夏休みになると、夏休みの宿題として、いつもよりたくさんの量の宿題が出される学校が多いです。今年、小学校や中学校に入学した人は、「夏休みってどのくらいの量の宿題が出されるんだろう?」と不安になっている人も多いと思います。
今回は、夏休みの宿題の量について解説していきます。また、夏休みの宿題を放置していて、最終日に泣きながら取り組む、という話を聞いたことがある人もいるでしょう。このようなことにならないための、夏休みの宿題の上手な取り組み方についても解説していきます!
夏休みの宿題にはどんなものがあるの?
夏休みの宿題として、ほとんどの学校で出されているものには、以下のようなものがあります。
- プリントや問題集
- 夏休みの生活表/1行日記
- 作文(絵日記・意見文・読書感想文)
- 自由研究
それぞれの宿題について、詳しく解説していきます。
プリントや問題集
まず、夏休み中に取り組む学習として、プリントや問題集が出されます。
小学校では、算数と国語だけ、というような学校が多いです。中学校では、各教科ごとに宿題が出される場合が多いです。
内容は1学期の復習である場合が多いです。
普段は、毎日授業が進んでいるので、復習してもしきれない場合が多いです。しかし、夏休みは授業がありません。授業が一時ストップしているのですから、復習するチャンスです。1学期の苦手を夏休み中に克服して、2学期に良いスタートが切れるようにしましょう。
夏休みの生活表/1行日記
夏休みの生活を記録するための、生活表が出される学校も多いです。生活表に書くことには、以下のような項目があります。
- 天気
- 勉強時間
- 起きた時間
- 寝た時間
- 一行日記
生活表で、一番苦労するのが1行日記でしょう。なぜなら、作文に苦手意識をもっている人が多いからです。さらに毎日書かなければならないので、ネタがなくて困る人もいるでしょう。
しかし、ネタは以外にも身近にあります。ネタとして考えられるものには、以下のようなものがあります。
- 友達と遊んだこと
- 今日の夜ご飯について
- 今日、家族と話したことについて
- 今日見たテレビ番組について
- 今日、読んだ本について
- 今日やったゲームについて
- お出かけしたことについて
このように、家で過ごしたことも日記にすることができます。1行ですから、ネタさえ決まれば簡単に書くことができますね。
作文(絵日記・意見文・読書感想文)
作文が出される学校があります。内容としては、絵日記や意見文・読書感想文など、学校によって違います。
先ほどもお話ししましたが、作文は苦手意識を持っている人が多いため、やる気が起きず、最後まで残すという人もいるでしょう。
作文を書くには、構成を考えることが大切です。以下のコラムでは、文章を書くのが苦手な人でも、作文を簡単に書く方法を解説しています。作文の宿題で困っている人は、あわせて読んでみましょう。
自由研究
自由研究が出される学校もあります。最近は、家庭の負担の軽減のため、自由研究を強制にしない学校が増えています。
自由研究では、内容や、取り組み方まで全て自分で考える必要があります。そのため、結果を考察する技術や、まとめる力、など行う様々な力をつけることができます。
強制ではなくても、時間があれば是非取り組みたい課題です。
宿題の量はどれくらいあるの?
学校にもよりますが、基本的には、夏休みの日数に合わせて毎日学習しなければならない量が出されています。
例えば、小学校では、1日算数1ページ・国語1ページの2ページが目安に出されています。夏休みが20日間の場合は、40ページというように量が決められることが多いです。
作文は小学校低学年の場合は、10行程度です。学年が上がるにつれて量が増え、小学校高学年では、200字詰めの原稿用紙2~3枚、中学校の意見文は原稿用紙4~5枚程度の量が出されることが多いです。
大量に出すなど、絶対に終わらない量を出す学校はありません。また、学校で、夏休みの生活についてのスケジュールを立てるところもあります。計画的に進めれば、大変な思いをすることなく終えられることができます。
夏休みの宿題の理想的な取り組み方とは?
せっかく時間をかけて宿題をするのですから、有意義な学習にしたいものです。反対に、取り組み方をよく考えないと、2学期の授業に悪影響をもたらす恐れがあります。次のようなことを意識して取り組むようにしましょう。
- 毎日、少しずつ取り組む。
- 勉強時間を決めて取り組む。
- 丁寧に取り組む。
それぞれについて、詳しく解説していきます。
毎日、少しずつ取り組む。
夏休み中は授業がありません。そのため、勉強をする機会は家庭での学習のみになってしまいます。人の習慣は簡単には元には戻りません。夏休み中に勉強しないことが習慣化されると、2学期の授業に集中できなかったり、放課後に宿題をやらなかったりと夏休み明けの学校生活に影響します。
最初にもお話ししましたが、宿題を後回しにしてしまい、2学期が近くなって、慌てて終わらせるという人がいます。これはもちろん、避けたい取り組み方です。宿題が終わらなくなる恐れもありますね。
反対に、夏休みの初めの方に一気に終わらせて、残りの期間を遊んですごすというやり方もおススメしません。やるべきことを先に終わらせる、宿題の提出を確実に間に合わせるという点においては、良い取り組み方かもしれません。しかし、勉強習慣という点においては、避けた方がいいでしょう。
夏休み中も勉強の機会を確保するために、宿題は毎日に分けて少しずつ取り組むようにしましょう。
勉強時間を決めて取り組む。
毎日に分けて少しずつ取り組むためには、勉強する時間を決めましょう。
そのために、1日の過ごし方のスケジュールを立てるようにしましょう。
スケジュールを立てていなかったら、ダラダラと過ごしてしまい、勉強しなくなってしまいます。そして、「明日こそは勉強しよう。」「明日こそは勉強しよう。」と繰り返しているうちにあっという間に夏休みが終わってしまいます。
まずは、夏休みの過ごし方や、勉強する時間について家庭で考えるようにしましょう。
以下のコラムでは、学校が休みの日の勉強時間について解説しています。合わせて読みながら、夏休みの勉強時間を決めると良いですね。
丁寧に取り組む。
せっかく時間をかけて宿題に取り組むのですから、取り組んだことが身に付くような学習にしたいものです。
適当に取り組んで提出するだけでも宿題としては認められるかもしれません。しかしその取り組み方では、深い学びにはなりません。
よくある取り組み方は、答え合わせをしない、間違っていたら解答を写して終わるというやり方です。これでは、せっかくの勉強時間を無駄にしてしまいます。
効果的な学習にするためには
- 丸付けをする
- 解き直しをする
- 分からないところは調べて整理する
というように、工夫して取り組むようにしましょう。
以下のコラムでは、宿題を効果的に取り組むためのコツや、宿題をすることのメリットについてまとめています。宿題をやる意味を理解することで、主体的に学習することができますね。
まとめ
長い夏休みが、有意義なものになるか、ダラダラと時間を過ごし、もったいない日を過ごすことになるかは、最初の計画が肝心です。
宿題をどうこなすか、無理のないスケジュールを立てて実践するようにしましょう。学校の宿題は無理のない量が出されていますから、毎日少しずつ取り組めば、1日の勉強時間はそこまで多くならないはずです。
学習の仕方を工夫して、遊びも勉強も楽しめる、良い夏休みにしましょう。そして、2学期の学習で良いスタートが切れるようにしましょう。
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