部活を続けていると、最近楽しくないな、つまらないなと感じたことがある人も多いはずです。
でも、部活が嫌いで仕方ないとかそういうわけではなく、辞めたいとまでは思っていないのではありませんか?
今はなんか楽しくないけど、また部活を思いきり楽しめるようになれれば嬉しいですよね。
今回は、そんな部活が楽しめない、つまらない時の対処法と、そもそもなぜ部活が楽しくなくなるのかをマナビバが解説していきます。
部活を楽しめないときの対処法
部活を楽しめない、つまらない時の対処法として、一番大切なことは自分が部活をやる目的を見つめ直すことです。
もっと上手くなりたいのか、仲間と楽しくやりたいのか、それによって取るべき方法も変わってきます。
上手くなりたいのなら、上手くなる方法を考えれば楽しくなりますし、仲間と楽しくやりたいのなら、仲間と意識を合わせていくのが大切になります。
ここでは部活をどう楽しむのか、考えるための方法を紹介していきます。
少しずつ練習を工夫する
一定以上の技術が身につくと、成長は緩やかなものになります。
最初は初めてのことでたしかに難しいのですが、技術がグングン成長するから部活を楽しめます。
成長率が鈍くなる中級者くらいの時期から、成長が実感しづらくなり、成長を楽しむことができなくなっていきます。
これを解消するのに重要なことが、「少しずつ練習を工夫する」ことです。
顧問に言われたままの、目的のわからない練習をそのままやっていても、その練習をすることでどうなりたいのかがないので、みんなと同等以上の成長はできません。
自分で「この練習にはこの動作があるから、このテクニックを意識する」というように、練習の目的を決めてしまいましょう。
練習の目的が決まれば、その目的をクリアするために意識することも明確になるので、練習の時気をつけることがわかりやすくなりますし、そこに気をつけるために工夫することも見えてきます。
自分なりの工夫をして、ここが上手くなったというような結果が出ると、達成感を感じられて部活が楽しくなるはずです。
環境を変える
自分が上手くなりすぎて部内にライバルがいなくなったら、部活外のサークルやクラブに飛び込んでみるなど環境を変えてみましょう。これは特に卓球やテニスなどの個人競技おいて有効です。
自分と競える相手がいればそれだけで楽しいと感じますし、自分に足りないものが明確になるので、部活に戻ったときに練習したことがはっきりするので、練習の意義を感じやすいです。
それに、部活内の人とばかり練習しているとマンネリ化することもあるので、他校の知り合いに声をかけて一緒に練習してみるのも新鮮でいい経験になります。
自分のやる気を見せる
自分は頑張りたいのに、部活仲間のやる気が無くて楽しくないときはこれが有効です。たしかに、周りがやる気をなくしている中、自分だけ頑張るというのは辛いかもしれません。
しかし、人は周りの人の行動に影響を受けるものです。みんなを引っ張ろうとすれば、次第にやる気を出してくれる人も出てきますよ。
最初はみんなに全ての練習でやる気を出してもらうのが難しいとしても、「この練習だけ自分に付き合って本気でやってほしい」などとお願いして、一人ずつ巻き込んでいけば、次第にみんな頑張ろうという気になってくれますよ。
ストレスの原因を特定して対処
部活が楽しくなくなった原因が部活以外の問題のこともあります。
たとえば、恋愛が上手くいかずフラれた、友達とケンカしてしまいクラスの空気が悪いなど、部活以外のことでネガティブなことがあると、他のことにも影響は出るのです。
人間は「クラス」「恋愛」「部活」のように物事をを完全に切り離して考えることができないのです。
もし、何かストレスがあるのなら、その原因をストレスをちゃんと特定して対処しましょう。
恋愛で失敗したなら次の恋を見つける、友人関係で失敗したのなら仲直りをしたり新しい友人関係を築く、ということです。
もしストレスの対処ができないなら、全力で一心不乱に部活に打ち込みましょう。特に運動部なら、疲れきってヘトヘトになって動けないくらい全力を出すのです。
全力を出している間は、ストレスのことなんて忘れられますし、気持ちも軽くなります。
人に相談する
部活がつまらないなど、悩みがあるときは人に相談するのも有効です。
人はストレスを感じていると、そのストレスのことしか頭の中に浮かばなくなってしまうものです。
原因を特定できたり、部活に一心不乱に打ち込んで忘れられればいいですが、それもできないとき、もしくは信頼できる相手がいるのなら、人に相談してみましょう。友達や両親、先生など誰でも構いません。
誰かに悩みを打ち明けることによって、自分では想像もしなかった解決策が見つかることがありますし、話すことそのものが、ストレス解消にもなります。答えが出なくても、話を聞いてもらえるだけでも、気分は上向きます。
部活が楽しくない理由
部活が楽しくない・つまらない理由は、大きく分けて2種類あります。
1つは部活内で部活を頑張る目的を見失ってしまっていること、もう1つは部活以外でトラブルが起きてそれを部活に引きずってしまっていることです。
ここではこの2つのパターンとも解説をしていくので、見ていきましょう。
技術が伸びなくなった
スポーツでも楽器でも、初心者のうちは練習すればするほど技術が上達して、上達することがモチベーションとなって練習を頑張ることができます。
しかし、ある程度の日数が経つと、技術の伸びが停滞して、やりがいが感じられなくなるのです。
このまま漫然と練習をしても、技術は頭打ちになりますし、練習自体を面白いと感じることは難しいでしょう。
そのため、先述した練習の際に、上手くなるための工夫をしていく、そして目標を立てて、目標をその工夫により達成できたかを考える必要があります。
上達しすぎて競争相手がいなくなった
成長や上手い・下手というのは、周囲の人間と比較することで実感ができるものです。
しかし、自分だけがずば抜けて上手い環境だと、自分の成長がわかりませんし、対等に競える相手がいないので楽しむことが難しいです。
こういうときは、環境を変えて部活以外の場所に飛び込んでみるのも良い選択です。
部活の仲間とモチベーションが合わない
自分は大会で勝ち進んで全国に行き、そこでも活躍したいと思うくらいのモチベーションがあるのに、他の部員はまったりと週何回か体を動かせればいいという考えだと、部活に対する意識が違いすぎて上手く行きません。逆もまた然りです。
初心者の頃はみんな純粋に部活を楽しんでいて、このモチベーションの面で合わないということは少ないのですが、部活に入ってある程度の日数が経ち、上達度合いに差が出てくると、上手くなった人はもっと頑張りたいと思いますし、あまり上手くならなかった子は見切りをつけてしまい、モチベーションが下がっていくのです。
そうすると、部活の仲間とモチベーションが合わず、段々自分も部活を楽しめなくなってしまいます。
部活以外のところでストレスを抱えている
先ほども触れましたが、人間はなかなかキッパリと部活は部活、クラスはクラス、恋愛は恋愛というように物事を分けることはできません。部活以外のところでストレスを感じると、部活にも影響してしまうものです。
家族、友人、恋人、勉強などなど部活以外でもストレスを抱える要因はたくさんあります。
上述したように、何がストレスなのかを特定して、それを発散しないと部活に前向きになることは難しいです。
部活内の人間関係がうまくいっていない
部活内の人間関係がうまくいかないことは、部活が楽しくなくなる大きな理由の一つです。
部活は、学校の中でも特に関係性が濃いコミュニティで、顧問や先輩、同期、後輩などさまざまな相手がいて、その中で上手くいかないことが起きると、空気が悪くなります。
たとえば、顧問が一部の生徒を特別扱いしていたり、逆に一部の生徒の努力を無視したりするなど、生徒への接し方が平等ではないと、理不尽に感じるものです。
他にも、先輩からの強要、後輩にバカにされるなども辛くなります。
同期との関係もこじれてしまうと同級生もいたりするので、部活以外の時間にも影響が及びます。
こんな状態では、部活を楽しいと感じるのは難しいですよね。
部活がキツすぎる
練習が多すぎたり、厳しすぎる部活をブラック企業という言葉になぞらえて、ブラック部活などと言われることもありますが、練習がキツすぎる部活は楽しいと感じるのが難しいです。
特に、楽しく体を動かしたいくらいの考えで部活に参加した場合、そんな厳しい部活だと辛いですし、楽しいとは思いづらいでしょう。
まとめ
部活が楽しくない・つまらない時の対処法と、そもそもなぜ部活が楽しくなくなるのかを解説してきましたが、いかがだったでしょうか。
部活というのは、私立の強豪校でもない限り、上級者がいっぱい入るのか、初心者ばかりなのかは運次第です。
特に、公立中学校の部活になると、地元にたまたま経験者がいるのか、いないのかで決まってくるので、私立中や高校に比べるとさらに運の要素が強いです。
そんな環境なので、自分にとってピッタリの環境が手に入るとは限らないのが部活なのです。
しかし、意識の仕方次第で、そんな部活の練習も意義のあるものにできるので、部活への意識を変えて、楽しめるようにしていきましょう。