中学生になると、小学校よりも勉強が格段に難しくなり、勉強ができない、苦手だと感じるようになった人も多いのではないでしょうか。
中学生には高校受験があり、勉強ができないままだと成績はボロボロで、入試本番で良い点数を取ることは難しいですし、例え良い点数を取っても内申点が足を引っ張ってしまうことも考えられます。
そうなると、できるだけ早いうちにどうにかしないといけませんよね。
そこで、今回は中学生で勉強ができない子の特徴と、勉強できない時の対応方法についてマナビバが解説していきます。
中学生で勉強できない子の特徴7選
中学生で勉強ができない子の特徴には、大きく分けて勉強をしているけどできないパターンと、勉強をしていなくてできないパターンがあります。
勉強をしていなくてできない場合は、今から勉強を始めましょう。勉強をしないで勉強ができるようになる方法はありません。
勉強をしていてできない場合は、なぜできないかを考える必要があります。
小学校の頃から勉強がつまずいていた場合は、中学の勉強を頑張ってもなかなか理解できないので、小学校の範囲に戻って勉強をしましょう。
小学校の頃は勉強が苦手じゃなかったのに苦手の場合は、以下の特徴に当てはまっていないかチェックしてみましょう。
勉強への強い苦手意識がある
中学生で勉強できない子の特徴として、勉強に対して強い苦手意識があります。
中学生になったら部活もありますし、遊びに行くにしても行動範囲が広いので、興味のあることに熱中して勉強から離れてしまったことがある人は多いです。
そして、その勉強していなかった時期に授業についていけなくなり、勉強ができないから勉強を嫌いになってしまうのです。
勉強への苦手意識が強いと、勉強に対するやる気がなくなってしまいます。好きじゃないことを積極的にやりたくなる人はそうはいません。
勉強のやり方がわからない
勉強のやり方がわからないのも、中学生で勉強できない人に多い特徴です。
たとえやる気があっても、どう勉強すればいいかがわかっていないと、自発的に勉強に取り組むのは難しいです。
これに当てはまる人は、小学生までは闇雲に勉強してどうにかなったけど、中学生になって問題のレベルが上がったことで通用しなくなるということが多いです。
勉強時間が足りない
勉強時間が足りないのは、中学生で勉強ができない子に本当によくある特徴です。
中学生になると部活動を入る生徒が多く、小学生よりも忙しくなります。
特に運動部は活動が長時間で肉体的にも精神にも疲弊し、部活後に勉強する体力が残っていないことが多いです。
すると、毎日勉強するということが減っていき、休みの日になんとかカバーしようとしても、どうしても勉強時間足りなくなってしまうのです。
勉強した気になっている
勉強しているのにできない中学生に多い特徴が、勉強した気になっているだけで実際は勉強になっていないことを続けているだけというものです。
「教科書を何時間も黙々と読むだけ」「英単語をひたすら書くだけ」といった勉強方法は、たくさん勉強した気になれても、知識の定着につながっていないことが多いです。
覚えるだけのインプットだけでは、知識をちゃんと覚えているかの確認ができないので、問題集などで知識をアウトプットするようにしないと、せっかく勉強したのにあまり意味がなかったなんてことになりかねませんよ。
すぐに気が散る
すぐに気が散るのも、勉強できない中学生の特徴の一つです。
今時の中学生は、ゲームだけでなくスマホも持っていることが多く、勉強以外の楽しい誘惑がたくさんあります。
勉強しようとしても、スマホにLINEの通知が来ていたらそちらに気を取られてしまう。これに心当たりのある人は多いことでしょう。
とはいえ、これらの誘惑を完全に断ちきれる人はそう多くないので、勉強中は誘惑するものと物理的に距離をとっておくべきです。
目標を決めていない
目標を決めないというのも、勉強ができない人によくあることです。
目標を決めていないと、勉強する意義が理解できず、勉強をギリギリまで先延ばしにして、テスト直前などの本当に必要な時だけ頑張るけど、結果が出ないということになります。
適切な目標は、成長の実感や勉強の面白さを理解するのに重要な要素です。
学習計画を立てていない
学習計画を立てていないのも、勉強できない中学生に多い特徴です。
学習計画を立てないとテストまでに必要な勉強量を算出できず、適当に勉強を進めていたらテストまでに勉強が間に合わないということになってしまうのです。
中学生で勉強できない時の対応方法
ここまで中学生で勉強できない子の特徴を見てきましたが、その場凌ぎの勉強や効率の悪い勉強では結果が出ず、段々勉強が苦手になっていくのがわかると思います。
でも、そのままにはしたくないと思っているから、この記事を今読んでいるはずです。
それでは、勉強できない中学生はどんな対応をすればいいのか、見ていきましょう。
手の届く小目標を設定する
中学生が自発的に勉強に取り組むには、目標の設定が必要です。
目標を立てることで、そこに至るまでの過程が見えてきますし、一番の大目標を達成するために必要な中目標を設定し、その中目標をクリアするための小目標を決めることができます。
とはいえ、あまりにも現状からかけ離れた大目標だからと目の前の小目標も高いものに設定しすぎると、目標をクリアしようという意欲が湧かなくなります。
ですから、「英単語を10個覚える」といった少し頑張れば手の届くような小目標を立てることで、一つひとつ目標をクリアしていくのが重要になります。
コツコツ目標を達成していくことで、知らず知らずのうちに成績向上が期待できます。
勉強習慣をつける
勉強ができない中学生の中でも、勉強をしてなくてできないタイプは、今すぐ勉強習慣をつけましょう。
しかし、いきなり毎日何時間も勉強できるようになる人はいません。「寝る前に必ず15分英単語の暗記をする」など、少しずつ習慣化していくしかありません。
習慣がついていないと、勉強をやりたくないという気分になったときにあっさりと勉強をやめてしまいます。
どうしても自分一人で勉強を続けられなさそうな時は、塾に頼ってみましょう。決まった時間に必ず勉強するので、自然と勉強習慣が身につきます。
自分に合う勉強法を見つける
ネットや本、SNSなどで、オススメの勉強法を見たことがある人は多いと思います。
それらは似通ったところもありますが、人それぞれ言ってることがバラバラなことも多いはずです。それに、本当にその方法が個人の体験談ではなく、大多数に当てはまる内容なのかはパッと見ただけでは分かりませんよね。
もちろん、高校受験や定期テストに求められる能力を修得できるような勉強法をする必要はあるため、そこはクリアできるような勉強をする必要はありますが、みんな性格や学習能力が異なるので、同じようにやっても同じような結果が得られるとは限らず、個々人にあった勉強法を見つけていく必要があります。
勉強する環境、勉強時間、勉強場所、休憩の長さ、問題集の使い方など、自分に合う勉強法を見つけてみましょう。
学習環境を整える
勉強中に集中して気を散らさないためにも、部屋を綺麗にしたり机の周りにものを置かないようにするという、学習環境を整えることは重要です。
学習環境を整えるというのは、部屋で勉強に集中できないなら、リビングで勉強したり、図書館に行ってみる、塾に通うなどのあらゆる手段を模索することも含みます。
スマホやゲームなどの誘惑がある中、勉強に集中するのは容易なことではありません。
どうしても自分で誘惑に抗えない場合は、親に預けたり、手の届かないところに置いたりと工夫をしましょう。
まとめ
中学生で勉強ができない子の特徴と、勉強できない時の対応方法について見ていきましたが、いかがだったでしょうか。
中学生時点での勉強のできるできないは、今後の人生に大きな影響を及ぼします。
もちろん、学校の勉強があまり必要ない道を行く人もいるでしょうが、他にも選択肢があってそういった道を選ぶのと、勉強ができなくてそうせざるを得なかったでは大きく意味合いが違います。
まだ、中学生。今からちゃんと勉強すれば、選べる未来はたくさんあります。
どうにかしたいと思ったのなら、この記事を参考に今からでも勉強を頑張ってみてください!