子供の将来を考えたら、勉強を頑張ってほしい。
親の立場になると、そんな風につい子供が勉強を頑張ってくれるのを期待したくなりますし、そのために勉強を親に言われなくてもするような、勉強が好きな子になってほしいと思ったことがあるのではないでしょうか。
それでも、なかなか子供は勉強を好きにはなってくれないもの。
だからこそ、知り合いの子供やネットの記事などで勉強好きな子供の話を聞くたびに、どうして勉強が好きになるんだろうと疑問に思うことも多いはずです。
そこで、今回はそんな勉強が好きな子の特徴と、子供を勉強好きにする方法についてマナビバが調査していきます!
勉強が好きな子の特徴6選
勉強が好きな子の特徴は以下のようなものになります。
大切なことは、勉強に対してポジティブなイメージを持っていることです。
勉強を嫌なこと、辛いことだと思っていると、なかなか頑張ろうという気になれませんし、そこから好きになるのは難しいです。
でも、なぜ勉強を好きだと思えるのか。その考え方の特徴について紹介するので、参考にしてください。
勉強での成功体験がある
勉強が好きになる子の特徴は、勉強での成功体験があるかどうかといっても過言ではありません。
勉強してできなかったことができるようになった、勉強して覚えたことを他の人に褒められたという経験は、子供にとって重要な成功体験となります。
成功体験は脳に強烈な快感を与えますし、勉強に対するモチベーションを上げることに大きく寄与するのです。
勉強の成功体験は、テストなんかの大きな目標だけで得られるものではなく、日々小さな目標を決めて、それを達成することで普段から得られるようになります。
この小さな成功体験を積み重ねて、テストで大きな成功体験を得られると、一気に勉強が好きになるのです。
目標を持っている
先ほど成功体験のところで、目標の重要性に触れましたが、目標を持っていることも勉強が好きな子の特徴です。
目標を持たない勉強は、ゴールが決まっていない持久走みたいなものでいつか息切れしてしまいます。何のために勉強しているのか、勉強して何を成し遂げたいのかが明確になっていると勉強への目的意識が生まれます。
目標があることで、日々の小さな目標も立てやすくなり、成功体験も積み上げやすくなるでしょう。勉強ができる子は勉強に対して明確な目標があり、どうすれば達成できるのかを周りの力も借りながら考えられるのです。
好奇心が旺盛
勉強が好きな子は好奇心が旺盛です。
興味を持ったことや知らないことについて詳しく知りたいと思う、調べて新しい知識をどんどん身につけると言うことは、自発的に勉強をするのにとても大切な気持ちなのです。
また、一つ新しいことを知ってもそこで満足せず、楽しさを感じて知りたいと思いどんどん深掘りするのも、勉強が好きな人の特徴です。
負けず嫌い
勉強が好きな人には、負けず嫌いな性格の人も多いです。
なぜなら、負けず嫌いの人は勉強でも「あの子に負けたくない」「もっといい点数をとりたい」という気持ちを持ち、勉強に前向きに取り組む原動力になります。
本を読むのが好き
好奇心が旺盛というのにも関わりますが、未知のことを知ることが好きだから、未知のことがたくさん載っている本も好きです
本ならなんでも好きな子もいますし、図鑑が好きな子、全く見たことのない空想を見せてくれるファンタジーが好きな子もいます。
集中力がある
未知のことを知ることができる授業や、本を読むのが好きなので、好きなことには真剣に向き合うもの。
毎日の授業を真剣に受けたり、毎日本を読んだりするうちに、集中力が身につき、勉強に関しても集中して取り組みます。
子供を勉強好きにする方法
子供を勉強好きにする方法は、子供が勉強を楽しいと思い、自発的にやろうとすることです。
この楽しいと思わせるのが大変なことで、色々と方法を考えないといけないことなのですが、ここではそんな子供に勉強を楽ししいと思わせる方法を紹介していきます。
子供を褒める
子供は親に褒められたいものです。褒められることで、子供は承認欲求を満たされ、勉強してよかったと感じるようになります。
ですから、子供が勉強したことを褒めて、承認欲求を満たしてあげれば勉強に対して前向きな感情を持つようになるのです。
この子供を褒めるときは、具体的に褒めてあげることが重要です。具体的というのは「七の段全部言えたじゃん、すごい!」というように、勉強したことの内容に触れてあげることです。
一緒に勉強する友達を作る
子供が一緒に勉強する友だちを作ることも良い方法です。
ただ、子供同士で話したり、遊んだりして時間を潰すだけにならないかは見てあげる必要がありますが、一緒に勉強して切磋琢磨すること相手がいると、子供は勉強に対してモチベーションが上がります。
目標を達成したらご褒美をあげる
目標を達成したらご褒美をあげるのも重要です。
もっとも、「ご褒美」といっても、毎回何かを買ってあげるのはやめましょう。次はもっと高いものが買ってもらえるんじゃないかと思って、「次は〇〇やるからこれ買って」というようなお願いをしてくるようになります。
しかし、ずっと続けるとお願いが高くなりすぎますし、何よりご褒美がなければ何もしない子になりかねません。
目標達成したことを大袈裟に褒めるぐらいで構いませんし、何かものでご褒美をあげるときは晩御飯のおかずを1品好きなものにするくらいにしておきましょう。
勉強を強要しない
子供を勉強好きにするためには、勉強ができなくて嫌いにならないことが必要です。そのためには、毎日少しの時間でも勉強を続けて、その日ごとに勉強の達成感を持たせる必要があります。
しかし、だからといって「勉強しろ」というように勉強を強要すると、子供は勉強に対するモチベーションが下がり、余計に勉強嫌いになっていきます。
また、自分で勉強をしようと思っていたところで勉強するように言ってしまうと、子供は水を差された気分になり、勉強のやる気がなくなります。
ですから、勉強を強要せず、子供が自分のペースで勉強するようにすることが重要です。
そのためには、子供に勉強のルールを自分で決めさせるといいでしょう。
基礎から少しずつやる
勉強をする上で大切なことは、基礎をちゃんと仕上げることです。
基礎ができていないと応用問題なんて解けるわけがないですが、基礎をちゃんと仕上げておけば、応用問題を解かないといけない時に、解くために必要な手札は持っておくことができます。
ちなみに基礎とは、国語なら読み書き、算数なら足し算・引き算・かけ算・わり算の決まりなどを指しています。
読み書きは、国語の教科書を読んだり、漢字をドリルなどで練習するのもいいですし、小学生くらいならば毎晩絵本を一緒に読むようにしましょう。
継続は力なりという言葉があるように、毎日コツコツ続けること姿勢が大切です。
そのためにも、いきなり1日何時間も勉強するという目標を立てる必要はありません。
小学生の場合、勉強に集中できる時間は学年×10分暗いです。それ以上の時間をかけて勉強しても集中できず、わからないままなんとなく進めてしまい、逆効果になってしまうこともあります。
まとめ
勉強が好きな子の特徴と、勉強が好きな子にする方法について紹介してきましたが、いかがだったでしょうか。
勉強が好きな子は新しいことを知るということがものすごく好きで、そういった新しいことを知るのが楽しいことなんだというのは、小さな頃から家庭で子供が新しく知ったことについて話す時、よく話を聞いてあげていたか、というのも大きな影響があります。
今からできるのなら、よく話を聞いてあげてください。
もし、もう結構子供が大きくなっていて、あまりそういう話をしてくれない年齢なら、上述したような方法で、一歩一歩勉強に対する嫌悪感をなくしていきましょう。