中学生と高校生の大きな違いの一つに、アルバイトができるかどうかという違いがあります。
校則で禁止されているところも多いですが、高校生でアルバイトをしている人は全体の約20%いて、その半分くらいは部活と両立をしています。
しかし、部活とバイトを両方やるのはすごく大変で、どちらかに絞ろうかと考えている人も多いはずです。
そこで、今回は部活とバイトはどっちが大事なのかを解説したのち、本当はどっちも頑張りたいという人向けに両立する方法をマナビバが解説します!
高校生は部活とバイトでは部活の方が大事!その理由は?
高校生の部活とバイトでは、部活の方が大事です。
もちろん大前提として、一番大事なのは勉強なので、スケジュールを組むときはまず勉強の時間を確保できることを確認し、その上で部活やバイトを入れていく必要があります。
ですから、学校と勉強の時間以外で部活やバイトをしないといけないので、どちらも両立するのはとても大変です。
ならば部活とバイトはどっちが大事なのかというと、それは部活です。
では、なぜ部活の方が大事なのか、その理由を見ていきましょう。
部活でしか得られないものがある
バイトはたしかに一つの社会経験になりますし、自分でお金を稼ぐことでできることが増え、新しいことに挑戦しやすくなります。
しかし、部活は大学でもありますが、高校生までで競技をやめてしまったり、サークルでのんびりとやる、大学からは違うことに挑戦するという人も多く、高校までのようにみんながやっているというものではなくなりますし、一部の大学に強い選手が集まりすぎて格差が大きくなりすぎてしまうことも珍しくありません。
ですから、高校での部活というのは特別なものがあるのです。
そして、部活には部活でしか得られないものというのがあり、それは以下のものになります。
- 同じ環境で頑張ってきた仲間ができる
- 根性がつく
- 部活の実績次第では大学への推薦などで有利に働く
- 時間の使い方が上手くなる
部活では同じような環境で頑張ってきた仲間ができます。やはり、自分の苦労を分かち合える仲間というのは特別で、長く辛い戦いである大学受験においても、同じ環境で頑張ってきた仲間がいることは非常に心強いです。
また、部活をやっていると、先生や先輩のような上の立場の人から理不尽なことを言われることも多いですが、どんなに理不尽でもこなさなければならないこともあります。こういった理不尽を乗り越えた経験があると、根性がつき、受験や就職後に非常に役に立ちます。
他にも、部活と勉強をきっちりこなすことは時間の効率的な使い方ができていないとできないので、その訓練ににもなりますし、部活で活躍すればそれで推薦などをもらえたり、部活自体では推薦をもらえなくても、加点要素として扱われます。
バイトは自分でシフトの希望をできるので、休めたい時に休めてしまう関係上、時間の使い方という点では部活ほど上手になれませんし、推薦などで役に立つこともありません。
バイトよりも部活をやっていたことを重視する会社が多い
部活を通して集団生活や上下関係を体験することは根性がつくだけでなく、みんなのために頑張らないといけない責任感や計画性、ほかの人に認めさせてやろうという意欲や態度が身につきます。
また、部活の仲間と目標に向かって努力した経験は、仕事をする上でも非常に役に立つので、評価する企業が多いです。
そのため、バイトの社会経験よりも、部活をやっていたことの方を評価する会社が多いので、高校生のうちは部活の方が大事といえます。
バイトは大学生になってもできる
高校生の部活は高校生のうちにしかできませんが、高校生でできるバイトは大学生になってもできます。
ですから、部活とバイトのどっちを続けるかで悩むなら、部活を続けて大学生になってからまたバイトをするようにしましょう。
部活とバイトを両立する方法
ここまで部活とバイトでは部活の方が大事だと述べてきましたが、どっちも両立して頑張りたいと思う人もいますよね。
ここでは、そんな人のために勉強をしっかりこなしながら部活とバイトを両立する方法を紹介します!
週末のみでも大丈夫なバイトをする
平日は学校の授業と部活で忙しいので、バイトは土日にするというのは両立をする上で代表的な方法です。
1週間のスケジュールが組みやすいですし、勉強をする時間も確保できます。
やはり、平日に授業をやって部活をして、その上でバイトをするとなると、勉強する時間がなくなってしまうので相当厳しいです。
部活の予定に合わせてバイトを入れる
先ほども部活とバイトでは部活の方が大事だと言いましたが、あくまで部活を優先して、空いた時間にバイトを入れるようにしましょう。
部活の定休日はシフトを長めにして、部活のある日は時短などができると両立しやすいです。
早朝のバイトをする
日中は授業や部活があるので、バイトを学校に行く前の朝の時間に入れると、時間を上手に使えて両立しやすいです。
部活が終わった後にバイトを入れることもできますが、そうすると勉強の時間がなくなってしまいます。
また、法律により18歳未満は22時〜翌5時まではバイトが出来ないため、部活が終わった後から22時の勤務だと時間が短すぎて、あまりシフトを入れてくれないという問題もあります。
短期や単発バイトにする
あくまで部活と普段の勉強がメインで、バイトは短期や単発のものに絞り、土日や夏休みなどの長期休業に入れると、両立しやすいでしょう。
リゾートバイトやクリスマスケーキの販売などの季節的要因の強いものは短期でやりやすいバイトです。
テスト前と大会前は勤務を減らす
あくまで第一に勉強、第二に部活、その次にバイトなので、大事なテスト前や部活の大会前はバイトの調整をして勤務を減らすようにしましょう。
特に部活の大会前は練習がハードになったり、練習試合などでスケジュールの変更が多いので、勤務を減らさないとどの道部活に支障が出ます。
週1でも大丈夫などのシフト調整しやすいバイトにする
そもそもバイトを探す際、「週1回OK」「1日2時間〜OK」などの条件でバイトを探しておくと、両立しやすくなります。
人数が少なく、忙しいバイトだとなかなか休めませんし、週の勤務回数が多かったり一回あたりの勤務時間が長いと両立は困難ですよね。
部活の方を活動日が少ないものにする
今から部活を変えるのは大変ですし、せっかくやりたいことをしているのに変えては意味がないかもしれませんが、活動日が少ない部活にするのも、部活とバイトの両立では重要です。
活動日が週1〜3回しかないような部活なら、ほかの日に部活と同じくらいの時間でバイトを入れるだけでも、十分バイトもできますし、部活やバイト後の時間に勉強をすることもできます。
まとめ
部活とバイトはどっちが大事なのかと、両立する方法について見ていきましたがいかがだったでしょうか。
高校生の卒業後の進路というのは、その後の人生に大きく影響します。
ですから、部活にしてもバイトにしても、勉強に支障が出ない範囲ですることが大原則です。
そのため、ほぼ毎日部活の後バイトに行くような生活は、勉強を捨ててしまっているので両立しているとはいえません。
優先順位を考えて、できる範囲でバイトをしていくようにしましょう。