大学3年生から4年生になると本格化する就職活動。
就活と呼ばれ、自分自身の行きたい会社の内定を取るために学生がリクルートスーツを着て説明会を受ける光景は毎年の恒例行事となっております。
その就活ですが、数年ごとに就活の解禁日が異なっているため、就活に動き出す時期が学年によって異なることもあります。
そこで今回は就活はいつから始まるのか、そしていつ終わるのか。この2つについて解説して行きます。
就活はいつから始まる?
これから就活を始める2024年卒の学生の就職活動のスケジュールは以下の通りの日程で始まります。
- 採用活動の解禁:2023年3月
- 選考解禁:2023年6月
このスケジュールは日本経済団体連合会(経団連)と政府を中心に議論して日程を決めており、2022年、2023年卒の学生の採用選考から変更はありません。
それに加えて、企業で実際に短期間働くインターンシップは2022年の夏から開催されます。
経団連に加盟している企業はこの日程ですが、非加盟の企業や外資系企業は2023年の3月よりも前に採用活動が行われることもあるので、各企業の説明会の日程についてあらかじめ確認しておきましょう。
就活はいつ終わる?
就職活動は大学4年生の7月ごろまでに8割の学生が就職活動を終えています。
2020年卒マイナビ大学生内定率調査によると、6月末までの内々定は75%程度、7月までで80%となっており、多くの学生は6〜7月に就職活動を終了しています。
6月ごろまでに終了する理由として、6月までに大手企業が選考を終えていることから大手企業の選考結果を踏まえて就職先を確定させる傾向が見られます。
そして一定数の学生は8月、9月になっても就職活動を行っており、内定を得ても満足せずに活動する場合や、内定をもらえていない人が就職活動を続けていることがみて取れます。
夏以降も後期採用枠での就職活動があるため、そこで内定を取るべく動く学生もいます。
ただ、多くの学生は6〜7月で就職活動を終了していますので6〜7月で終わると考えておきましょう。
就職活動の流れ
就職活動の流れは大きくこの6つの分かれています。
- インターンシップ
- エントリー
- 会社説明会
- エントリーシート(ES)
- 選考、面接
- 内々定
スケジュールの概要 | 時期 |
---|---|
インターンシップ | 2022年6月〜 |
企業エントリー | 2023年3月〜 |
会社説明会 | 2023年3月〜 |
エントリーシート(ES) | 2023年3月〜 |
選考、面接 | 2023年6月〜 |
内々定 | 2023年6月〜 |
以下のような日程となります。それぞれについてご紹介していきます。
①インターンシップ
就職活動の第一歩としてインターンシップがあります。
大学3年生の夏頃からできるもので、企業体験、企業訪問を一定期間行うことが可能になるものです。
メリットとして幅広い仕事や業界、そして社会人というものについて短期間ですが経験できること、社会人の方や様々な大学の大学生と出会うことができることがメリットとなります。
そして各企業によってプログラム内容というものがあり、業務を実際に行ってみたり、グループワーク等を行い仕事の擬似体験をしたりすることもあります。
就活サイトや、学校の就職課等からインターンシップの申し込みを行うことが可能です。
社会の大変さ、やりがいを実際に知ることができるため、刺激を受けて将来を考えるきっかけとなります。
企業体験、企業訪問を実際に行うインターンシップが就職活動の第一歩となります。
②企業エントリー
興味を持った企業にエントリーをして情報を集めましょう。
エントリーをすることでその企業に興味があると意思表示をすることとなり、その企業の情報を詳しく知ることが可能になります。
エントリーをした後に必ず企業説明会に行かなければならない、エントリーシートを提出しなければならないというわけではありません。
そのため多くの業界、企業へエントリーを行うことがオススメです。
少ない人で数社、多い人で100社以上のエントリーをすることもあり、その就活生によってエントリー数は大きく分かれますが、エントリー数は多い方が良いといえます。
少しでも興味がある企業があればエントリーを行って情報を集めてください。
③会社説明会
企業が就活生に向けて企業理念、事業内容をPRを行う場になります。
説明会は大きく分けて2つあり、多くの業界企業が集まる合同企業説明会と、一つの会社が単独で開催する単独会社説明会の2つがあります。
会社説明会では座談会といって社員の方と質疑応答できる時間や、グループワーク、エントリーシートの記入が行われることもあり、企業に自分をアピールしたり、企業の人事担当に名前と顔を覚えてもらうことも可能です。
就活生に向けて企業理念などをPRすると同時に、学生側も企業へのアピールも行える場になります。
④エントリーシート(ES)
企業の中にはエントリーシートの提出を求められることがあるので、作成して提出します。
webでの提出が多いですが、企業によっては手書きで提出する場合もあります。
さらに、アピールすべき点をプレゼンテーション形式で提出を求められることもあり、企業によってさまざまな形でエントリーシートを提出します。
ポイントとして、自分の個性、人柄がわかるように表現すること、経験談を具体的に書くこと、エピソードを事実に沿って書くこと、自分の強みが仕事にどのように活きるのか表現することが必要です。
企業によって作成方法、提出方法はさまざまであり、各企業の提出書式に沿って提出しましょう。
⑤選考、面接
エントリーシートが通過した場合に、筆記試験、書類選考を行い、それが通過できると面接になります。
筆記試験では語彙力、読解力を問われたり、計算力や思考力を図ったり、性格適性で適性を測り選考を行います。
さらに、書類選考では履歴書の提出があります。企業にPRしたり、自分の強みをアピールしたり、自分の志望動機を書いて企業へ志望度の高さをアピールしましょう。
そして書類選考を通過すると面接になります。
大きく分けて4通りあります。
①個人面接
学生一人に対して行う個人面接です。時間は15〜30分であり、掘り下げた質問をされます。
最終面接で個人面接が行われることが多く、その場合、役員等と面接をすることとなります。
自分の志望度、熱意を伝えることが大切です。
②集団面接
2〜4名同時に面接をします。1次面接、2次面接に多く、自分を印象づけることが大切です。
自分の第一印象で決まることもあるので、清潔感、身だしなみを整えて挑みましょう。
③グループディスカッション形式
6〜8人でグループを組んで、指定テーマについて討論します。各グループでその討論結果を発表することもあります。
司会、タイムキーパー、書記などを分担しチームワークよく進めていく必要があります。
④プレゼン型面接
自分の研究内容を説明していく内容となります。研究職、開発職などの職種別で専門知識が必要となる職の採用で行われることが多くあります。
文系学生の面接ではあまりみられず、主に理系学生の面接で行われます。
⑥内々定
面接までを終えて、企業が社員として採用したい時に内々定が出ます。
正式決定ではありませんが、卒業後に社会人になることが確定した状態です。
何社か内定をもらえた場合はその中から選択して企業を選ぶこととなります。
自分のいきたい企業に内々定をもらうことができたら就職活動を終了することが一般的です。
\ マナビバに少しでも興味がある方はコチラ!/
まとめ
今回は就職活動がいつから始まるか、そしていつ終わるのかに加えて、就職活動の流れについて書いていきました。
大学3年生の夏から初めて大学4年生の6〜7月までに終了していく学生が大半となります。
そして、エントリーシートから始まり面接までは3ヶ月ほどの日程になるため、その数ヶ月間は多忙となるため、体調管理には十分に気を配って就職活動を行ってください。
就職活動の開始時期、終了時期、流れを知りたい方はこれを読んでぜひ参考にしてくださいね。
↑高学歴は就職に有利なのかどうか、メリット・デメリットについて説明しています!
↑リケジョの将来の夢、人気の就職先を紹介しています!