どの大学に行くかが大きく卒業後の就職に関わる以上、大学受験というのは非常に重要なものです。
ですから、大学受験には万全の準備をしたいものですが、大学受験向けの塾や予備校はたくさんありすぎてどれを選べばいいかわかりませんよね。
そんな大学受験のためにどの塾・予備校に行けばいいのかわからない人のために、今回は塾・予備校のオススメランキングをマナビバが公開します。
塾・予備校のオススメランキング
塾・予備校のオススメについてランキングをしていきますが、ランキングの基準は①指導力、②大学受験のノウハウ、③合格実績、④生徒にあった授業が提供されているか、⑤学習のサポートの手厚さの5点を主な評価基準としています。
それでは、早速見ていきましょう。
1.河合塾
河合塾の提供する全統模試は大学受験生ならば誰もが聞いたことがあるでしょうし、三大予備校の一角に挙げられる大学受験においては最大手の予備校です。
ですから、上記の基準全てを満たしていて、まず候補に挙げるべき予備校といえるでしょう。
欠点としては、集団授業なのでわからないことを全て人に確認したい人や、大学受験よりも前の段階で勉強に躓いていて授業についていけない人には向かない点と、ただ授業を聞いて満足してしまうだけでは効果が低い点があります。
2.駿台予備校
駿台予備校も河合塾同様に三大予備校の一つで、大学受験においてはまず河合か駿台かで考えておけば間違いはありません。
駿台の方が河合塾よりも医学部や理系の難関大に強いと言われていますが、この2校であれば提供される内容に不足はないので、あとは授業時間などから合う方を選ぶようにしましょう。
3.東進ハイスクール
東進ハイスクールは近年代々木ゼミナールと入れ替わりで三大予備校言われるようになった予備校で、こちらも①〜⑤の基準はしっかり満たしていますが、東進ハイスクールとそのフランチャイズで展開される東進衛生予備校は対面の集団授業ではなく、映像授業になります。
映像授業は倍速での視聴ができたり、何度も繰り返し理解できるまで見返せるというメリットもありますが、わからない時に質問がしづらいというデメリットもあります。
校舎に助手の人がいて対応してくれたりもしますが、助手の人はプロの講師ではないので、わかりやすく解説してくれるとは限りません。
ですが、圧倒的な実績も出していますし、クオリティも高いので映像授業の予備校を選ぶのなら第一候補になります。
4.代々木ゼミナール
代々木ゼミナールはかつては河合塾・駿台と並び三大予備校に数えられていましたが、校舎を大量閉鎖し、今では6校しか残っていません。
そのため、蓄積されたデータや最近のノウハウという点では一歩劣りますが、質の高い講師も健在ですし、今ある校舎の生徒に対するサポートは手厚いです。
5.Z会の教室
通信教育で有名なZ会グループですが、「Z会の教室」という名前で集団塾・個別指導塾・オンライン指導をやっています。首都圏や近畿圏を中心に約30校ありますが、そのほかの地方の人には馴染みが薄いかもしれません。
Z会は通信教育では長年の実績とノウハウがあり、塾の方でもその強みを生かして、難関大への数多くの合格者を出しています。
6.四谷学院
四谷学院は集団授業で科目別能力別授業をして、55段階の個別指導というダブル教育システムを特徴としています。
集団授業・個別指導を併用して自分のレベルに合わせた授業を受けられる点は魅力的です。
しかし、合格実績がホームページでも何人と明言しておらず、この点で上位の塾・予備校とは差をつけられている可能性が高いです。
7.臨海セミナー
臨海セミナーは、首都圏を中心に展開する塾ですが、自宅で映像授業が視聴できるほかオンライン指導も行っています。
首都圏がメインだからか、国立大学よりも私立大学への進学実績が豊富で、最難関次第の早慶への合格者が多いです。
学習サポートの手厚さについては、授業外の質問対応は手の空いた講師の手が対応してくれますが、逆にいうと質問対応専門の人はいませんし、学生バイト講師もいるので質問対応の質が安定しないところはマイナスです。
8.早稲田アカデミー
早稲田アカデミーも首都圏に校舎を展開する塾ですが、高校生向けは6校舎と少ないです。
合格実績は最難関私立大学が多く、早慶上智に100人以上の合格者を輩出しています。校舎数は少ないですが多くの合格者を出しています。
学習サポートの手厚さについても、自習室は予約制ですがサポーターが常にいて、授業時間外でも質問できます。
ですが、校舎数の少なさはやはりネックです。
9.河合塾マナビス
河合塾マナビスは、河合塾の映像授業を視聴できる予備校です。
学習サポートするアドバイザーがついてくれ、毎回の授業のあとに授業の理解度を確認する時間があるのが特徴です。
合格実績は公表しておらず、この点はやはり厳しい評価になります。
生徒が自分の都合で授業を予約できるシステムなので、部活動や学校行事と両立しやすいところがオススメです。
10.鉄緑会
東大といえば鉄緑会と言われるほど、鉄緑会は東大合格で圧倒的な実績を出しています。
鉄緑会に通えば、ほぼ全員が東大を目指す人なので、東大合格を希望するなら行く価値はあります。
しかし、対象校以外の中学・高校に通っている場合は入学試験が必要で、通える人が限られるのがネックですし、誰にでもオススメできる訳ではない塾です。
地域別のオススメの塾・予備校
ここまでオススメの塾・予備校を紹介してきましたが、それぞれの地域には、地域に根付いた塾・予備校というのもあります。
そこで、次は地域別のオススメの塾・予備校について紹介していきます。
北海道:クラズユニック
クラズユニックは、道内地場の予備校では唯一北海道認可の学校法人です。
札幌市内に3校舎があり、東大や医学部医学科にも合格実績があります。
授業は15人くらいの少数制の授業で、他にも3〜10人程度のグループを作っての指導もあり、サポートは充実しています。
東北:予備校塾 仙台文理
東北地方では、仙台駅の近くにある「予備校塾 仙台文理」がオススメです。
東北地方、それも仙台あたりでは有名な大手予備校が多く、地場の強力な予備校というのはあまりありません。
ですが、「予備校塾 仙台文理」は仙台駅から徒歩で数分の好立地にあり、少人数制で学力別授業・個別指導・オンライン指導などのプランがあります。
大手予備校ほどの合格実績はありませんが、生徒に密着した指導をしてくれるので、そうしたものを求める場合はオススメです。
中部:佐鳴予備校
中部地方では、静岡・愛知を中心に展開する佐鳴予備校がオススメです。
佐鳴予備校では映像授業と個別指導が提供されていて、どちらもプロによる質の高い指導が受けられます。他にも添削指導なども行われていて、東大や京大の合格実績もあり、特に地元の名古屋大学の合格者数は100人を超えるほどです。
近畿:研伸館
研伸館は、近畿圏に展開する現役生対象の大学受験対策の進学塾です。
東大や京大、国公立医学部医学科に2桁後半の合格者を出すほどの優れた合格実績のある塾です。
進度×レベルでクラス分けされ、集団指導を受けながらも、映像授業や自習室での勉強で補完をして、チューターに質問できる体制も整っています。
中国:鷗州塾
中国地方では、広島・岡山・山口などに展開する鷗州塾がオススメです。
単科制の集団授業の講座を取る形式になっていて、希望者は個別の指導を受けられるコースも設けられています。
就学前の幼児教育から英語資格の取得講座も行われるなど、幅広い年代、内容の指導を行っています。
東大や京大などの最難関校にも合格実績があり、地元の国公立大学にも多くの合格者がいます。
四国:高松高等予備校
高松高等予備校は香川県にある学校法人として認可を受けている予備校です。
東大や京大の合格者もいますが、特徴的なのは国公立医学部医学科の合格者数で、100人を超える合格者を出しています。
国公立私立文系理系ごとにレベル分けされた24のコースがあり、週6日の授業を行うなど、伝統的な授業を重視する予備校です。
九州:英進館
英進館は九州地方に展開する学習塾で、幼児から大学受験までを一貫して教育しています。
東大京大医学部医学科に多数の合格者を出している他、地元の九州大学には200名を超える合格者を出していて、地元の大学への合格にも強みを持っています。
成績順にクラス編成され、英語と数学を基幹教科として指導する他、高校2年生からは理科の授業があり、選択方の授業として国語などもあります。
まとめ
塾・予備校のオススメランキングと地域別のオススメ塾・予備校を見てきましたが、いかがだったでしょうか。
大学受験指導は実力のある塾・予備校でなければ、きちんとした指導というのはできません。
ですから、ここにあげたような実績のある塾・予備校をまずは検討してみましょう。
その上で、集団指導は苦手だから個別指導がいい、自分で勉強をしたいから進捗管理やアドバイスをしてくれるところでいい、などの希望に応じて他の塾・予備校を探すと良いでしょう。
この記事を参考に、ピッタリあった最高の塾・予備校が見つかることを願っています。