部活に入らず、学校が終わったらすぐに家に帰る人を俗に帰宅部などといいます。
この帰宅部は部活に入っていないので、部活仲間同士で仲良くなったりするということがなく、学校生活で孤独を感じやすいですし、周りが仲の良い人で集まってグループを作っている中、自分だけ一人だと辛くなってきますよね。
でも、中には帰宅部でも孤独や辛さとは無縁そうで、楽しそうにしている人もいます。
そこで、今回は帰宅部が孤独や辛さを感じる理由と、帰宅部を楽しむためにすべきことをマナビバが解説します!
帰宅部が孤独や辛さを感じる理由
帰宅部が孤独や辛さを感じる理由は、大きく分けて2つあり、1つは部活をやっている人の話やグループに入れないなどの部活組の輪から外れてしまうこと、もう1つは部活をやっていないことで生じる時間についてです。
では、実際にどのような点で孤独や辛さを感じるのか見ていきましょう。
部活漬けの生活の話に共感できない
周りが部活漬けでどれだけ大変かを話している時に、その生活の大変さを理解したり共感してあげられないことは、部活をやっている人たちのグループに上手く入り込めなくなる要因ですし、グループに入れても周りの話についていけず、自分だけ仲間外れなんだと感じてしまうようになります。
部活の話で盛り上がれない
人は誰しも自分の話を聞いてほしいと思うものです。
ですから、部活をやっている人は、昨日部活でこんなことがあったということをよく話しますし、相手の部活はどうだったのかも気になって聞いたりします。
そんな時に、帰宅部だと「いつも何してるの?」「何か変わったこととかあった?」などの質問で困ってしまい、「何もなかった」などと答えると面白くないやつだと思われてしまいます。
その結果、人が離れていったりしてしまうのです。
友達ができにくい
部活に入っていないことは、学校生活の中でもかなりの時間行動を共にする部活のつながりというのがないので、単純に友達ができにくくなります。
友達がいないと、当然ですが孤独を感じますし、ほかの友達グループを見て辛さを感じるようになることもあります。
時間を持て余す
帰宅部はほかの人が部活をしている時間がまるまる空くわけですが、普段部活をやって忙しくしている人がたまの休みで時間が空くのとは違い、いつも空いているとそのうち時間を持て余すようになります。
何か趣味に打ち込んだり、勉強しまくるなどの行動をしていればいいのですが、帰宅部で孤独や辛さを感じる人は、この時間に何かするわけでもなく、暇つぶしをします。
YouTubeで動画を見る、ゲームをする、アニメを見る、ずっとSNSを見るなど、それに夢中になっている間は楽しいのですが、ふとした時に「自分は何をしているんだろう」という気持ちになり、時間を持て余すことが辛くなってくるのです。
何かをしようとしても今更何もできないと思ってしまう
そして、時間を持て余し、それが辛くなってくると、何かをしないとと思うものの、今更部活に入るわけにもいかず、何もできることがないと思うようになります。
何かをしないとという焦燥感はあるものの、だからといって何をすればいいのかはわからず、焦燥感から逃げるためにYouTubeやゲームにのめり込むようになるのです。
帰宅部を楽しむためにすべきこと
ここまで、帰宅部の孤独や辛さについて見てきましたが、帰宅部の全員がそんな悩みを抱えているわけではありません。
もちろん、帰宅部でも楽しんでいる人はいます。
では、早速帰宅部を楽しむためにすべきことについて見ていきましょう。
学校行事に全力を注ぎ込む
文化祭や体育祭などの学校行事を全力でやるようにしましょう。
こういった学校行事はみんなが全力でやればやるほど楽しくなるものです。
そして、学校行事ではリーダーに立候補し、自分が行事を動かす側になるのをオススメします。
部活をしていると、学校行事に全力を注ぎ込みたくても、練習がありますし、準備期間と大会などが重なることもあり、どうしても集中できなかったりします。
その分、帰宅部で時間に余裕のある自分がリーダーになれば、クラスの中心的人物として色々な人に関わることができますし、帰宅部でどうしても部活仲間ほど深い関係になれないところを補うことができます。
趣味の仲間と大会などに出る
部活には所属していないけど楽器をやっている、実はFPSをやりこんでいてかなり上手いなど、趣味や特技があるなら、同じことをしている仲間を探してみましょう。
仲間は学校内で探してもいいですし、学校外で探すのもいいです。
仲間とバンドを組みライブをしたり、チームを組んでeスポーツ大会に出場するなど、部活以外でもみんなで何かを頑張る機会というのはあります。
部活の代わりとして、自分の好きなことに打ち込んでみましょう!
バイトをする
帰宅部は部活をしている人よりも時間に余裕があるので、バイトをするというのも選択肢の一つになります。
バイトでは学校生活では学べないような経験を積むこともできますし、バイト先の人と友達になるということも多いです。
また、バイトをするとお金を稼げて、そのお金で今まで興味はあったけど道具が高くて手が出せなかったことに挑戦することもできます。他にも、旅行に行くなども面白いですね。
友達と遊びまくる
帰宅部は部活組より時間にゆとりがあるからこそ、遊ぶことに割ける時間も多いです。
部活も基本的には定休日がありますし、体育館やグラウンドの割り当ての関係上、定休日はローテーションになっていることが多いです。
そのため、月曜日はバレー部の友達、火曜日はサッカー部の友達、水曜日は軽音楽部の友達……、といったように帰宅部だからこそ幅広い友達付き合いが可能です。
この強みを活かして、友達と遊びまくれば、孤独を感じることはありません。
恋愛をする
恋愛も、帰宅部だからこその強みを発揮できるものです。
恋愛における帰宅部の強みは、相手のライフスタイルに合わせられるので、すれ違いがほぼないことです。
たしかに、同じ部活のカップルはオフが同じでデートもしやすいですし、共通の話題がたくさんあるので恋愛においては強みがたくさんあります。
しかし、部活が異なると休みが合わないことも多く、付き合っているのに全然会えない、デートできないという日が続くことも珍しくなく、そのうちすれ違いが起きて別れるなんてことも多いです。
この点、帰宅部だと時運が相手のスケジュールに合わせれば問題が起きません。
部活で帰りが遅い相手を待つ間は、勉強をしておくのがオススメです。
勉強と恋愛を両立できますし、勉強をしていれば部活で忙しくて勉強できていなかった相手をテスト前に勉強デートに誘うこともできますよ。
放課後に友達同士で勉強する
学校で自習できる環境があったり、学校帰りにみんなで集まって勉強できる場所があるなら、放課後に友達同士で集まって勉強するのはオススメです。
特に、これは受験勉強が本格化する少し前の時期にオススメできるものです。
この時期は、勉強しなければならないという意識があるものの、まだなかなか気持ちが切り替わらない時期でもあります。
そんな時期だからこそ、友達同士で勉強することで「みんな頑張った」という気持ちになれますし、勉強したんだから遊びに行こうと誘いやすくもなります。
みんなで勉強をして、みんなで遊ぶことで仲間意識や一体感というのが生まれます。
この仲間意識は受験生にとって非常に心強い支えとなりますし、その分最後の文化祭や体育祭を全力で頑張ろうという意識にもなりやすく、最後に最高の思い出ができることでしょう。
まとめ
帰宅部が孤独や辛さを感じる理由と、帰宅部を楽しむためにすべきことについて見てきましたが、いかがだったでしょうか。
帰宅部は、自ら精力的に行動をしないと、ただ暇な時間が増えるだけでつまらない生活を送ることになります。
しかし、空いている時間を利用して何かに積極的に取り組むと、生き生きとした生活を送ることができます。
帰宅部で孤独や辛さを感じているなら、この記事を参考に何かに取り組んでみてください!