受験生や定期テスト直前になると、1分1秒でも多く勉強したいと考えることがあるでしょう。
そんな時、普段は勉強しないお風呂の時間を勉強に使えればと思ったことはありませんか?
しかし、お風呂で勉強するといっても、普通に考えれば濡れて勉強道具が使えなくなるんじゃないか、お風呂は机に向かい合うことができないからちゃんと勉強するなんてできないのに意味ないんじゃないのか、と不安に思われるかもしれません。
ですから、今回はお風呂で勉強する効果と、勉強道具が濡れなくなるおすすめの防水グッズについてマナビバが紹介します!
お風呂で勉強するのは効果があるのか?
実はお風呂で勉強するのはいい効果が3つもあります。
たしかに、お風呂は机もありませんし、水に濡れてしまう危険もありので勉強しづらいです。
そのため、お風呂で勉強できるものは限られますが、ちょっと気分を変えて、お風呂で勉強できるものはお風呂でやってみるといいかもしれません。
では、どんな効果があるのか見ていきましょう。
記憶力と集中力が向上するα波が出る
少しぬるめのお湯に長時間入ることでリラックスすると、副交感神経の働きが高まり、脳内にα波という脳波が出やすくなります。
α波が出ている時は、記憶力と集中力が向上するので、お風呂での勉強は効果があるといえます。
なお熱いお風呂だと交感神経の働きが強くなってしまい逆効果なので、40度以下を目安にしましょう。
疲れが取れて気分転換になる
ずっと勉強部屋や自習室などの勉強用の場所で勉強していると、気が抜けず、何時間も勉強すると疲れてしまいます。
これは精神的な疲れもありますが、ずっと同じ姿勢でいたことによる肉体的な疲れもあります。
しかし、お風呂で勉強すると、いつもとは違う環境で勉強することが気分転換になりリフレッシュできる上、肉体的にも体がほぐれて疲れが取れるのです。
肉体的な疲れが取れると、それも気分がスッキリして、気分転換になります。
においと記憶を結びつけることで覚えやすくなる
人はぬるめのお風呂に入った時だけではなく、好きなにおいを嗅いだときにもα波を出します。
そのため、好きなシャンプーの香りがあふれる場所で勉強することは記憶力と集中力を向上させます。
また、プルースト効果と呼ばれる、においと記憶を結びつける現象があるため、お風呂で勉強する効果はあるといえるでしょう。
お風呂で勉強するのにオススメの科目
お風呂で勉強するのに効果があるのはわかりましたが、それではどんな勉強をすれば良いのでしょうか。
いくらお風呂での勉強には効果があるとはいえ、机もなく、水に濡れてしまうお風呂でなんでも勉強するというのは難しいです。
そのため、見るだけ、聞くだけで終わる勉強が望ましいといえます。特に、暗記はお風呂での勉強に向いているといえます。
社会
用語集や一問一答などを、赤シートで隠しながら確認をしたり、地図や年表などの一覧性の高いものを確認することができるので、社会はオススメの科目です。
理科の生物などの暗記科目
生物や他の分野でも、基本的な用語の暗記は社会同様にやりやすいのでオススメです。
英語の英単語、リスニング
お風呂では書いて勉強するのはやりづらいため、英語でも見て読んで暗記する英単語はオススメです。
しかし、英語なら、英単語以外にリスニングの勉強もオススメです。
なぜなら、ゆっくりお風呂につかりながら、聞こえてくる音声に耳を傾ければいいからです。しっかりリスニングのために聞き入るまではいかなくても、毎日お風呂で英語を聞き流すだけでも、英語に慣れると言う意味では有効です。
国語の漢字、古文単語、読書
漢字の読みや古文単語は他の暗記科目同様、見るだけでいいのでやりやすい勉強です。
しかし、それ以外にも、お風呂につかりながら読書をするのも、読解力を身につけていくためにオススメです。
読書はすぐに効果が出るものではありませんが、語彙力が増えたり、文章を読み慣れることで読解のスピードが速くなり、実際に評論文や小説の問題を解くときに助けになります。
おすすめの防水グッズ7選
防水スマホケース
スマホ1台あれば大抵の勉強ができるので、スマホをお風呂の中でも安心して使えるようになる防水スマホケースはおすすめです。
これはスマホ用の防水ケースなので、ケースをつけたままでも顔認証や指紋認証に対応しているため便利です。
必要なアプリをインストールしたり、サイトを閲覧しながらどんどん勉強を進めましょう。
特にリスニングの音声を聞くことや、動画で講義を見るなど、紙ではできないことができるのがスマホケースの利点といえます。
そのため、スマホケースはどの科目をやるにしても使えます。しかし、スマホは勉強以外のことにも使えるので、勉強するつもりがただスマホをいじって終わってしまうなんてことも考えられます。
ついスマホがあれば触ってしまう人は、以下の中から用途にあったものを使いましょう。
防水ブックケース
これは本を入れて読むことができるもので、単語帳や参考書などを確認するのに便利です。
しかし、ケースに本を入れて、指サックでページを捲るのは、普段通りペラペラめくるというわけにはいかないので、慣れない人もいるでしょう。
防水ファイル
本そのものを入れるまでもなく、1枚にまとめた暗記ノートや図表などを確認できればいい時は、防水ファイルがオススメです。
本のように捲ることはできませんが、1枚の紙を確認するならファイルで十分なので、暗記する前に一度整理のためにノートにまとめ、ファイルに入れてお風呂で覚えるのもよいでしょう。
ジップロック
ジップロックの利点は、専用の道具を買う必要はなく、家にあるものを使えばいいという点です。
ジップロックにスマホを入れて、音声を聞いたり動画を見れば、防水ケースを使用したスマホと同様の使い方ができます。
しかし、ジップロックは専用の器具ではないので、指紋認証は使えず、顔認証も反応しないことが多いです。その上、画面も袋の上からでは反応しないので、使いづらさは残ります。
また、スマホの防水用に作られているわけではないので、湿気でスマホがダメになったりするリスクもあるので、気になる場合は専用の防水ケースを使いましょう。
ラミネート
こちらは防水ファイル同様に、1枚の紙を確認するのに向いています。
しかし、ファイルはその日の用途によって中身を取り替えることができますが、ラミネートはそうもいきません。
紙がシワになるのを防いでくれるので、何度も確認するものはラミネート、一度確認して次に行くものはファイルと使い分けるといいでしょう。
磁気ボード
お風呂は机がないので書く作業には向いていませんが、それでも書いて覚えたい、ちゃんと正しく書けるか確認したいということで、何かを書きたいことというのもあると思います。
そんな時にオススメなのが、この磁気ボードです。
磁気ボードは、パネルの磁性体がペンの先端のマグネットにより前面に引きつけられることで線を書けるというものです。
磁石は水に溶けないため、磁気ボードはお風呂でも安心して使うことができます。
耐水ノート
磁気ボードはお風呂でも物を書くのに使えて便利ですが、ボード1枚分書いたら消さなくてはなりません。
書いたものを残しておきたい場合は、耐水ノートがオススメです。
お風呂で講義動画などを見て、ノートを取りたい人にはこれを使ってみてください。
ペンはボールペンだと掠れてしまうことが多いので、シャープペンを使いましょう。
まとめ
お風呂で勉強する効果と、おすすめの防水グッズについて見ていきましたがいかがだったでしょうか。
お風呂での勉強は効果があるので、有効活用できると勉強時間をグッと増やせます。
しかし、勉強するためにお風呂で長風呂してのぼせたり、お風呂でも勉強に追われて休めないなどは逆効果なので、お風呂の時間を有意義に使うという範囲の中で、有効活用していきましょう。