受け入れることで、相手は満足し、印象が良くなります。

 また、話を聴く側に回ることで、相手の話に相槌を打てばよいので、自分の話題になることが少なくなります。

 すると、詮索されたり、必要以上に踏み込まれれるといった、ママ友の付き合ならではの嫌悪感を覚える心配がなくなります。

③周囲への気配りをしよう。

 気配りが上手な人は、自分の周りの人間関係を円滑にすることに長けています。相手の特徴や癖をよく観察して、気が利く言葉を言ったり、相手に感謝されるような行動をすぐとれると、ママ友との付き合いもうまくいきやすいでしょう。

  • ○○くん、風邪ひいちゃったみたいだけどもう大丈夫?
  • 忙しい中、ランチ会の場所を予約してくれてありがとう。すごくいいお店だったね。

 このような、ちょっとした気配りの声掛けで、相手の心は温かくなります。そして、人間関係が徐々に親密になっていきます。

ママ友トラブルに発展するNGな行動例

 反対に、ママ友との関わり方次第では、周りのママ友から反感を買ってしまったり、悪い印象を与えてしまったりとトラブルに発展する危険性もあります。

 ママ友でのトラブルは、子どもたちの仲にも影響を与える可能性があります。子どもたちの楽しい日常が大人のせいで奪われるのはよくありませんよね。

 以下のことに気を付けるようにしましょう。

①ママ友から言われたことを真に受ける。

 ママ友同士、自分とは性格的に合わない人や、キツイもの言いをする人などいませんか?そして、そんな人たちの話す言葉に一語一句傷ついてはいませんか?
 何を言われても、いちいち相手にしていたのでは身が持ちません。

 ママ友から言われたことは、「そうですね。」「すごいですね。」と当たり障りなくスルーしましょう。話に親身にならず、できるだけやり過ごそうと思っていれば、今よりは楽になるはずです。
 相手の反応を恐れず、聞き流す勇気をもってください。そうすれば、気疲れも減っていきます。

②ママ友とずっと一緒にいる。

 距離が近いと、家庭のことや子育てのことについて干渉されたり、聞きたくもない愚痴や悩み事の話に付き合わされたり…と、面倒が増えてしまいます。

 ですから、あまり気を許し過ぎず、つかず離れずの距離を保ちましょう。
 これは、ちょっと仲良くなったママ友さんでも同じことです。最初はお互いに友達もおらず、仲良くできたことに安心することもあると思いますが、後々、毎週ランチに誘われたり、休みの日の行動を共にすることを強制されたり、必要以上に仲良くしなければならずに苦しむことにもなりかねません。

 ママ友に自分の身の上のことをあまり深く話さず、また相手にも深入りしないよう、そこそこの関係にとどめておきましょう。距離を縮める時は、いきなりグッと縮めるのではなく、どんな人なのか見極めながら、徐々に縮めていきましょう。

③ママ友と一緒に他の人の悪口を言う。

 悪口は人を傷つけるだけでなく、回りまわって自分をも傷つける恐れがあります。

 例えば、集団で言っていた悪口なのに、自分だけが言っていたと噂を立てられることもあるでしょうし、一緒の場に居て相づちを打つだけでもトラブルに巻き込まれる可能性もあります。

 また、他のママの悪口を言ってしまうと、相手は「私も同じように影で言われているのではないか…」と思います。そうなると、心を開いてコミュニケーションを取ってくれなくなります。

 それを避けるための賢い方法は、その場にいないことです。悪口が始まったら、「用事を思い出した」などと言って、その場を去ってください。これであなたの身は守られます。


④他の人の子育てに口出しをする。

 子育てには正解はありません。価値観や教育方針はそれぞれの家庭で違います。ですから、子どものことに関して口出しをされると、子育ての方向性、重視している点が違うと、自分が否定されているような気分になります。

 自分の子育てに自信満々な親は少なく、どちらかと言うと「これで大丈夫かしら?」「親としてうまくやれているかしら?」と不安を抱えながら右往左往している親の方が多いです。

 自分の子どもに関しても「この子の○○なところが気になる。」「この子の○○なところ、どうにかならないかしら。」という心配や不安、不満もつきものです。

 そのため、子育てや子どものことに関して口出しをされると深く傷つきます。

 また、人によっては喧嘩腰に言い返してきたり、相手の恨みを買ったりする可能性もあるため、気を付けましょう。

 もちろん、「これってどうすればいいと思う?」とアドバイスを求められたときには、親身になって答えるのは良いでしょう。しかし、聞かれてもいないのに、アレコレ語り出す必要はありません。

 

こんな行動はしていませんか?嫌われるママ友の特徴!

その他にも、他のママともから悪い印象をもたれる行動を紹介しています。このコラムに当てはまる行動をしないように気を付けましょう。

要注意ママの特徴とその対策とは?

 いくら自分で気を付けていても、仲良くしていないのに、悪影響をおよぼす「ママ」もいます。このような「ママ」に出会った時はどうしたらよいのでしょうか?

 要注意「ママ」とその対象法について見ていきましょう。

自分勝手に支配しようとしてくる「ボスママ」

「ボスママ」とは?

 ボスママとは、幼稚園や保育園、小学校、中学校などで「ママ」達の集まりを自分勝手に仕切りたがる人物です。仕切り屋、噂好き、情報通という要素を持っている人物がボスママになりやすいです。

 さらに、ボスをボス化している要因の一つとして、「取り巻き」と呼ばれる周りの人の存在があります。ボスは一人では動かず、必ずこの「取り巻き」と行動を共にしているようです。

 そして、この取り巻きたちはボスより、たちの悪いことも多く、ボスのことをよいしょして持ち上げたり、都合が悪くなるとボスへ丸投げして逃げたりすることもあります。

よくあるトラブル

 ボスママは悪口を含め、ありもしないことを言いふらしたり、マウントをとってくる場合が多いようです。以下のようなトラブルがあります。

 ボスママが言い出したことに、適当に相槌を打っていたら、言い出したのはそのボスママなのに、後日、自分が言い出したことにすり替わっていた。周りのママ友は誤解し、距離を置かれ、コミュニティ内で孤立する羽目になった。

「ボスママ」の被害にあわないための対策

 ボスママとあまり関わりたくないときには、「その場に行かない」ということが大切です。一度ボスママからの誘いに乗ってしまうと、出身地や前職、ご主人の勤め先まで根掘り葉掘り聞かれるということがあります。

 このような時に、「行かない」という態度が一貫していれば、そのうち諦めてターゲットを変えるでしょう。

 曖昧な態度でボスママと接し続けると、「仲間になった」とボスママに認識されますし、周囲からも「ボスママグループ」のメンバーだと認識されることにつながります。

 「ボスママ」からの誘いは、勇気をもって断り、距離を保つことが大切です。

ママ友を勝手に分類、差別する「ママカースト」

「ママカースト」とは?

 別名をママ友ピラミッドとも言う「ママカースト」。ママ友の集団において定まった序列のことを言います。
 序列化の要素には、身につけている衣服やバッグ、乗っている車などに加えて、子供の学力、通っている学校、習い事の進捗状況、子供の外見、さらには夫の学歴や職業や収入などが含まれます。

 テレビドラマでも話題になりましたが、マンションの何階のどの部屋に住んでいるかなどの事柄でも序列化される場合があるようです。

よくあるトラブル

 Aさんの娘さんが通った幼稚園は、都内でもセレブママが多いことで有名でした。

 地方出身だったAさんには、東京へのあこがれがありました。そのため、娘の幼稚園で目立っていたママグループの人に誘われたときは、嬉しくてすぐに参加しました。

 Aさんはグループで一番年下だったこともあって、ランチ会をすると言っては、会場の手配をさせられ、こき使われました。いつも地味で目立たない服装だったAさんは、ブランド物で着飾ったママ友たちに、まるで召使いのように扱われたのです。

 ある日思い切って、そのグループの集まりへの参加を断ったら、翌日からそのグループの人たちから露骨に無視されてしまいました。

 陰で悪口を言われていることにも気づき、結局娘を転園させる決断をするまでに追い込まれてしました。

「ママカースト」の被害にあわないための対策

 オススメしたいのは、「複数のコミュニティに属すること」です。ママ友内のコミュニティ1つだけに属していたのでは自分の世界がふさがれてしまい、ちょっとしたことでも逃げ場がなく、思いつめる原因になりかねません。
 そうではなく、仕事先のコミュニティや趣味のコミュニティ、昔からの友人間でのコミュニティなど、とにかく複数の人間関係を保ち、そこに割く時間や労力を分散させることが肝心です。

 このように、人間関係を意識的に分散することでママ友グループに精神的に依存しないで済むようになります。

自慢やアピールをしてくる「マウンティング」

「マウンティング」とは?

 マウンティングとは、いかに相手より自分が優れているか、どれだけ自分がすごいかをアピールする事です。それをママ友間で行うことを、ママ友マウンティングと言います。
 マウントを取られるだけでも不快なのに、そこに巻き込まれると面倒極まりないことです。
 マウンティングの対象となるのは様々ですが、例えば、子供の成績や習い事の数、お受験をしたか否かや旦那さんの仕事や学歴、夫婦仲まで見られます。

よくあるトラブル

 Aさんは同じマンションでたまたまBさんとCさんの二人と妊婦同士で知り合いになって、一緒にランチしたり、グループLINEもしています。Aさんは子どもが1歳過ぎで復職し、残る2人は専業主婦です。その二人はマンションでも高層階に住んでいて、お金にも余裕がある感じでした。

 ある日、ゴミ捨て場の前でBさんとCさんが「フルタイムと言ってるけど、たかが隣町の工場で事務やってるだけでしょ、キャリアとか言うほどじゃないのに、保育園とかかわいそう。そんなにあの家、お金苦しいのかしらね?」「保育園あがりは小学校で乱暴な子になるとかさ、先輩のママが言ってたんだよね。」「このマンションに住んでる人ってわりと幼稚園に通わせている人が多いし、生活に余裕があると思ってるけど、無理して購入したんじゃない?」などと陰口を言っていた。

「マウンティング」の被害にあわないための対策

 まずは、マウントをとってくる人に関わらないようにすることです。前述しましたが、ここでもママ友同士の距離が大事になってきます。できるだけ挨拶程度の付き合いとし、こちらの情報を相手に渡さないことです。そうすることで、相手はマウントをとろうにもあなたの情報が少なすぎて対象にできなくなります。
 ママ友というコミュニティに属する以上、嫌な相手とも付き合わなければならないことがあると思いますが、どの程度の付き合いにするのかは、自分でコントロールしましょう。そして、本音を隠して当たり障りのない会話にとどめておきましょう。仲良くなりたいと思った人に出会った時だけ、心をひらけば良いのです。
 距離をとってもどうしてもマウントをとられてしまった場合、とても嫌な気持ちになって、ついつい言い返してやりたくなると思いますが、そこはグッとこらえましょう。反論することによって、相手の気持ちを逆なでしてしまいます。自分自身が大人になる事で、過度なマウンティングを避ける事が出来るようになります。

 

まとめ

 「ママ友」について、子ども同士の付き合いを考えると、どんな人とも仲良くしなくてはならないのではないかと頭を悩ませる方も多いかもしれません。

 ここで大切なのは、「ママ友=自分の友達」ではないということです。

 ママ友とは、自分の子どもの友達の親です。あくまで、子供ありきの関係なのです。ここを勘違いしてしまうと、無駄に距離感が近くなったり、そのために面倒に巻き込まれるので注意が必要です。
 まず一つ、「自分の友達ではない」と割り切ることで、精神的に少し楽になる部分があるのではないでしょうか。
 無理にママ友を作ろうとせず、最低限の挨拶と簡単な会話で相手を不快にさせずに乗り切りましょう。そうすることで心の負担が減ります。

 そして、本当に気の合う「ママ友」と、楽しい日々を送ることが子どもたちに良い影響を与えます。
 ぜひ、ここでご紹介したやりかたを実践してみてください。

 

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