うちの子は小学生だけど、年々勉強に苦戦していて、このままで大丈夫なのか不安だ。全然学校の勉強についていけていなくて、このままだとまずい。
そんなふうな悩みを抱えている親は多いかと思います。
しかし、どうしてこんな風に勉強に苦戦しているのかわからないし、どうすれば勉強できるようになるのかもわからないと悩んではいませんか?
そこで、今回は小学生で勉強できない子の特徴と、そんな子への対応方法についてマナビバが解説していきます。
小学生で勉強ができない子の特徴5選
勉強ができない子には、勉強をしていなくてできない子と、勉強をしているけどできない子がいます。
勉強をしているけどできない子の中には、勉強の仕方が間違っていてできない子と、能力的にどうしても苦手な子がいます。
後者の能力的に苦手な子についてはここでは扱わないので、下の記事を参考にしてください。
それ以外については、これから紹介する特徴について参考にしてください。
勉強習慣がない
小学生で勉強ができない子で最も代表的な特徴は、勉強習慣がないことです。
このタイプの子は、学校の宿題のように、勉強試合といけないものはするものの、それ以外での家庭学習の機会がほとんどありません。
つまり、普段から勉強する習慣がないため、予習・復習が足りておらず、勉強がわからなくなるのです。
勉強をわからないままにする
勉強のできない子は、わからない内容が出てきたとき、わかるまで頑張ろうとせず、放置してしまう癖があることが多いです。
また、勉強ができないことを直視したくないからか、できる範囲のみを繰り返し、わからない問題をいつまでもしようとしない子もいます。
この場合、子供が勉強している姿は見ているので、一見頑張っていて心配ないように見えるのですが、実際の学力は勉強時間からすると全然伸びないので注意が必要です。
勉強をつまらないと感じている
勉強ができない小学生の特徴として、勉強をつまらないと感じている傾向があります。
勉強が得意な子は好奇心が旺盛で、勉強をして新しい知識を覚えることを楽しいと感じ、楽しいから積極的に勉強することが多いです。
しかし、勉強がつまらないと感じていれば、自分から勉強をしようとはせず、勉強が難しくなればなるほど、学校の授業だけでは理解が追いつかず、段々苦手になっていきます。
勉強の仕方がわからない
勉強ができない子には、勉強方法がわからない子が多いです。
ただ音読しろと言われたから教科書を読み上げたり、黒板の内容をノートに丸写しするだけで、勉強内容を理解しようとしないのです。
勉強したことが身についていないので、テストで問題が解けず、理解できていないことが増えて行くため、次第に授業にもついていけなくなります。
勉強時間が長すぎる
意外に思うかもしれませんが、勉強ができない小学生の特徴の一つに、勉強時間が長すぎることがあります。
たくさん勉強しているんだから、問題ないだろうと思うかもしれません。
しかし、小学生はまだ未熟なので集中力も低く、長時間集中することは難しいです。
そのため、小学生の勉強で一番重要なことは、短時間で集中して身につけることなのです。
小学生で勉強できない時の対応方法
勉強が苦手なら、とにかく勉強させようと思っていたかもしれませんが、ここまで見てきたように、ひたすら長時間やるのは逆効果で、時間だけかけて間違ったやり方で勉強を続けても効果は低いです。
しかし、勉強が苦手ならそれをカバーするために勉強自体はさせる必要があります。
ここでは、正しい方法で勉強させるために親がすべき対応方法について見ていきます。
勉強しないことを叱らない
小学生は、まだどうして勉強しないといけないのかを実感できていないものです。
ですから、勉強しないことを叱ってしまうと、叱られたことに不満やストレスなどを感じてしまうことがあります。
叱るにしても、どうして勉強しないといけないのかをきちんと説明し、親子で勉強の約束をして、約束を破ったことを叱るようにしましょう。
気が散るものをなくす
スマホやゲームが代表例ですが、勉強から子供遠ざけてしまうような誘惑は、勉強する空間には置かないようにしましょう。
最近は、授業動画をパソコンやタブレット、スマートフォンで視聴しながら勉強する機会が増えてきました。
そのため、中には勉強中もスマートフォンを手放せないという人もいるかもしれません。
しかし、授業動画を見る勉強道具としても使えるスマートフォンには、友達からメッセージが届いてしまうこともあります。
そうなると、勉強中だったのに、友達との連絡の方に意識を奪われかねません。
できる限り、普段使いのスマートフォンと勉強用の道具は分けるようにしましょう。
困った時に相談できる状態を整える
勉強できない子の特徴として、悩みや不安などを相談できる相手がいないことがあります。
悩みや不安があれば子供は勉強に集中できませんよね。親として、子供が悩みや不安を抱えているときにすぐ相談できるように、子供と密にコミュニケーションをとるようにしましょう。
普段からコミュニケーションをとっておけば、子供が悩みなどを親に相談しやすいですし、親も子供の変化に気づきやすくなります。
また、単純に勉強でわからないことがあれば、子供が親に質問することができます。
褒めることから始める
本当は、子供に勉強の大切さを理解してもらって、自発的に勉強できるようになるのが一番です。
しかし、残念ながらほとんどの子供は勉強の大切さを説明しても、いきなりはピンときません。
ですから、まずは子供が勉強を頑張ったら褒める事から始めましょう。子供は勉強したら褒められたことで嬉しくなり、嬉しくなった事から勉強に前向きになり、そこでようやく親に言われた勉強の重要性を実感できるのです。
友達と一緒に宿題をしてから遊ばせる
勉強習慣が身についていないうちから子供一人で勉強させるのは、なかなか難しい事です。
リビングで勉強させて親が見張るのも良いですが、勉強自体を嫌なものだと感じていることに違いはありません。
しかし、たとえば、宿題を持った友達を家に招き、友達と一緒に宿題をさせて、終わったら遊ぶようにするというのも効果があります。
子供同士で一緒に宿題をすることで、お互いに教え合う機会ができ、理解が深まるでしょう。
まとめ
小学生で勉強できない子の特徴と、そんな子への対応方法について見てきましたが、いかがだったでしょうか。
小学生で勉強できない子は、勉強事態にネガティブなイメージを持っているので、どうにか前向きな印象を持たせることが重要です。
小学生の今のうちに勉強の苦手を克服しておかないと、中学では成績に影響が出ますし、成績次第で行ける高校が決まってしまいます。そして高校次第では卒業後が就職なのか進学なのか、進学ならどんなところに進学できるかが大体決まってしまうというのが実情で、本当に将来に大きな影響があります。
この記事を参考に、今のうちに子供の勉強への苦手意識を解消しておきましょう。