家族が離れて暮らすことになることの多い単身赴任ですが、子育てを母親が普段は一人で行うこととなり、子供のしつけも母親が主に行うことが多くなります。
子育てにおいてしつけは非常に重要であり、父親がいない状況でのしつけは不安に感じている人も多くいます。
そこで今回は単身赴任中の子供のしつけで気をつけたいポイントについて解説して行きます。
どのようなしつけを行うと良いのか、そしてポイントは何なのか、単身赴任のしつけについて解説して行きます。
単身赴任中のしつけで気をつけたいポイントは?
単身赴任中の子供のしつけで気をつけるポイントは以下の6点です。
- 声かけに気をつける
- できたことを褒めてあげる
- 落ち着いた声で話す
- 叱る時は叱る
- 愛情を持って接する
- 離れていても父親の役目は父親がやる
以上の6つについて一つずつ詳しくご紹介して行きます。
①声かけに気をつける
〜しなさい!、〜しないでね、などの命令口調、否定的な言い方ではなく、〜しようね、〜してねという前向きな声かけをしましょう。
命令口調、否定的な言い方をしてしまうと子供は特に嫌な気分になるものです。嫌な気分になってしまうことが続くとそのうち反抗的になってしまい、素直に話を聞いてくれなくなることにもつながります。
さらに子供は父親のいない寂しさをぶつける場所がなく、母親にぶつけてしまうことも。そのため、母親の強い言い方に反抗してしまうことにもなります。
そうならないためにも、〜しようねという提案をする話し方、やって欲しいことを、〜してねと伝える話し方をすることで子供も素直に行動に移しやすくなります。
子供には命令口調で子供に伝えるのではなく、前向きな声かけをしてあげましょう。
②できたことを褒めてあげる
子供がうまくできたことなどできたことは褒めてあげましょう。
例えば、テストで100点をとって自慢してきた時、習い事で今までできなかったことができるようになった時などできるようになったことがあれば褒めてあげましょう。褒められることで自信にもなりますし、子供は父親がいない寂しさもあり、愛情をいつも以上に欲しがっています。
わんぱく坊主で反抗的な子であればいつも叱ってばかりでも、できたことに対して褒めてあげることで子供の機嫌も良くなり、モチベーションもプラスになります。そして、頑張れば褒めてもらえると思い、更に頑張る原動力にもなります。
子供の自信にも繋がり、更には子供が親からの愛情を感じ取ることにもつながりますので、何かうまくできた時は褒めてあげましょう。
③落ち着いた声で話す
話す時は落ち着いた声で子供にお話をしましょう。
一人で家事・育児を行うことで余裕がなくなりついイライラしてしまうこともたくさんありますが、感情的に話すことで子供にも伝わりません。そして反抗することにもつながります。
諭すとき、叱る時は、落ち着いて感情任せに話をしないことが子供のしつけにとっても良いです。
感情的に話すことで子供は萎縮したり、また怒られるんじゃないか、感情的に言われてしまい言いくるめられるのではないか、と思ってしまい、自分の意見や思っていることを口に出せなくなってしまいます。
そうなると、大人になってからも自分の意見を言えない子となってしまうことにもつながります。
しつけの面からも話をするときは落ち着いた声で子供とお話をしてあげてください。
④叱る時は叱る
優しくするだけでなく、叱る時は叱りましょう。これは単身赴任で普段会えない父親も同様に叱る時は叱る必要があります。
そして、普段会わない父親にも叱られることで悪いことをしたと子供が理解をすることにもつながります。
例えば、約束事を守らなかった、危ないことをしたなど、非常によくないことをした時に何も言わないと子供によってはこれくらいはいいと考えることにつながり、次第にエスカレートしてしまいます。
叱る時は、なぜそのようなことをしたのかと言うことはきちんと子供の言い分も聞いてあげた上で叱るのが子供も反抗せずに、こちらの言い分を聞いてくれて、なぜいけなかったのかを理解してくれます。
たとえ叱られたとしても子供は愛情があれば伝わるものです。
先ほどの内容と重複しますが感情的にならないで話すようにしつつ、叱る時はきちんと叱りましょう。それも愛情であり、しつけの一つとなります。
⑤愛情を持って接する
普段よりもより愛情を持って接しましょう。愛情があれば信頼関係も深まります。
父がいてもいなくても愛情は必須ですが、子供は父親のいない寂しさからいつも以上に愛情を必要としています。
愛情なく育てることで、子供も親に構って欲しさから学校でみんなに迷惑をかけることをしたり、人によっては非行に走る子も中にはいます。そうなってしまうと一人で育児を頑張るお母さんの日々のストレスがさらに蓄積されてしまい、仕事との両立も含めてさらに疲弊してしまいます。
そうならないためにも日頃から愛情を持って接してあげてください。それにより、愛情を受けた子供が母親の手伝いをしてくれたり、父親代わりに兄弟の面倒を見たりと子供の自立・成長につながることも数多くあります。
愛情を持つことで信頼関係ができるため、叱ったとしても子供は受け止めて理解をすることもできます。
そのためにも普段から愛情を持って接することがとても大切になります。
⑥離れていても父親の役目は父親がやる
離れていても父親は父親です。父親の役目は父親がやるようにしましょう。
いつもいないため強く言っていいのか、と引け目を感じて甘やかしてしまう父親も数多くいますが、しつけの上で甘やかしてばかりではなく、叱る時は父親としてきちんと伝えなければなりません。
母親も一人で父親の分も頑張っている方も多くおりますが、頑張りすぎることによっていつか疲弊してしまいます。父親から言わないといけない時は父親から言うようにして叱る時は叱り、褒める時は褒めましょう。
昔の電話、メールだけの時代と異なり、今ではLINE通話などの無料で顔を見れるコミュニケーションツールがたくさんあります。父親の役目を果たすためにも定期的に、子供や母親とコミュニケーションを取り家族の変化にも気づいてあげましょう。
子供にとって、離れていても父親は大切な存在です。父親の役目は父親がする、そしてしつけに父親が積極的に参加をすることが大切です。
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まとめ
今回は単身赴任でのしつけで気をつけたいポイントを6つあげて行きました。
一人で普段は子育てをしていく時間が長く、大変なことも多いですが、子供には愛情を持って接することで必ずその愛情は伝わります。父親がいないことは大変であることは間違いありません。
しかし、日頃頑張っている母親、遠くで一人で頑張っている父親の背中を見ることで子供も大人になるべく成長しますし、愛情を持って育てることで大きくなったときに家族への感謝が生まれます。
時には叱ることも大切ですが、愛情を持って日々育てることが子供にとっての1番のしつけです。
単身赴任のしつけについて悩んでいる人がいたら、これを読んでぜひ参考にしてください。